原始人彼氏(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『原始人彼氏』とは、北福佳猫による純愛少女漫画である。恋がしたい女子高生「神米美大」(かみごめ みと)は容姿に恵まれモテモテなものの草食系で軟弱なイケメン達にうんざりしている。そんなある日農業の女神であるスピカが現れ、婚活斡旋と称して美大をタイムスリップさせてしまう。行きついた先は巨大生物が往来する250万年前の地球、そこで出会った婚活相手はなんと猿人だった。運命の相手を追いかけ時を超えて恋を見つけるタイムスリップ婚活少女漫画であり、無骨な野性味と少女漫画的要素のさじ加減が魅力的な作品である。

狩りの腕も人望もイレクに勝てないためイレクに対してライバル心を持っている。コムイ(縄文の稲)を育てて力を示そうとしている。

シラトカ

子持ち。オナイのピクニックに持って行った栗の煮方をきっかけに美大にいろいろ教えるようになる。イレスとクラテカだとイレス派。

村の長(むらのおさ)

不安定な狩猟や採取ではなく安定的に糧となりそうなコムイに賭けている。オナイとは真逆の性格。南方の民。

『原始人彼氏』の用語

農業を司る女神「スピカ」

おとめ座で最も明るい星。「スピカ」はギリシャ語で「尖ったもの」という意味があり、おとめ座が持っている「麦の穂先」にあたることから「穂先」という意味になっている。ギリシャ神話の農業の女神、デーメーテールもしくはその娘ペルセポネーの持つ麦の穂先にある星である。

アウストラロピテクス・ガルヒ(ガルヒ猿人)

アウストラロピテクス属に属する化石人類の一種。250万年前に生息していたと考えられており、原始的な石器を使っていたのではないかと考えられている。アウストラロピテクス属は原人へと進化していくが、アウストラロピテクス・アファレンシスのみであり、ガルヒ猿人は絶滅したとされている。
ガルヒは、アファール語で「驚き」という意味。

ホモ・エレクトス(ジャワ原人)

ジャワ原人(ホモ・エレクトス)は、現代人と同じ新人(ホモ・サピエンス)の直系の祖先ではなく、独自に進化した絶滅種であることが、2001年に見つかった頭骨から裏付けられた。ジャワ原人は、アフリカで誕生した原人が約150万~100万年前までにジャワ島に渡ったとされている。

縄文人(じょうもんじん)

約1万6000年前から約3000年前まで続いた縄文時代に、現在の北海道から沖縄本島にかけて住んでいた人たちを指し、平均身長は男性が160センチ弱、女性は150センチに満たない人が多かった。現代の日本人と比べると背は低いが、がっしりとしており、彫りの深い顔立ちが特徴だった。

コムイ

縄文時代の稲。狩りや採集に頼らず暮らせる「神の糧」とされている。

フンベ

アイヌ語で「くじら」という意味。海の穀蔵と言われる。

貝塚(かいづか)

貝類の常食に適した地に居住する先史時代の人々が、日々ごみとして大量に出る貝殻を他の様々な生活廃棄物と共に長年に亘って投棄し続けることで、それらが累積した特定の場所をいう。
作中ではイレスが鯨を狩った後に訪れ、生きる糧となったものへの感謝と生まれ変わりまた巡り合うために祈りを捧げている。

『原始人彼氏』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

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