MONOEYES(モノアイズ)の徹底解説まとめ
MONOEYESとはthe HIATUS・ELLEGARDENのフロントマンである細美武士を中心に結成された4人組ロックバンド。
2015年に活動開始以降、全国各地のライブハウスや音楽フェスに出演。2020年10月19日には日本武道館にて無観客配信ライブを敢行。ドローンを駆使した斬新なカメラワークや360°ステージでのライブは大きな反響を呼ぶ。作品毎に音楽性をガラリと変え新しいサウンドを生み出し続けるthe HIATUSとは対照的で、MONOEYESはストレートでキャッチーなサウンドが特徴。
2nd EP『Get Up』に収録。
当初、曲名は「Get Up」ではなく「Boycott」の予定だった。だが、スコットに「これだけGet Upと言ってるんだからGet Upでしょ」と言われて「Get Up」となった。
MVには一般人もエキストラで参加している。一見、楽しそうな雰囲気のMVではあるがこのMVの本当の意味は、MVのような場に馴染めずに苦しむ人のために、俺たちは音楽をやっているというメッセージが隠されている。
Free Throw
2ndアルバム『Dim The Lights』に収録。
アルバムのリード曲であり、MVも作成されている。
2ndアルバムのテーマである「現代の音楽にフィットする全く新しいバンドサウンドの構築」を象徴する楽曲。
「Now I'm Walking on top of the roofs of cars And singing out loud with a bamboo care(僕は今車列のルーフの上を歩き 竹の杖を手に大声で歌ってる)」
「Climbing on top of the highest rise Resting on top of a stack of books Holding onto my spastic memories(一番高いビルのてっぺんによじ登り 山積みの本の上で休み くだらない思い出にしがみついてる)」
など映画の名シーンをくり抜いたような詞の世界観とジェットコースターのように目まぐるしく変わる曲調は、2時間の映画を約4分の楽曲に詰め込んだような濃縮さを感じる。
Two Little Fishes
2ndアルバム『Dim The Lights』に収録。
「Our whisky bottles are dry And the candle burns orange (ウィスキーのボトルは空っぽ 蝋燭がオレンジに燃えてる)」
「On the wooden tables Broken glasses I don't recall it all(木製の机には割れたグラスたち 全部は覚えてないけどさ)」
この歌詞の一節は、細美武士の親友であるBRAHMANのTOSHI-LOWと酒を飲み交わした時のエピソードが元になっている。
2人にとっての思い出の曲であるため、ライブでこの楽曲が演奏されるとTOSHI-LOWがステージに登場して一緒に歌うのが恒例になっている。
Fall Out
3rdアルバム『Bet ween the Black and Gray』に収録。
アルバム内のリード曲で、MVも作成されている。
冒頭の「Hello again」のフレーズは元々入っていなかったが、新型コロナウイルスの影響でレコーディングが延期となり、その間に再度、楽曲を練り直したことでこのフレーズが生まれた。
MONOEYES史上初の生配信ライブ「Between the Black and Gray Live on Streaming 2020」はどこの会場で行うのかを事前にアナウンスせず、ライブ中も暗幕で会場全体を隠していたが、この曲のイントロが流れたと同時に暗幕が落とされ、日本武道館でライブをしていることをサプライズ発表した。
When I was A King
デビューEPの2曲目に収録。
ライブの1曲目に演奏されることが多い。
カップリングにもかかわらず非常に人気がある。キャッチーで乗りやすいメロディのため、ライブではダイバーが続出する。
Borders&Walls
2nd EP『Get Up』に収録。
スコット・マーフィーがボーカルの人気曲。
「スコットが決めるぜー!」の号令と共に演奏されるこの曲は、オーディエンスのテンションを爆発させるライブの起爆剤的存在である。
リザードマン
3rdアルバム『Bet ween the Blackand Gray』に収録。
サビの「四月の雨なら~」でオーディエンスがもみくちゃになりながらも満面の笑みを浮かべているのがイメージできる楽曲。
「リザードマン」と「彼は誰の夢」が『Between the Black and Gray』に収録されている日本語曲であり、細美はこの2曲の歌詞の出来栄えに非常に満足していると自身のラジオ番組で語っている。
※「リザードマン」とは、トカゲに似た人型の架空の生物のことである。
MONOEYESの名言・発言
細美:誰もがそうではないかもしれないけど、自分の一番近くにいる人を一番大事にできない人間はカッコ悪いなと思うようになってきた。誰に対しても平等に付き合う人間より、自分と距離が近いやつをちゃんと大事にできるほうが好き。
"一番近くにいる人を大切する"
これが意外と難しい。
生きていることに必死で、つい身近な人をないがしろにしてしまうからだ。
細美武士の真っ直ぐな人柄が垣間見れる発言である。
3rdアルバム『Bet ween the Blackand Gray』のリリースインタビュー
www.cinra.net
細美:物理的に体を鍛えるのも単純に強さだと思うし、あれもこれも大事で何も選べないから結局何も守れない、みたいな人間にはなりたくないからね。で、俺はそういう強さとカッコよさを仲間から学んできたつもり。もちろんバンドのメンバーも含めてね。みんなの喋り方や生き方を見て、俺に足りないものをいつも見つけてるっていう感じですね。
"大切にできるものには限りがある"ことをポジティブに捉えた発言。
この発言の背景には、ELLEGARDENが日本を代表するロックバンドになったことで、自身の取り巻く環境が急激に変わり苦悩した経験や親友TOSHI-LOWなど東日本大震災を通じて出会った仲間と過ごした日々が少なからず影響していると思う。
3rdアルバム『Bet ween the Blackand Gray』のリリースインタビュー
www.cinra.net
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目次 - Contents
- MONOEYESの概要
- MONOEYESの活動経歴
- MONOEYES結成までの流れ
- 1stアルバム『A Mirage In The Sun』リリース、全国のライブキッズを熱狂の渦に巻き込む
- 2ndアルバム『Dim The Lights』をリリース、そしてロックシーンを代表するバンドに
- コロナ禍でのアルバム作成、ライブ活動の変化
- MONOEYESのメンバー
- 細美武士(ほそみ たけし)
- スコット・マーフィー
- 戸高賢史(とだか まさふみ)
- 一瀬正和(いちせ まさかず)
- MONOEYESのディスコグラフィー
- 1st EP『My Instant Song』
- 2nd EP『Get up』
- 3rd EP『Interstate46』
- 1stアルバム『A Mirage In The Sun』
- 2ndアルバム『Dim The Lights』
- 3rdアルバム『Between the Black and Gray』
- MONOEYESの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- My Instant Song
- Get Up
- Free Throw
- Two Little Fishes
- Fall Out
- When I was A King
- Borders&Walls
- リザードマン
- MONOEYESの名言・発言
- 細美:誰もがそうではないかもしれないけど、自分の一番近くにいる人を一番大事にできない人間はカッコ悪いなと思うようになってきた。誰に対しても平等に付き合う人間より、自分と距離が近いやつをちゃんと大事にできるほうが好き。
- 細美:物理的に体を鍛えるのも単純に強さだと思うし、あれもこれも大事で何も選べないから結局何も守れない、みたいな人間にはなりたくないからね。で、俺はそういう強さとカッコよさを仲間から学んできたつもり。もちろんバンドのメンバーも含めてね。みんなの喋り方や生き方を見て、俺に足りないものをいつも見つけてるっていう感じですね。
- 細美:俺たちはいつだって、何を作ってるときだって、世界で一番カッコいいアルバムを作りたいと思ってるんだよ。この先も、作品を作るなら常にそこを目指すと思うの。そのモチベーションはずっと変わることがないと思います。※一部省略
- MONOEYESの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 本当は違うバンド名だった?
- レコーディングは夏休みも兼ねて沖縄で