ホームルーム(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ホームルーム』は、作者・千代による学園が舞台のサイコ・ラブコメ漫画である。講談社が運営しているwebコミックサイト『コミックDAYS』にて2018年3月から2020年2月まで配信され、ドラマ化もしている。漫画全8巻、全87話。学校の人気者ラブリンこと愛田凛太郎は英語教師。いつもいじめられている地味な女子高生・桜井幸子を助けている。しかし、実は桜井のヒーローになるため愛田先生自ら桜井に対するいじめを仕掛けている。それを知らない桜井は愛田先生に恋をし、その中で先生の秘密を知っていく物語である。
桜井幸子(さくらいさちこ)
演:秋田汐梨
『ホームルーム』の主人公。女子高生。学校では図書委員をしている。母親が知らない男と出ていき暮らしてから、一人暮らしをしている。真面目な性格で、化粧やおしゃれをまったくしない。しかし、地味な見た目と裏腹に豊満な身体を持っている天然素材。母親から「鉄の掟」を守っている。友達は少ない。陰湿ないじめにあっているが、その度に王子様のように愛田先生が助けてくれる。そして、その度に好意を抱くようになった。そのせいかいじめを嬉しいを思う時があり、愛田先生にかまってほしいがために、いじめを自作自演するようになる。
物語の終盤では愛田先生にもっと近づきたいがために天然素材の逸材だった桜井は、髪を金髪に染めて加工物になってしまう。愛田先生の真似をして自分も愛田先生の自宅に侵入し、同じように変態行為をするようになった。そして、最終話では高校卒業前に愛田先生の子供を妊娠して読者を驚かせた。
愛田凛太郎(あいだりんたろう)
演:山田裕貴
通称ラブリン。英語教師であり、桜井の担任の先生。見た目は爽やかでイケメン。学校中の人気者で生徒、先生問わずみんな彼が好きだ。生徒の桜井がいじめに遭う度に大声で助けに来る。その姿は正義感溢れる教師として支持されている。しかし、その裏では実は自分が桜井のヒーローになるため、桜井に対する数々のいじめを偽装してきた。おしゃれや化粧をする加工物を嫌い、天然素材を好む。
母親が蒸発した父親の借金を抱え、自殺したという過酷な環境で幼少期を過ごした。母親の「人を守れるヒーローになりなさい。」という言葉を守り、先生になった。生徒の家庭訪問の際に、自分と同じく一人で生きる桜井を知り、自分の過去と重ね、またその天然な姿に惚れてしまう。その後「桜井のヒーローになるんだ!」と、わざといじめを自作自演した。
桜井に惚れてから毎晩桜井の自宅に侵入し、朝は家に帰って仕事に行くという生活を送っている。毎晩、常に桜井のベッドで全裸で監視し、また寝込みを襲うなどして変態行為もするストーカー。また、桜井の至る所に盗聴器やGPSなども仕掛け、いつでも桜井を監視できるようにしている。彼の異常な性癖とストーカーぶりが読者の背筋を凍らせる。
丸山のぶ代(まるやまのぶよ)
演:富田望生
通称マル。桜井の幼稚園からの幼なじみであり、クラスメイトであり、親友である。桜井がいつもいじめられている時に声を上げて先生に報告してくれる人物。桜井が好きでいつも守ろうとしている。桜井に抱く感情は、親友としての好意だけでなく、恋愛としての好意もある。見た目は地味で少しふくよかな体型。優しい性格でいつも桜井のことを気にかけている。
夏目ゆあ(なつめゆあ)
演:横田真悠
桜井と同学年の女子生徒。彼女も不良集団の一人。物語では、休学から復帰したところで登場する。なぜ休学したかというと、以前担任の先生を性行為するようにはめてその先生を懲戒免職させたからだ。自身も謹慎処分を受けた問題児である。久しぶりに学校に復帰し、謹慎中に赴任してきた愛田先生のことを知り、興味を持つようになった。
その後、愛田先生が桜井の部屋に出入りしていることを知ってしまい、それを口実に愛田先生を自分の言いなりにしようとしたが、先回りして反撃した愛田先生によってその計画が阻止された。また、不良集団とつながりがあるイケメンの竹ノ内忠に恋をしている。
椎名恵(しいなめぐみ)
演:山下リオ
美人な保健の先生。喫煙者。愛田先生のことが好きで、抱かれたいと思っている。セクシーな容姿であの手この手で愛田先生を誘惑する。保健室では愛田先生のことを想い、自癒行為をすることもある。ある日、愛田先生と学校の夜中の見回り当番で、二人一緒の当番になり、その帰りにホテルに入り肉体関係を持つことになった。桜井が愛田先生のことを好きだと知ってから、桜井を挑発し、ライバル意識するようになる。
白鳥奈々(しらとりなな)
演:大幡しえり
正義感が強い学園の生徒会長。ロングな黒髪が特徴。「男は獣だ」と幼少期から教えられ、厳しい家庭で育てられた。規律に厳しく、周りからは「鉄の女」と呼ばれる。桜井が自作自演したいじめを解決しようしているところで、バレるのを恐れた桜井が白鳥にケガを負わし、入院してしまった。入院した際に、愛田先生に優しくされ、それ以降愛田先生に好意抱くようになる。
竹ノ内忠(たけのうちただし)
演:若林拓也
桜井のクラスメイト。イケメンで成績優秀。性格も優しい。そして、実家も富裕層で全てを兼ね備えている男。しかし、不良集団とのつながりがある。小柄でふくよかな女性が好みのためマルのことが好きである。
矢作健(やはぎけん)
演:網啓永
桜井のことが好きな図書委員の委員長をしている男子生徒。いつも昼休みに桜井と図書委員の仕事をしている。桜井のことを気にかけている人物の一人で、桜井がピンチの時は自分を身代わりになったり、桜井の誕生日も覚えていたりなど、優しい性格の持ち主。愛田先生に桜井のことが好きなことをバレてしまい、目をつけれてしまう。物語では、愛田先生からメッセージで事件に巻き込まれた桜井のことを助けるように命令される奴隷となる。
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目次 - Contents
- 『ホームルーム』の概要
- 『ホームルーム』のあらすじ・ストーリー
- イケメン教師の裏の顔
- 桜井を好きな理由
- 失敗した仕掛け
- 椎名先生との肉体関係
- 桜井の自作自演
- 復帰した問題児
- 桜井とマルのすれ違い
- 帰ってきた母親
- 愛田先生の勘違い
- 加工物に変貌した桜井
- 『ホームルーム』の登場人物・キャラクター
- 桜井幸子(さくらいさちこ)
- 愛田凛太郎(あいだりんたろう)
- 丸山のぶ代(まるやまのぶよ)
- 夏目ゆあ(なつめゆあ)
- 椎名恵(しいなめぐみ)
- 白鳥奈々(しらとりなな)
- 竹ノ内忠(たけのうちただし)
- 矢作健(やはぎけん)
- 森進一郎(もりしんいちろう)
- 矢沢真(ヤザワシン)
- 山本星(やまもとほし)
- 乾康太(いぬいこうた)
- 恩地先生(おんちせんせい)
- 『ホームルーム』の用語
- 天然素材
- 加工物
- 『ホームルーム』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ベッドの下に愛田先生が潜んでいるシーン
- 桜井が金髪になったシーン
- 愛田先生「変態だ」
- 『ホームルーム』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 異才の新人「千代」
- アシスタントなしでの作業
- 『ホームルーム』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):SHE'S『Unforgive』
- ED(エンディング):パピスエ『まだら』