MONOEYESとはthe HIATUS・ELLEGARDENのフロントマンである細美武士を中心に結成された4人組ロックバンド。
2015年に活動開始以降、全国各地のライブハウスや音楽フェスに出演。2020年10月19日には日本武道館にて無観客配信ライブを敢行。ドローンを駆使した斬新なカメラワークや360°ステージでのライブは大きな反響を呼ぶ。作品毎に音楽性をガラリと変え新しいサウンドを生み出し続けるthe HIATUSとは対照的で、MONOEYESはストレートでキャッチーなサウンドが特徴。
1974年7月13日生まれ。
神奈川県出身。
2002年に横浜で結成されたスリーピース・ロックバンド「ASPARAGUS」のドラムボーカルを務める。LOW IQ 01、BACK DROP BOMB、木村カエラ、荒井岳史など他アーティストのツアーやレコーディングでサポートミュージシャンとしても活動。
細美武士が所属するバンドthe HIATUSにも名を連ねており、1stEP『Insomnia』の収録曲「Antibiotic」のレコーディングにも参加している。
2019年10月1日にthe HIATUS結成10周年を記念して行われたライブ「the HIATUS 10th Anniversary Show at Tokyo International Forum」では「Antibiotic」をthe HIATUSのドラマー柏倉隆史とのツインドラムで披露した。
横浜でスタジオを経営しており、ドラムスクールなども行なっている。そのためか細美武士から度々「塾長」と呼ばれている。
急遽、細美からソロアルバムの制作のサポートを頼まれたため、自宅で作っていたカレー作り(スパイスも自分で調合する本格的なカレー)をやめて急いでスタジオに合流したというエピソードがある。辛い物と薬味好き。
MONOEYESのディスコグラフィー
シングル
『My Instant Song E.P.』
出典: www.monoeyes.net
1. 「My Instant Song」
2. 「When I Was A King」
3. 「What I Left Today」
全作詞・作曲 細美武士。
2015年6月24日リリース。記念すべきMONOEYESのデビュー作となる1st EPである。
1曲目「My Instant Song」と2曲目「When I Was A King」はライブでも頻繁に演奏される人気曲である。
3曲目「What I Left Today」の「Now I'm back to this again(またこれに戻ってきたぜ)」という歌詞の一節を当時活動休止中だったELLEGARDENのようなシンプルで激しい音楽に細美が回帰したという意味に捉えるファンが多くいたが、雑誌のインタビューで細美が明確に否定している。
『Get Up E.P.』
出典: www.monoeyes.net
1. 「Get Up」
2. 「Borders & Walls」
3. 「Moth To Flame」
1曲目作詞・作曲 細美武士。
2.3曲目作詞・作曲 スコット・マーフィー。
ベースであるスコット・マーフィーがボーカルの曲が初収録。2曲目の「Borders & Walls」はスコットがボーカルを務める曲の中でも特に人気の高い楽曲である。
本作のレコーディングは沖縄で行われた。沖縄の穏やかでのんびりした環境だったからこそ「Get Up」のような前向きで明るい曲が生まれたとのこと。
『Interstate 46 E.P.』
出典: www.monoeyes.net
1. 「Interstate 46」
2. 「Gone」
3. 「Borderland」
1.3曲目作詞・作曲 細美武士。
2曲目作詞・作曲 スコット・マーフィー。
1曲目「Interstate 46」のMVではドローンが使用されており、メンバーが乗る車を上空から撮った映像が使われている。
3曲目「Borderland」の曲の最後はフェードアウトで締めくくられる。フェードアウトにした理由について細美は「次回作のアルバムに繋がるような形にしたかったから」と自身のラジオ番組で語っている。
『The Unforgettables E.P.』
1. 「The Unforgettables」
2. 「Ladybird」
3. 「Adrenaline」
4. 「Atmosphere」
2024年9月4日リリースのシングル。
3rdアルバムである『Between the Black and Gray』以来4年ぶりのCDリリースとなる本作には、6月に先行配信された「Ladybird」や第2弾の「Adrenaline」に加え、未公開の新曲2曲を含む全4曲が収録されている。
アルバム
『A Mirage In The Sun』
出典: monoeyes.net
1. 「Cold Reaction」
2. 「Like We've Never Lost」
3. 「Just A Little More Time」
4. 「My Instant Song」
5. 「Run Run」
6. 「グラニート」
7. 「End Of The Story」
8. 「Do I Have To Bleed Again」
9. 「Get Me Down」
10. 「明日公園で」
11. 「Wish It Was Snowing Out」
12. 「Remember Me」
全作詞・作曲を細美武士が手掛ける。2015年7月29日リリース。
2曲目「Like We've Never Lost」は、1stEPとしてリリースした「My Instant Song」とEPとしてどちらをリリースするか迷った楽曲。
10曲目「明日公園で」はThe Birthdayのチバユウスケに歌詞が好きと褒められた楽曲。
歌詞自体は抽象的で聴く人それぞれに解釈があるが、哀愁と希望が入り混じった不思議な魅力を持つ曲である。
『Dim The Lights』
出典: monoeyes.net
1. 「Leaving Without Us」
2. 「Free Throw」
3. 「Roxette」
4. 「Two Little Fishes」
5. 「Reasons」
6. 「Borders & Walls」
7. 「Get Up」
8. 「ボストーク」
9. 「Parking Lot」
10. 「Carry Your Torch」
11. 「3, 2, 1 Go」
1.2.4.5.7.8.9.11曲目 作詞・作曲細美武士。
3.6.10曲目 作詞・作曲スコット・マーフィー。
4曲目「Two Little Fishes」でバンド初のリリックビデオが作成される。
9曲目「Parking Lot」は「自身の現状に嫌気が差す一人の青年が、真夜中の駐車場に車を停めて大好きな音楽を聴くことで、ポジティブな心を取り戻していく」という世界観の歌詞だが、それについて細美は「年を重ねた分、それに見合う歌詞を書こうと常々思っているけれど、そういった中でこのような甘酸っぱい歌詞を書けたことが嬉しい」と自身のラジオ番組で語っている。
アルバムタイトルである『Dim The Lights』は11曲目「3, 2, 1 Go」の歌詞の一節からとったもの。タイトル名の『Dim The Lights』は「明かりを暗くする」「薄暗い」という意味であり、アルバムジャケットもそれに合わせて薄暗いデザインとなっている。
アルバム全体のテーマとして2017年現代の音楽シーンにフィットする新しいバンドサウンドの構築を掲げる。
ストリーミング全盛の音楽シーンでは一曲単位でなく、数十秒単位で音楽の良し悪しが判断されつつあり、実際にそのような形の楽曲が増えている。
その状況に対して、ロックバンドとして今の時代を反映した音を鳴らすという挑戦的なコンセプトによって今作は完成した。
『Between the Black and Gray』
出典: monoeyes.net
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細美武士の名言・発言まとめ
細美武士とは、2000年代のカリスマ的なバンドとなったELLEGARDENのボーカル。その後、the HIATUS、MONOEYESを結成し、二つのバンドでも大きな支持を得る。2018年には活動を休止していたELLEGARDENが復活し、大きな話題となった。 バンド活動を通していく中で、純粋で、男らしい名言を多く残している。
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ジャズマスターを使っているギタリストを画像と共にまとめて紹介!
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目次 - Contents
- MONOEYESの概要
- MONOEYESの活動経歴
- MONOEYES結成までの流れ
- 1stアルバム『A Mirage In The Sun』リリース、全国のライブキッズを熱狂の渦に巻き込む
- 2ndアルバム『Dim The Lights』をリリース、そしてロックシーンを代表するバンドに
- コロナ禍でのアルバム作成、ライブ活動の変化
- MONOEYESのメンバー
- 細美武士(ほそみ たけし)
- スコット・マーフィー
- 戸高賢史(とだか まさふみ)
- 一瀬正和(いちせ まさかず)
- MONOEYESのディスコグラフィー
- シングル
- 『My Instant Song E.P.』
- 『Get Up E.P.』
- 『Interstate 46 E.P.』
- 『The Unforgettables E.P.』
- アルバム
- 『A Mirage In The Sun』
- 『Dim The Lights』
- 『Between the Black and Gray』
- 『Running Through the Fire』
- MONOEYESの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- My Instant Song
- Run Run
- Get Up
- Free Throw
- Two Little Fishes
- Fall Out
- When I Was A King
- Borders & Walls
- リザードマン
- MONOEYESの名言・発言
- 細美武士「誰もがそうではないかもしれないけど、自分の一番近くにいる人を一番大事にできない人間はカッコ悪いなと思うようになってきた。誰に対しても平等に付き合う人間より、自分と距離が近いやつをちゃんと大事にできるほうが好き。」
- 細美武士「物理的に体を鍛えるのも単純に強さだと思うし、あれもこれも大事で何も選べないから結局何も守れない、みたいな人間にはなりたくないからね。で、俺はそういう強さとカッコよさを仲間から学んできたつもり。もちろんバンドのメンバーも含めてね。みんなの喋り方や生き方を見て、俺に足りないものをいつも見つけてるっていう感じですね。」
- 細美武士「俺たちはいつだって、何を作ってるときだって、世界で一番カッコいいアルバムを作りたいと思ってるんだよ。この先も、作品を作るなら常にそこを目指すと思うの。そのモチベーションはずっと変わることがないと思います。」※一部省略
- MONOEYESの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 最初に候補だったバンド名は「Talk about Kevin」
- レコーディングは夏休みも兼ねて沖縄で
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