ホーリーランド(漫画・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ホーリーランド』とは、2000年に森恒二により『ヤングアニマル』にて2008年まで連載された日本の格闘漫画であり、また漫画を原作としてドラマ作品である。不良たちが闊歩する夜の繁華街を舞台に「ヤンキー狩り」と噂される気弱な高校生神代ユウが様々な強敵と対決し路上の喧嘩での格闘技の恐ろしさをリアルに描く。

吉井よりかなり粘着質で執念深い男。幾度となくユウの前に立ちふさがるも何度も敗北。他の人物にもやられているので喧嘩の腕はそれほどでもない。しかし目的達成のためならどんな手段でも使う非情さ、冷酷さが尋常ではない。同じ高校のカトーと共謀しシンイチを集団で袋叩きにして病院送りにする。しかしこのことがきっかけでユウの怒りを買い最終的にユウに倒される。ユウに敗北してからは脱法ドラッグの売人グループに入りマイの友人を薬漬けにしたり、マイを拉致しようとしたりとかなりの悪役っぷりを見せる。マイを人質にユウの全てを奪おうとするも駆け付けたショウゴより阻止される。その後再びユウに倒されて街に居場所がなくなる。

加藤(かとう/演:弓削智久)

代沢高校の中退者。格闘技はやってないが恵まれた体格、喧嘩術を駆使する戦闘スタイルはかなりのものである。真正面の殴り合いはやはり格闘家にはかなわないが凶器の使い方、路上での喧嘩の立ち回りで相手を圧倒する。少年院上がりで常にラリッた危ない男でリンチが大好き。ユウの親友シンイチを集団でリンチを行いユウの怒りを買う。ユウと戦う前にショウゴと戦うも頭突き、金的攻撃などでショウゴの流れを崩し倒してしまう。その後ユウと製材所にて対決しユウを追い詰めるがショウゴに伝授された肘打ちを受け一気に逆転され、ショウゴ直伝のハイキックを受けて敗北。その後も脱法ドラッグを狙い売人グループ接触するも用心棒に敗北してしまう。

白泉会

長田

実践空手白泉会のエース。ショウゴの先輩でもある白泉会であることに誇りを持っているが器の小さい男。かつてショウゴに絡んで喧嘩のような組み手を挑み逆にやられてしまう。そのことがきっかけでショウゴに不利なルールでいびるようになる。ショウゴがユウに敗れた噂を聞きユウをおびき出し徹底的に痛めつける。しかし路上でユウに再戦を申し込まれ敗北。

中村

実践空手白泉会の会員で長田の後輩。黒帯なので強い。しかし長田に逆らえない節があったり、シンイチに口喧嘩で言いくるめられる小心者。長田に命令されユウを白泉会道場におびき出した張本人。シンイチに口喧嘩で言いくるめられ反省し改心した。その後ユウたちとつるむことが多くなる。マイが脱法ドラッグの売人達に拉致されそうになった時も防衛のために戦った。ちなみにユウと同じ学校の先輩で高校二年生

晃陽高校ボクシング部

山崎

ユウと同じ高校の先輩。ボクシング部に所属しておりボクシングの実力は部内でもトップレベル。自信過剰な面もあるが面倒見の良い明るい先輩だったユウの戦闘スタイルがボクシングということもあり興味を持つ。そして部に招待しスパーリングを行う。本当のボクシングを思い知らせようとするが暴走したユウのハイキックにて敗北に喫する。ユウに負けた後は後輩をスパーリングで失神させたり、パンチを一回受けただけで戦意喪失してしまうようになったりと人が変わってしまった。しかし小原ヨシトに敗北したユウが彼にボクシングの教えを乞うようになる。最初は無視したり疎ましかったが徐々に熱意に負け本格的に指導するようになる。ユウのボクシングスキルを一気にハイレベルに引き上げた。

街のキックボクシングジム

小原ヨシト

キックボクシングのジムに通うキックボクサー。元々街の不良だったがジムでボコボコにやられてしまう。その悔しさからジムに入会しキックボクシングに打ち込む。所属ジムの会長からプロになれと小言のように言われる日々に刺激を求めていた。そんな時にユウの噂を聞き勝負を申し込み勝利。しかしその後再起したユウから逆に勝負を挑まれ街での最後の喧嘩をする。お互い実力は均衡していたが山崎の指導により大幅にボクシングスキルをアップグレードしたユウに敗北する。敗北するが次は表舞台でやろうと言葉を残し街を出た。

脱法ドラッグ密売グループ

キング

脱法ドラッグを街に広めた張本人。様々な街を渡り歩きドラッグを蔓延させて金儲けをしていた悪人。拳法の使い手で関節を極める柔法と打撃の剛法で相手を圧倒する。その腕前を観戦していた井沢は「道場で基礎を固め、路上で実践を積んだかなり出来る」と評価しユウも尊敬できる技とまで言わせた。彼の蔓延させる脱法ドラッグによりマイの友人、井沢の友人、そしてショウゴまでもが堕ちてしまった。用心棒で総合格闘技の使い手を用意したり、ドラッグ漬けにした人物を駒として使ったりと策略家な面もある。最終的に街の不良たちに導かれユウと最終決戦に臨む。拳法で善戦するが敗北。彼は最後にやられる前にやる側に回った。甘い時間を貪る連中が嫌いだから踏みにじってきたと心情を吐露するした。しかし「貴方も甘い時間を過ごしていたはず。ドラッグ以外に拳を交えた相手に何かを感じ人と関わり何も思わなかったわけがない」と諭され敗北を認め、街を出ていくことを宣言する。

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