MONOEYES(モノアイズ)の徹底解説まとめ

MONOEYESとはthe HIATUS・ELLEGARDENのフロントマンである細美武士を中心に結成された4人組ロックバンド。
2015年に活動開始以降、全国各地のライブハウスや音楽フェスに出演。2020年10月19日には日本武道館にて無観客配信ライブを敢行。ドローンを駆使した斬新なカメラワークや360°ステージでのライブは大きな反響を呼ぶ。作品毎に音楽性をガラリと変え新しいサウンドを生み出し続けるthe HIATUSとは対照的で、MONOEYESはストレートでキャッチーなサウンドが特徴。

目次 - Contents

1. 「Bygone」
2. 「Fall Out」
3. 「リザードマン」
4. 「Iridescent Light」
5. 「Thermite」
6. 「Castles in the Sand」
7. 「Nothing」
8. 「Satellite」
9. 「Interstate 46」
10. 「Outer Rim」
11. 「彼は誰の夢」

1.2.3.5.7.9.10.11曲目 作詞・作曲 細美武士。

4.6.8曲目 作詞・作曲 スコット・マーフィー。

1曲目「Bygone」は中々思うような形にならず、一度はアルバム収録曲から外されかけたが、ドラムスの一瀬が「あの曲すごい好きだったから、残念」と細美に伝えたことで、もう一度練り直されて無事完成することができた楽曲。

3曲目「リザードマン」8曲目「Satellite」10曲目「Outer Rim」は約2か月間の自粛期間中に生まれた楽曲。

アルバムは完成していたものの新型コロナウイルスの緊急事態宣言により、急遽レコーディングが約2か月間延期となる。その間に、全楽曲をバラして再構築させたものが収録されている。細美曰く「再度、練り直しを図ったことでケタの違うアルバムが作れた」とのこと。

『Running Through the Fire』

1. 「Let It Burn」
2. 「Good Enough」
3. 「Ladybird」
4. 「アンカー」
5. 「At the World’s End」
6. 「Adrenaline」
7. 「Skippies」
8. 「世界が眠る日」
9. 「Reflections」
10. 「Ghosts of Yesteryear」
11. 「The Unforgettables」
12.「Shadow Boxing」

2025年9月3日発売のアルバム。フルアルバムとしては『Between the Black and Gray』以来、丸5年ぶりのリリースとなった。
本作には、2024年9月リリースの『The Unforgettables E.P.』に収録されている「The Unforgettables」、「Ladybird」、「Adrenaline」に加え、新曲9曲を含んだ全12曲が収録された。

MONOEYESの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)

My Instant Song

記念すべきMONOEYESのデビューEPのタイトルトラック。
ライブでこの曲が演奏されると、イントロに合わせてメンバーとオーディンスはジャンプを始める。メンバーとオーディエンスに一体感が生まれるライブ定番の人気曲である。
ELLEGARDENを聞いていた人には、どこか懐かしく感じるような1曲ではないだろうか。優しくも力強い歌声ときれいなメロディラインは細美武士ならでは。
MVも作成されており、4人が子供たちとはしゃぎながら演奏している姿がとても印象的だ。

Run Run

2015年7月29日発売の1stアルバム『A Mirage In The Sun』に収録されている楽曲。
MONOEYESを象徴する曲の1つ。すべてのパートが見事に調和されており、そのバランス感はビッグバンドと言われる所以である。
サビの力強さと馴染みやすいフレーズが魅力の1曲だ。

Get Up

2nd EP『Get Up E.P.』に収録。
当初、曲名は「Get Up」ではなく「Boycott」の予定だった。だが、スコットに「これだけGet Upと言ってるんだからGet Upでしょ」と言われて「Get Up」となった。
MVには一般人もエキストラで参加している。一見、楽しそうな雰囲気のMVではあるがこのMVの本当の意味は、MVのような場に馴染めずに苦しむ人のために、俺たちは音楽をやっているというメッセージが隠されている。

Free Throw

2ndアルバム『Dim The Lights』に収録。
アルバムのリード曲であり、MVも作成されている。
2ndアルバムのテーマである「現代の音楽にフィットする全く新しいバンドサウンドの構築」を象徴する楽曲。
「Now I'm Walking on top of the roofs of cars And singing out loud with a bamboo care(僕は今車列のルーフの上を歩き 竹の杖を手に大声で歌ってる)」
「Climbing on top of the highest rise Resting on top of a stack of books Holding onto my spastic memories(一番高いビルのてっぺんによじ登り 山積みの本の上で休み くだらない思い出にしがみついてる)」
など映画の名シーンをくり抜いたような詞の世界観とジェットコースターのように目まぐるしく変わる曲調は、2時間の映画を約4分の楽曲に詰め込んだような濃縮さを感じる。

Two Little Fishes

2ndアルバム『Dim The Lights』に収録。
「Our whisky bottles are dry And the candle burns orange (ウィスキーのボトルは空っぽ 蝋燭がオレンジに燃えてる)」
「On the wooden tables Broken glasses I don't recall it all(木製の机には割れたグラスたち 全部は覚えてないけどさ)」
この歌詞の一節は、細美武士の親友であるBRAHMANのTOSHI-LOWと酒を飲み交わした時のエピソードが元になっている。
2人にとっての思い出の曲であるため、ライブでこの楽曲が演奏されるとTOSHI-LOWがステージに登場して一緒に歌うのが恒例になっている。

Fall Out

3rdアルバム『Bet ween the Black and Gray』に収録。
アルバム内のリード曲で、MVも作成されている。
冒頭の「Hello again」のフレーズは元々入っていなかったが、新型コロナウイルスの影響でレコーディングが延期となり、その間に再度、楽曲を練り直したことでこのフレーズが生まれた。

MONOEYES史上初の生配信ライブ「Between the Black and Gray Live on Streaming 2020」はどこの会場で行うのかを事前にアナウンスせず、ライブ中も暗幕で会場全体を隠していたが、この曲のイントロが流れたと同時に暗幕が落とされ、日本武道館でライブをしていることをサプライズ発表した。

When I Was A King

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