さらざんまい(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『さらざんまい』とは、『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』など、ヒット作を多数手がけてきた幾原邦彦が監督を務める、新作オリジナルTVアニメ。東京・浅草を舞台に、人と人との「繋がり」を描いた作品。2019年4月~6月まで、フジテレビノイタミナ他にて放送された。中学生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人は、謎のカッパ型生命体「ケッピ」と出会う。ケッピは、どんな望みでも叶えることが出来る「希望の皿」を生み出せる唯一の存在だった。希望の皿を手に入れて譲れない繋がりを守る為、3人はケッピの命令に従う。
におい袋を集める「サシェゾンビ」の尻子玉を抜くことに成功した一稀と燕太と悠。
だがしかし、ケッピに尻子玉を転送する途中、一稀は尻子玉を手放してしまい、カパゾンビに戻っていってしまった。
初めてカパゾンビを倒すことが出来なかった3人。
カパゾンビを倒せなかった3人は、カッパの姿のまま戻れなくなってしまった。
一稀は自分のせいで2人も人間の姿に戻れなかったことに後悔する。
そして、懺悔するかのように、本当の母親と会った事や、春河の事故の話を語った。
春河の事故のことで、誰も一稀を責めなかった。
それが逆に、一稀を追い詰めてしまった。
罪の意識に苛まれた一稀は、春河が猫を飼いたいと言えば猫を攫い、吾妻サラが好きだと知ったらサラに成りすまして繋がっていたのだ。
春河の為にしていた行動だったが、それは自分が許されたかったからなのだ。
一稀は自分の為に春河を騙していたんだと、涙を流すのだった。
一稀の弟の春河が帝国軍にさらわれた(第六皿)
一稀がカッパの姿から戻れず家に帰れずにいた時、弟の春河が、玲央に攫われてしまった。
ケッピは、春河は帝国軍に攫われたのだと一稀に伝えた。
帝国軍は、人間を攫い殺してカパゾンビにしてしまう連中だと続けた。
ケッピと一稀と燕太と悠は、帝国軍のアジトへ春河を助けに行くことにした。
帝国軍のアジトでは、大量の箱が、シュレッダーに切り刻まれていた。
春河の入っている箱を特定した一稀たちは、ケッピをサッカーボールのように蹴ってパスを回し、それが春河の入っていた箱に命中。
箱から飛び出した春河を一稀が受け止めて、無事に助け出すことが出来たのだった。
悠の兄・誓の最期(第九皿)
弟分のマサに協力してもらい、誓と悠は浅草の街を出ようとしていた。
港までやって来た二人だが、そこには組織の追手が3人待ち構えていた。
全員拳銃を所持している。
銃撃戦となり、3人と撃ち合う誓。
船のすぐそばまで逃げて来たのだが、あと一歩のところで、誓は胸を撃たれてしまった。
すぐさま撃ち返して相手を倒したのだが、誓は致命傷を負ってしまう。
船の上で倒れ込んだ誓は、上着の内ポケットから家族写真を取り出した。
家族写真は黒く塗りつぶされていたが、悠の顔だけは塗りつぶされていなかった。
誓にとって、悠は大切な存在なのだった。
「面倒なもんだなぁ。繋がりってやつはよぉ。」と言い残し、この世を去った。
真武の最期(第十皿)
第十皿で、自らカパゾンビになった真武。
真武の秘密の漏洩で、カワウソとの約束で、玲央に自分のきもち伝えることが出来ずにいたことを知った玲央。
ケッピに尻子玉を転送中、真武は初めて自分の気持ちを伝えることが出来た。
「今までも、この先も。ずっとお前を愛している。」と告白した直後、真武の機械の心臓は爆発した。
『さらざんまい』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
公式Twitterアカウント「玲央と真武 ゆるふわ勤務日誌」が期間限定でアニメと連動
アニメ放送開始前の2018年11月11日から、公式Twitterアカウント「玲央と真武 ゆるふわ勤務日誌」が開設され、新星玲央と阿久津真武が、勤務中の日常をツイートしているという形式で運営されていた。
アニメ放送開始後も、アニメと連動する形でツイートが投稿されていた。
だが、第11話の放送直後、アニメ本編で真武の存在が消滅した為、Twitter上でも、今までのツイートを全て削除するという演出が行われた。
その後、ツイッター名とアイコンも消えてしまい、アカウントだけが残された状態となっている。
______________(@keeponly1luv)さんはTwitterを利用しています
twitter.com
玲央と真武がツイートしていたアカウント。現在はツイート等全て削除されている。
ケッピ役の諏訪部順一と監督の幾原邦彦がパーソナリティのアニメ「さらざんまい」ラジオ番組「ぷれざんまい」
2019年1月5日~アニメ「さらざんまい」ラジオ番組「ぷれざんまい」が、超!A&G+にて放送されていた。
パーソナリティは、ケッピ役の諏訪部順一と監督の幾原邦彦が務めていた。
さらざんまいのメインキャストたちがゲストで登場した回もあった。
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目次 - Contents
- 『さらざんまい』の概要
- 『さらざんまい』のあらすじ・ストーリー
- 希望の皿と3人の秘密
- カッパ王国の滅亡
- 擦れ違う愛と欲望
- 共につながる未来へ
- 『さらざんまい』の登場人物・キャラクター
- 矢逆 一稀(やさか かずき)
- 久慈 悠(くじ とおい)
- 陣内 燕太(じんない えんた)
- ケッピ
- 新星 玲央(にいぼし れお)
- 阿久津 真武(あくつ まぶ)
- 吾妻 サラ(あづま さら)
- 久慈 誓(くじ ちかい)
- 矢逆 春河(やさか はるか)
- 陣内 音寧 (じんない おとね)
- カワウソ
- 一稀の生みの母親
- ニャンタロー
- マサ
- 『さらざんまい』の用語
- 尻子玉
- カパゾンビ
- さらざんまい
- 希望の皿
- アサクササラテレビ
- ラッキー自撮り占い
- カッパ王国
- カワウソ王国
- 『さらざんまい』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 名言・名セリフ
- 一稀「今度こそ、このつながりを守らなければならない。その為なら、なんだってする。」
- 燕太「俺達は、ガキの頃からのゴールデンコンビだろ!」
- 悠「俺もお前も対して変わらない。欲しいものを手に入れるためには、なんだってする人間だ。」
- 春河「始めから終わりまで、まぁるい円で繋がっているよ。」
- 誓「ブスっといくぞ」
- 誓「この世界は、悪いやつが生き残る」
- 悠「お前らには飽き飽きなんだよ」
- 名シーン・名場面
- 初めてカパゾンビを倒すことに失敗した3人(第五皿)
- 一稀の弟の春河が帝国軍にさらわれた(第六皿)
- 悠の兄・誓の最期(第九皿)
- 真武の最期(第十皿)
- 『さらざんまい』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 公式Twitterアカウント「玲央と真武 ゆるふわ勤務日誌」が期間限定でアニメと連動
- ケッピ役の諏訪部順一と監督の幾原邦彦がパーソナリティのアニメ「さらざんまい」ラジオ番組「ぷれざんまい」
- 舞台化『さらに「さらざんまい」〜愛と欲望のステージ〜』
- 『さらざんまい』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):KANA-BOON『まっさら』
- ED(エンディング):the peggies『スタンドバイミー』
- 劇中歌:矢逆一稀(CV:村瀬歩)、久慈悠(CV:内山昂輝)、陣内燕太(CV:堀江瞬)、ケッピ(CV:諏訪部順一)『さらざんまいのうた』
- 劇中歌:新星玲央(CV:宮野真守)、阿久津真武(CV:細谷佳正)『カワウソイヤァ』
- 挿入歌:吾妻サラwith少女式ヱリス『放課後カッパー』