メガロマン(Megaloman)のネタバレ解説・考察まとめ

『メガロマン』とは、1979年に放送された東宝制作の特撮番組である。第3次ウルトラブームの中で制作されたもので、たてがみという目立つビジュアルやアクションに中国拳法を取り入れた点が特徴となっている。ロゼッタ星を征服した黒星族の地球侵略に対し、亡命者の母を持つ獅子堂たかしが炎の超人に変身して立ち向かう。物語後半では、敵の司令官キャプテン・ダガーが生き別れた双子の弟だったという過酷な運命と兄弟対決が描かれた。漫画版では雁屋哲が原作を書き下ろしたことでも知られる一作である。

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『メガロマン』の概要

『メガロマン』とは、1979年5月7日から12月24日までフジテレビ系列にて全31話が放送された東宝制作の特撮ヒーロー番組である。
巨大ヒーロー作品としては『ウルトラマンレオ』以来5年ぶりの新作であり、当時再放送などで盛り上がりを見せていた第3次ウルトラブームを背景に制作された。

物語は一話完結の形式を基本としつつも、侵略作戦の段階的な進行や主人公にまつわる複雑な背景など、連続ドラマとしての構成も重視されている。本作はたてがみという目立つ特徴をスーツに取り込んでおり、アクションに中国拳法のエッセンスを用いるなど斬新な工夫が多く見られた。

ストーリーは、ロゼッタ星を征服した好戦的な「黒星族」が次の標的を地球に定め、侵略を開始するところから始まる。ロゼッタ星から亡命したたてがみ族の女性ローズマリーは、地球人の拳法家との間に生まれた息子である獅子堂たかしにメガロン・ブレスレットを託す。たかしは炎の超人メガロマンに変身し、黒星族が送り込む怪獣軍団に立ち向かう。
劇中の終盤では、黒星族の司令官キャプテン・ダガーが、実は幼い頃に生き別れ、敵として育てられたたかしの双子の弟ひろしであったという悲劇的な事実が明かされ、宿命の兄弟対決が物語の軸となった。なお、本作は漫画版の原作を雁屋哲が担当していたことでも知られる。

『メガロマン』のあらすじ・ストーリー

ロゼッタ星の悲劇と地球への逃亡

宇宙の彼方にあるロゼッタ星では、平和を愛する「たてがみ族」と、好戦的な「黒星族」が共存していた。しかし、黒星族が民族紛争の末に星全体を征服。たてがみ族のローズマリーは、生き別れた息子の一人を連れて地球へと逃げ延びた。彼女は地球で拳法の達人・獅子堂剛(ししどう ごう)と結ばれ、息子・たかしを育てるが、黒星族の魔の手はついに地球にも伸びようとしていた。

炎の超人メガロマンの誕生

黒星族の総統スメラーは、地球侵略の拠点として「地球バリヤーパイル作戦」を開始する。これに対抗するため、ローズマリーは息子・たかしに超能力の源である「メガロン・ブレスレット」を託した。たかしは、拳法の技を駆使して戦う炎の巨人「メガロマン」へと変身し、同じくブレスレットを授けられた仲間たちと共に、黒星族が送り込む巨大怪獣との戦いに身を投じる。

宿命の兄弟対決

地球侵略司令官として現れたキャプテン・ダガーは、実は幼い頃に黒星族に連れ去られた、たかしの双子の弟・ひろしであった。ひろしは黒星族として冷酷に育てられ、兄であるたかしと地球を滅ぼそうとする。たかしは肉親と戦わねばならないという過酷な運命に苦悩しながらも、地球の平和を守るために、メガロマンとして最大の敵である弟との決戦に挑んでいく。

『メガロマン』の登場人物・キャラクター

地球・たてがみ族

獅子堂 たかし(ししどう たかし/演:北詰優基)

出典: blog.goo.ne.jp

獅子堂 たかし

本作の主人公で、設定年齢は16歳。地球人の父親とロゼッタ星人の母親の間に生まれたハーフである。師匠である高嶺壮源(たかみね そうげん)から伝授された中国拳法を体得しており、メガロン・ブレスレットを用いることで赤いエナジースーツを身にまとい、黒星族の脅威に立ち向かう。

出典: www.kanshin.com

炎の超人メガロマン

出典: blog.goo.ne.jp

身長150メートル・体重8800トン。
ちなみにウルトラマンは身長40メートル・体重3万5千トンである。

変身後の「エナジー・アップ」状態では飛行能力を有し、怪獣出現の報を受けると即座に空から戦地へと急行してメガロマンへと変身を遂げる。また、「スクラムエナジー!」という掛け声と共に、仲間たちのブレスレットに自身のエネルギーを分け与え、彼らのエナジースーツを強化・装着させる能力も持つ。過去に黒星族の捕虜となりダガーから屈辱的な扱いを受けたこともあるが、奴隷として虐げられていた同族の青年の身を挺した助けにより窮地を脱した。

獅子堂 マリ(ししどう マリ/演:高林由紀子)

出典: ameblo.jp

右が獅子堂マリ(ローズマリー)

たかしの母親であり、ロゼッタ星のたてがみ族。本名はローズマリー。かつてロゼッタ星に不時着した地球人の宇宙飛行士・獅子堂剛と結ばれ、双子の兄弟を授かる。
しかし、両部族間の激しい紛争の中で子供たちとは生き別れになり、ロゼッタ星が陥落した際に地球へと亡命した。黒星族による地球への侵攻を予見していた彼女は、第1話で息子たかしに、第2話では共に戦う決意をした仲間たちにブレスレットを託し、自身の正体を明かした。ロゼッタ星脱出時に使用した宇宙船を拠点に、戦いのアドバイスを送り後方支援を務める。敵司令官ダガーの首筋にある痣から、彼が失われたもう一人の息子「ひろし」であると確信し、必死に母としての情愛を訴え続けるが、長年の断絶ゆえに拒絶され続ける。

獅子堂 剛(ししどう ごう/演:川津祐介)

たかしとひろしの父親で、高嶺壮源の親友でもある地球人の宇宙飛行士。拳法の達人でもあり、当初はダガーとの戦いで命を落としたと思われていた。
しかし物語中盤、ロゼッタ星で反乱軍を組織し生存していたことが判明する。現地で黒星族と戦いながら、地球にいるたかしたちを支援し続けていた。最終盤にはロゼッタ星の解放を成し遂げて地球へ帰還。妻のマリと共にダガーに対して「お前は私たちの息子だ」と真実を告げ説得を試みるが、拒まれてしまう。全ての戦いが終わった後、尊い犠牲の上に成り立った平和を実感しながら、家族との再会を果たす。

高嶺 ラン(たかみね ラン/演:杉まどか)

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