ザ・ファブル(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ザ・ファブル』は日本の青年漫画。作者は南勝久。講談社の『週刊ヤングマガジン』で2014年49号から2019年51号まで第1部が連載された。伝説の殺し屋「ファブル」は組織の命令によって佐藤明という偽名を付けられ、誰も殺さない一般人として生活する。移住先の大阪で、明はパートナー洋子とともに周囲の優しさに触れる。しかし、明たちはトラブルに相次いで巻き込まれていく。2019年、岡田准一が主演を務めて実写映画化され、2021年に第2作が公開される。

額を指でトントン

謎に包まれた明の謎の行動。一般人と殺し屋のスイッチを入れ替えるための動作だという。なぜ額を指でつつくことでスイッチが入るかは謎だが、明にとってはこの方法が一番という。ミサキの救出や山岡ら殺し屋と戦う際、この方法で殺し屋のスイッチを入れていた。

テキーラ飲み比べ

テキーラの飲み比べは、移住先で暇を持て余した洋子が趣味にしたもの。物語を盛り上げる代表的なシーンの一つでもある。洋子は、自分に自信を持った男性や酒が強いと豪語する男性とテキーラを飲み比べをして、酔い潰すのを楽しんでいる。

ジャッカル富岡「なんで俺もやね〜ん」

「なんで俺もやね〜ん」という台詞は、明が好きなお笑い芸人、ジャッカル富岡のギャグのこと。映画版でもジャッカル富岡を演じる宮川大輔が「なんで俺もやね~ん」を披露している。物語を盛り上げる一つのセリフとなっている。

河合ユウキ「ペッ…だい……ヨ……ちゃ……」

「ペッ…だい……ヨ……ちゃ……」という台詞は、洋子とのテキーラ飲み比べで酔いつぶれた河合が話した言葉。「ぺっ、だいじょうぶ。ようこちゃん」と言いたいところが、あまりにも酔いすぎて言葉にならず、「ぺっだいよちゃ」となった。このあとから、洋子は河合のことを「ペダイヨチャ」と陰で呼ぶようになる。

佐藤明「もう誰も殺したくないと思った」

「もう誰も殺したくないと思った」という台詞は、明がミサキに語り掛けた言葉。人を殺すことに対して一切の私情をはさむことがなかった明。それは、長年にわたって受けてきた厳しい訓練が影響しているとみられ、ふだんの生活の中でも感情の起伏はほとんどなくなっていた。しかし、組織の命令で殺すことを禁じられた上、移住先で一般人として生活を送ってきた明は、人としての当たり前の感情が芽生えた。殺し屋とは真逆の平和な生活を送るうち、周囲を思いやる気持ちを持つようになっていた。

佐藤明「6秒だ」

「6秒だ」という台詞は、明や洋子ら組織の人間が対峙した敵に向けて使われる言葉の一つ。6秒以内に相手を倒すという意味で、明たちが所属する組織では、格闘の際に心構えとして教え込まれている。相手の動きなどを先読みし、圧倒的な殺しの技術が詰め込まれている。物語の中でも、明は瞬時に敵を倒してしまう。

『ザ・ファブル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

映画のインコはオーディションで決定

映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』に登場する明が飼うインコは、キャスティングをするためにオーディションを実施。10羽以上の審査を経て、ナナイロメキシコインコの1羽が選ばれた。

映画版ミサキの写真集は実際に撮影

漫画の物語内で出てくるミサキの写真集について、映画版でも再現するためにミサキを演じる山本美月が実際にグラビア撮影を行って写真集を作製した。

大食いで役作りした宮川大輔

go-11631
go-11631
@go-11631

Related Articles関連記事

佐藤明(ザ・ファブル)の徹底解説・考察まとめ

佐藤明(ザ・ファブル)の徹底解説・考察まとめ

佐藤明とは、南勝久による漫画『ザ・ファブル』の主人公で、殺さない殺し屋である。殺しの実力は「どんな敵でも6秒以内に殺せ」る程の凄腕。連載開始時点で現場に出て6年、合計71人を殺害している。その伝説的な強さのため、裏社会の人間から「寓話」という意味を持つ「ファブル」と名付けられた。『ザ・ファブル』本編ではボスの命令で殺し屋を休業中で、普通の生活に溶け込む訓練をしている。 実写映画版『ザ・ファブル』ではV6の元メンバー、岡田准一(おかだ じゅんいち)が明を演じている。

Read Article

目次 - Contents