帝一の國(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『帝一の國』とは古屋兎丸による日本の青春学園漫画である。時代は昭和を舞台としており、物語は主人公帝一が多くの政治家を輩出する超名門校、海帝高校に入学するシーンから始まる。帝一には海帝高校で生徒会長になるという野望があった。生徒会長になるために策略をめぐらし、狡猾なライバルたちと死闘を繰り広げる。主人公だけでなく、個性豊かなキャラクターたちも作品の魅力である。ただの青春漫画にとどまらず、政治漫画でもあり、コメディ漫画でもある作品。

CV:吉開清人、演:吉川純広(舞台)、演:野村修平(映画)
帝一の長年の宿敵。幼い頃、帝一をいじめていた。父の代から赤場家とは因縁があり、生徒会長になるため暗躍するも、最終的には副会長の座に収まった。

根津二四三(ねづにしぞう)

CV:蜂須賀智隆、演:谷戸亮太(舞台)、演:荻原利久(映画)
東郷菊馬の片腕。小学校のころから菊馬とは付き合いがあり、彼が悪事に手を染めることになっても付き従っていた。菊馬が帝一に投票した際も、それに倣っている。

石井桃太郎(いしいももたろう)

CV:浅利遼太
帝一と同じクラスの生徒。最初は、中学から優秀で一組のルーム長の最有力候補である帝一に媚び、副ルーム長の座を狙っていたが、帝一のすすめで放送委員会の副委員長となった。

森秀一郎(もりしゅういちろう)

帝一と同じ学年で五組のルーム長。金に異常なまでに執着を示し、光明のアイディアを盗み金儲けしようとするも、その実態はねずみ講に等しく、弟ともに警察に捕まった。

森秀二郎(もりしゅうじろう)

森秀一郎の弟。五組の副ルーム長である。兄とともに逮捕された。

一学年上

森園億人(もりぞのおくと)

演:大河元気(舞台)、演:千葉雄大(映画)
帝一が一年の時の生徒会長選挙で勝利し、生徒会長に就任。将棋を好み、大鷹弾ともそれをきっかけに親交をもつ。生徒会長に就任すると、それまでの慣習を破るため、生徒会長選の投票権を全校生徒に与えるなど、海帝高校の民主化に尽力した。

京田一郎(きょうだいちろう)

森園のクラスの副ルーム長。森園が生徒会長になると、生徒会書記に抜擢された。詩人であるため発言が婉曲的過ぎて、彼の言葉は森園にしか解釈することができない。

氷室ローランド(ひむろろーらんど)

演:冨森ジャスティン(舞台)、演:間宮正太郎(映画)
森園と戦った成都会長候補。中学時代は狂犬と呼ばれ恐れられていた。自分を絶対だと過信してしまうところがあり、その慢心が敗北を招いたが、選挙後は改心し、副会長として森園を支えた。

駒光彦(こまみつひこ)

演:細貝圭(舞台)、演:鈴木勝大(映画)
氷室の片腕。健かに明け暮れていた氷室に海帝高校生徒会という目標を与える。氷室の腹心として体まで売ったものの、生徒会長選挙では氷室を裏切り森園に投票した。しかし、氷室が飛び降り自殺しようとした際は必死に止めるなど、改心した彼との仲は良好なよう。

本田章太(ほんだしょうた)

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