魔法のリノベ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『魔法のリノベ』は、作者星崎真紀による住宅リノベーションを題材とした漫画であり、2015年から双葉社が発行する主婦向け漫画雑誌『JOUR』に連載されていた。家族経営のまるふく工務店を舞台に、気弱な長男の福山玄之介と、大手工務店から転職してきた主人公の真行寺小梅コンビの活躍を描く。家と家族の問題を抱える施主の要望を、リノベーションで解決していくヒューマン系お仕事漫画である。クールに見えて人情派の真行寺とお人好しな玄之介の成長も物語の見どころである。

久保寺彰(くぼでらあきら)

真行寺が以前勤めていたグローバルライフホーム社のリフォーム部営業。
真行寺の元後輩であり、元交際相手。真行寺が自分を陥れて成績を上げようとしているとのデマを信じたため真行寺と別れた。
実家は京都。作中で自分を見つめなおすため桜子と別れる。

五十嵐桜子(いがらしさくらこ)

久保寺の元彼女。真行寺を陥れた犯人。
真行寺の三年後輩。
自分を不幸な立場に周りに見せることで同情を買い、自分の都合のいいように思わせてきた。最近それも通用しなくなってきていて戸惑っている。

真行寺父(しんぎょうじちち)

亭主関白。二世帯住宅への建て替えで家族への態度が少し変わった。
もともとある庭と池はなくしたくないと思っている。

真行寺母(しんぎょうじはは)

父親のいびきがうるさいため寝室は別。
一人でくつろげる個室が欲しいと思っている。

弟夫婦

弟の名前は青空。奥さんの名前は樹。
弟は昔オンラインゲームにはまっていた。樹ははっきりものをいう性格。

『魔法のリノベ』の用語

リノベ

リノベーションの略。間取り変更などの大規模な変更のある改築工事のことで、既存の建物に対して新たな機能や価値を付け加える改装工事を意味する。間仕切りを広くする、キッチンをより現代的で機能性の高いものに変更するなどはリノベにあたる。これに対し、ボロボロになった部分を修復する、老朽化したスペースを新しく改装する、といったケースを「リフォーム」と言う。

2×4住宅(ツーバイフォージュウタク)

木口の厚さが二インチ、幅が四インチであることから2×4材と呼ばれてる。またこれらの規格化された木材と合板を用いて作られる枠組み壁工法のことを2×4工法と呼ぶ。
木材の骨組みに合板を打ちつけたものパネル化し、それらを壁・床・天井に使い六面体に組み合わせる「面」で支える工法。地震や強風などの外力を“面”で受けとめ箱状の六面体で支えるため、一般的に頑丈で、耐震・耐火・気密・断熱等の性能も高いのが特徴だが間取りに制限があったり後から変更することが難しいといったデメリットもある。

建蔽率(けんぺいりつ)

土地の面積に建築できる建物面積の割合のこと。作中では加藤様の家が建蔽率60%の土地目一杯まで建っていたことで、増築ができない問題が発覚した。

相見積もり(あいみつもり)

複数の業者に見積もりを取り、価格や条件を比較すること。
一社から見積もりを取るだけでは、その内容や値段が良いのかどうかを判断することは難しい為、複数の業者を比較することが重要となる。
本作ではまるふく工務店と真行寺が元務めていた会社がバッティングした。

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