僕とロボコ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕とロボコ』とは、『週刊少年ジャンプ』で2020年31号より連載が開始された、宮崎周平が描いているギャグ漫画である。コミックスは2022年1月時点で6巻まで発売されている。ロボットが居候する、というどこかで聞いたことのあるシチュエーションが『僕とロボコ』の醍醐味だ。メディアにも多数紹介され、ジャンプ編集長も「今一押しの漫画」と猛プッシュしている。ポンコツなロボコと、心優しい少年ボンドを中心に繰り広げられるユニークな日常を描く「お笑い第七世代的」ともいわれている新しい漫画だ。
『NARUTO』のキャラクター「サブザ」がいつも背負っている刀。
その他、『ダイの大冒険』、『Dr.stone』、『ワールドトリガー』、『ブラッククローバー』、『アンデッドアンラック』など多種多様なパロディで読者を楽しませてくれる。
「ぶちかませ!!」
週間少年ジャンプが大好きなボンドが、合併号の次の週にジャンプが休刊になったショックのあまり、ズボンを履かずに外出してしまう。ガチゴリラとモツオはズボンを履いていないことをそっと教えてあげようと試みたが、なんとそこにクラスの女子たちが現れる。
「バレるわけにはいかない…。ここでバラしたらボンドが大恥をかいてしまう!」と考えたガチゴリラとモツオは、どうにか女子達に気づかれないようにボンドにズボンを履かせようと決意。
ロボコはボンドが忘れたズボンを持って空を飛んできたが、手を離して落としてしまう。それをみたモツオは、現れたルリちゃんの好きな人をばらすようにガチゴリラに仕向けた。ルリちゃんの好きな人はこの場にいるボンドだ。ガチゴリラが「ルリの好きな人はー!!」と言いかけると、ルリちゃんは兄に引けを取らない怪力で「言わないでー!!」と兄を地面に埋めてしまう。そのはずみで地面が剥がれ、梃子の原理でボンドは空高く飛んでいった。地面に埋まったガチゴリラをもう一度梃子の原理で空へと飛ばし、空中でズボンを履かせる作戦を考えついたモツオ。ガチゴリラを上手く空中へ飛ばし、ガチゴリラはロボコの落としたズボンを空中でゲットしたその時、モツオはガチゴリラに「ぶちかませ!!」と言って全てを託した。無事ボンドにズボンをはかせることができたふたりは喜びのハイタッチを交わすのだった。
「親友という名の奇跡をな☆」
ボンドがバミューダ小学校に転校してきた頃のお話。ボンドは親が転勤族のため学校を転々としてきたが、今回は単身赴任なのでしばらく転校はないことを喜んでいた。隣の席には円ちゃんが座っている。「かわいいなぁ〜」と思っていると、ガチゴリラとモツオが教室に入ってきた。「あの2人には関わらない方がいいよ。」とみんなが言うが、ボンドはなぜ2人がそんなに悪く言われているのか不思議に思い、少年ジャンプの話題で2人に話しかけてみる。ガチゴリラとモツオは話しかけてくるボンドをうっとおしく思い、ボンドがもう話しかけてこないように、騙して嫌な気持ちにさせてしまおうと企んだ。「裏山にツチノコが出たらしいから一緒に探しに行くぞ!」と誘って何時間も待たせてやろう、そうすればもう嫌いになって話しかけてこないだろう、と考える。
ボンドを誘うと「僕も行っていいの?!誘ってくれてありがとう!」と屈託のない笑顔で喜んでいる。2人は心が痛んだが、作戦を決行した。待ち合わせ時間を5時間過ぎても、ボンドは2人を待っていた。ガチゴリラとモツオは、一度はボンドを見捨てて家に帰ったが、お互い気になりこっそり裏山に戻っていた。隠れてボンドを観察していると、クラスメイトの男子がボンドに「何してるの?」と話しかけてきた。ボンドは2人と約束をして長い時間待っていることを伝えると、「それ騙されたんだよ。あの2人のことだからあり得る話さ。きっと来ないから僕たちと遊ぼうよ。」と言う。「そうかもしれないね。」とボンド。「どうせお前も行くんだろ…」と思う2人だったが、しかしボンドは、「ありがとう。でも、きっと来ると信じてもう少し待ってみるよ。それに、2人はみんなが思っているほど悪い人たちじゃないと思うんだ。話していても楽しいし!確かに騙されたのかもしれないけど、友達だから信じてあげなきゃって思うんだ。」と続けた。
それを聞いたガチゴリラとモツオは、信じてくれた嬉しさから涙を流す。「これ以上、友達を待たせたらいけないな。」と、2人はボンドの前に現れるのだった。
「やっぱり来てくれたんだね!」と笑うボンドに「勘違いすんなよ!純粋に探しに来ただけさ。」(親友という名の奇跡をな☆)と心の中でボンドに対し、親友という言葉を使った。
荒れていたガチゴリラとモツオが、ボンドの純粋な優しさに心の洗われ次第に心を開いていく原点の物語。
『僕とロボコ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
発売中のコミックスの表紙は大人気漫画のオマージュ
これまで発売された単行本は全て大人気漫画の作画をオマージュしたものになっている。上記にはないが、第6巻は『鬼滅の刃』の表紙をオマージュしたものだった。そして2022年3月発売の第7巻は『ハイキュー!!』のオマージュになっている。
エネルギーを使いすぎると美少女に変身
ロボコはエネルギーを使いすぎると美少女に変身する。肉を食べると元に戻る。
ロボコの過去は軍事用ロボットか
ロボコは一般のOMなのに、戦い用軍事ロボットのミリーよりも強いという噂だ。現に、最新技術を搭載したバトルスーツを身にまとった軍事ロボットのタリーでさえ、ロボコに戦いを挑んだが全く歯が立たなかった。
ニョン太がライオンに進化
ママに買い物を頼まれたロボコだったが、買うものを次々に忘れてしまう。見かねたニョン太は、進化して人間の言葉を話しロボコを助けてあげた。第30話『ニョンタとロボコ』より
アニメ『呪術廻戦』とのコラボレーション
コミックス『僕とロボコ』2巻発売記念に、呪術廻戦との完全コラボを実現した。
ジャンプチャンネルに公開された。
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目次 - Contents
- 『僕とロボコ』の概要
- 『僕とロボコ』のあらすじ・ストーリー
- 『僕とロボコ』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- ロボコ
- 平 凡人 (たいら ぼんど)
- 主人公のクラスメイト
- 我知 ゴリラ (がち ごりら)
- 金尾 モツオ (かねお もつお)
- 円ちゃん(まどか)
- 浦原アカネ(うらはら あかね)
- モテ杉シュン(もてすぎ しゅん)
- 三船 千鶴(みふね ちづる)
- バミューダ町の仲間達
- メイコ
- 我知 ルリ(がち るり)
- ママ
- ニョン太(にょんた)
- 我知 ルコ(がち るこ)
- その他の登場人物
- 芹澤 岳(せりざわ がく)
- ミリー
- タリー
- 『僕とロボコ』の用語
- バミューダ小学校
- バミュ4
- 押忍!クソ男飯!
- 「ダークネス」
- 『僕とロボコ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- パロディの多さ
- 『ドラゴンボール』
- 『HUNTER×HUNTER』
- 『ONE PIECE』
- 『DEATH NOTE』
- 『SLAM DUNK』
- 『約束のネバーランド』
- 『僕のヒーローアカデミア』
- 『NARUTO』
- 「ぶちかませ!!」
- 「親友という名の奇跡をな☆」
- 『僕とロボコ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 発売中のコミックスの表紙は大人気漫画のオマージュ
- エネルギーを使いすぎると美少女に変身
- ロボコの過去は軍事用ロボットか
- ニョン太がライオンに進化
- アニメ『呪術廻戦』とのコラボレーション
- AIキャラクター「りんな」とのコラボ、ロボコをAIキャラクター化