【花子とアン】事実は小説より奇なり!葉山蓮子のモデル「柳原白蓮」についてまとめてみた

『赤毛のアン』の日本語翻訳者である村岡花子の半生を原案とする、2014年のNHK連続テレビドラマ『花子とアン』。その主人公である安東はなの友人葉山蓮子にも「柳原白蓮」というモデルとなった人物が存在し、「はなよりすごい人なのでは」とその激動の人生に注目が集まっている。
ここでは、そんな柳原白蓮について紹介する。

生涯3度の結婚

1900年(明治33年)、14歳で、子爵・北小路随光とその女中の間に生まれた嗣子の資武(すけたけ)と結婚

出典: ja.wikipedia.org

15歳で男子(功光)を出産するが、子供は養母に取り上げらえ、夫は外で遊び帰ってこない。
孤独を感じる白蓮は5年後に離婚。20歳で実家に戻る。

27歳で、貧しい生まれでしたが父の経営する炭鉱を引き継いで一代で「九州の炭鉱王」と呼ばれるまでに財を築いた伊藤鉱業社長で、政友会代議士の伊藤伝右衛門(52歳)と結婚

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伝右衛門は白蓮を大切にしたが家の中には、すべてを仕切る妾がいた。またも孤独を感じる白蓮は、ひたすら短歌の世界に没頭。

柳原白蓮は、のちに、二度目の結婚生活を棄てて駆け落ちした「白蓮事件」で知られた。駆け落ちの相手は、これも社会運動家である弁護士・宮崎龍介。辛亥革命を支援した浪曲師・宮崎滔天の息子である

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『白蓮事件』

白蓮事件(びゃくれんじけん)とは、大正時代の1921年(大正10年)10月20日、福岡の炭鉱王・伊藤伝右衛門の妻で、歌人として知られる柳原白蓮(伊藤燁子)が、滞在先の東京で出奔し、社会運動家で法学士の宮崎龍介と駆け落ちした事件。

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姦通罪があった時代、まさに命がけの恋でした。非難轟々と渦巻く中、二人は自らが選んだ道を突き進み愛を貫き通した

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宮崎龍介と白蓮

大阪朝日新聞は「燁子の絶縁状」を掲載。これに対し、大阪毎日新聞は「伝右衛門、燁子に与ふる手紙」を掲載。これが「世紀の恋」として一世を驚倒させた

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「私は金力を以つて女性の人格的尊厳を無視する貴方に永久の訣別を告げます。私は私の個性の自由と尊貴を護り且培ふ為めに貴方の許を離れます。」というもの

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燁子の公開絶縁状の文面

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葉山蓮子のモデル柳原白蓮

離縁した後に柳原家から幽閉される事になった。

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大正12年(1923)9月1日 関東大震災
午前11時58分、関東大震災発生。死者・行方不明者10万人余。
燁子親子が隠れ住んでいた家も炎上したが、心配した龍介が使いの書生を寄こし、いっしょに線路を歩いて宮崎家に避難した。しばらく宮崎家のお世話になった。

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華族から除籍され宮崎龍介と一緒に暮らす事が出来るようになった。

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伝衛門は姦通罪を提訴せず、また以後再婚をしなかった。

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大正末~晩年

吉原遊郭から脱出した花魁の森光子が宮崎家に駆け込んで助けを求めている。当初は戸惑った燁子と龍介だが、労働総同盟の協力を得て、光子の自由廃業を手助けした。

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夫龍介が結核を患い療養の身となり収入が途絶え生活は困窮する。燁子は文筆により一人で生計を支えなければならなかった。そこに伝衛門から援助の申し入れが来るが、これを断る。

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1935(昭和10)年には歌誌『ことたま』 を創刊、主宰する。

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