特撮・特殊メイク効果が素晴らしい名作映画まとめ!『遊星からの物体X』など

ここでは特撮技術や特殊メイクの力で狂気的な世界を表現した名作映画をまとめた。狼男伝説をモチーフにしたユーモラスなホラー映画『狼男アメリカン』、特殊メイク界の神童と呼ばれたロブ・ボーティンが作り出すエイリアンの変身・変形が見どころの『遊星からの物体X』などを紹介している。

セスの変身過程が素晴らしい。段々と皮膚が爛れ始め、体が変形してゆく様は、観客にじわじわと恐怖を植え込んでいきます。見た目だけでなく、生態や性格までも変化していくのはお見事。

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あの『ハエ男の恐怖』を、ある種のラブロマンスに昇華させたクローネンバーグは凄い。ラストの融合は憐れの極み。

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▼スキャナーズ

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”有名などっか~んシーンはもちろん、非マトモな描写のオンパレード。”

やはりマトモじゃない描写と言えばクローネンバーグ監督連発。こちらは1981年の作品。スキャナーと呼ばれる超能力者を使って警護を行う警備会社に組み込まれた主人公と、世界を支配しようと企む裏のスキャナーとの壮絶な超能力戦争を描く。スティーヴン・ラックが主人公だが、マイケル・アイアンサイドの悪のキャラクター・レボックの存在感が凄い!

進化したSFX技術や特殊メイクにより、数々の名シーンが実現した。クリス・ウェイラスが手掛けたレボックがスキャンによって相手の頭部を破裂させる斬新なシーンは、日本の漫画『AKIRA』や『北斗の拳』などの作品に大きな影響を与えた。

『スキャナーズ』予告編

有名な頭部を破裂させるシーン。以前にも同様の描写はあったが、本作での見せ方は強烈すぎ。堅物のスーツマンらが集うシーンで突然あんな様を見せられたらビックラものである。

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カナダのジャック・ニコルソンことマイケル・アイアンサイドの演技力は群を抜いて素晴らしく、顔の歪みと笑み、震えと怒りを交互に繰り出す間の取り方は役者の域を超えておりました

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エンドクレジットがコンピュータにスキャンする時のモニター画面のイメージまんまで粋。これにハワード・ショアの音楽が被さりますが、この絶望的な旋律がしばらく耳から離れません。

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▼ヘル・レイザー

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”不気味でカッコ良過ぎな魔道師達!バラバラよりも復活シーンがヤバい!”

小説家のクライヴ・バーカーが、初めて自ら監督・脚本を手掛けた1987年の作品。極限の快楽を得られるという奇妙なパズル・ボックス「ルマルシャンの箱」を手に入れた男が、異空間で地獄の苦痛と快楽を得るが逃げ出して人間界に舞い戻り、自身の復元のため人間に魔の手を伸ばす...。異空間に存在する魔道師(セノバイト)の首領「ピンヘッド」をはじめとするキャラクターの存在感は凄まじい。カルト的人気を誇り、シリーズ化もされた。

セノバイト4人衆の強烈なヴィジュアルはもちろん、鉤爪のついた鎖で身体を引き裂かれるという人体破壊シーン、そして特に人体復活シーンは、あまりに強烈過ぎる。

『ヘルレイザー』予告編

フランクや魔道士たちの言葉を借りれば、「苦痛を耐えてこそ、より深い快楽が生まれる。故に死の苦痛こそが、最上の快楽なのだ」との事。究極のマゾヒシズムとは死であるという提示である。

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フランクの復活シーンは、凄まじいほどの気持ち悪さで、尚且つ創意工夫が感じられる素晴らしい出来栄えです。

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この作品のヴィジュアル・イメージは、スプラッターホラーでありながらもアート映画と位置づけて遜色が無い。

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