五等分の花嫁(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『五等分の花嫁』とは、春場ねぎが2017年から2020年まで『週刊少年マガジン』で連載していた漫画である。2019年にはアニメ化もされた。勉強だけは得意な主人公・上杉風太郎がお金のために五つ子の女子高生の家庭教師を務めるというラブコメディ。それぞれ性格の違うキャラクターの可愛さやそれを描く高い画力もさることながら、五つ子のうちの1人との結婚式を迎えた主人公が高校時代を回想する形で物語がスタートするため、誰と最終的に結婚するのか考察する楽しみも本作の魅力のひとつである。
中野 零奈(なかの れな)
五姉妹の実母。没年齢は不明だが、8月14日に亡くなっている。
本編開始の数年前に死亡しており、回想シーンにのみ登場する。元々は夫が蒸発したためにシングルマザーであり、再婚までは上杉家と変わらぬ極貧生活を強いられていた。生前は教師で、不愛想で生徒に媚びない鉄仮面であったが、その美貌ゆえにファンクラブができるほど人気があった。
おじいちゃん
五姉妹の祖父であり、零奈の父親。老舗旅館「熊虎」の経営者。余命幾ばくもない白髪の老人。姉妹の顔を見極めることができる数少ない人物。
学校関係者
前田(まえだ)
CV:伊東隼人
一花の2学年次のクラスメイトの男子生徒で、人相の悪い目つきと逆立った茶髪が特徴。3年次に風太郎や姉妹と同じクラスになる。
同じクラスの一花に気があり、林間学校の際に「手をつないだカップルは結ばれる」という縁結びの伝説があるキャンプファイヤーに誘おうとするが、替え玉として一花に変装していた三玖に声をかけてしまう。そのフォローに入った風太郎に何かと突っかかっていたが、在学中はそれなりに親交を深めていた。
その後、林間学校の伝説がきっかけで同級生の女子生徒・松井(まつい)と結婚。身重の彼女と共に風太郎の結婚式に出席している。
武田 祐輔(たけだ ゆうすけ)
学園理事長の息子。風太郎達の同級生で、3年次にクラスメイトになる。父親は学校の理事長を務めており、母親は医師。
親の教育に縛られ、将来は母と同じく医師を目指すよう言われているが、本人は宇宙飛行士を夢見て努力している。自らの成績を鼻にかけることはあるが、不正を嫌い正々堂々戦うことを信条としている。
高校のテスト成績は風太郎が1位をキープし続けていたためずっと2位で、在学中ずっと彼をライバル視していた。そんな中、3年になって風太郎が成績を落とした原因が五姉妹の面倒を見ていたことであると知り、対等な条件で競うべく、親同士の密約を利用する形で家庭教師交代を賭け全国統一模試の順位を争うことになる。結果は健闘したものの敗北し、風太郎のことを永遠のライバルとして尊敬にも似た感情で認める。これ以降は風太郎とはある程度交流を持つようになった。
江場(えば)
陸上部の部長。浅黒い肌とポニーテールが特徴的。思い込みの激しい性格で少々エゴイストな面がある。助っ人として仮入部した四葉の才能に惚れ込み、彼女を入部させようと期末試験の勉強そっちのけで合宿実施等を画策。しかし四葉に変装した二乃に強引な勧誘を咎められ、その後、流されるままで二乃や風太郎らにまで迷惑をかけたことを反省した四葉が改めて江場と話し合い、大会まで協力という条件で勧誘は諦める。
その他
江端(えばた)
五姉妹の義父に仕える秘書。白髪の壮年男性。以前は教師だった。
風太郎を家庭教師として連れ戻そうとする五姉妹の頼みごとを聞き、「阿多部 丸男(あたべ まるお)」という架空の家庭教師として変装した。
下田(しもだ)
五姉妹の母親の元教え子。月命日の墓参りの際五月と出会い、そのそっくりさに姉妹の母と見間違えてしまう。元ヤンであり、口調が荒い。
五月に母親の教師としての顔を話し、自分自身は高2の時に姉妹の母親から薫陶を受け、そのまま教師に憧れ塾講師の道に進んだことを語った。五月に対して母親に憧れることと教師を目指すことの違いを語った上で進路をよく考えるように諭している。
社長
CV:赤澤涼太
一花が所属する芸能プロダクションの代表者。バツイチのシングルファーザー。一花の才能に惚れ込んでおり、一見向いてなさそうな仕事だろうと演じられると信じて取ってくる。風太郎に対しても興味を持っているらしい。
菊(きく)
社長の一人娘。ジト目と三つ編みが特徴的。
妙に大人びた幼稚園児。横柄な性格で、上から目線の発言が目立つ。母親の浮気で父親が苦労してきたのを知ってるため、ままごとでは「ママはいらない」と言うが、一方で母親がいないことを寂しく思っていることを風太郎に見抜かれ、子供らしく素直になるよう諭される。
店長
風太郎と二乃のバイト先の店長。人相は悪いが人当たりが良く、穏やかな人柄。店を繁盛させるために常に試行錯誤しており、風太郎からは見習いたいハングリー精神と称される程。中野姉妹に対しても好意的だが、中野姉妹に食べ放題をさせる代わりに風太郎の給料から引くと言うなどのブラックなジョークを言うことがある。また、ライバル店である向かいのパン屋を糞パン屋と呼び、敵視している。
『五等分の花嫁』の用語
PENTAGON
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目次 - Contents
- 『五等分の花嫁』の概要
- 『五等分の花嫁』のあらすじ・ストーリー
- 風太郎の結婚式
- 五つ子たちとの出会い
- 努力を続ける風太郎
- 期末試験の結果
- 五つ子たちの心境の変化
- 『五等分の花嫁』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 上杉 風太郎(うえすぎ ふうたろう)
- 風太郎の関係者
- 上杉 らいは(うえすぎ らいは)
- 上杉 勇也(うえすぎ いさなり)
- 五姉妹
- 中野 一花(なかの いちか)
- 中野 二乃(なかの にの)
- 中野 三玖(なかの みく)
- 中野 四葉(なかの よつば)
- 中野 五月(なかの いつき)
- キーパーソン
- 写真の少女/零奈(れな)
- 未来の花嫁
- 親族
- 中野家の父
- 中野 零奈(なかの れな)
- おじいちゃん
- 学校関係者
- 前田(まえだ)
- 武田 祐輔(たけだ ゆうすけ)
- 江場(えば)
- その他
- 江端(えばた)
- 下田(しもだ)
- 社長
- 菊(きく)
- 店長
- 『五等分の花嫁』の用語
- PENTAGON
- アパート
- 高校
- REVIVAL
- 『五等分の花嫁』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 中野三玖「責任取ってよね」
- 上杉風太郎「一人でよく頑張ったな」
- ・中野四葉「嘘」
- 中野二乃「私と踊ってくれませんか?」
- 中野一花「センサーに異常なし」
- 結びの伝説
- 恋の駆け引き
- 『五等分の花嫁』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 佐倉綾音が五つ子全員を演じた漫画のPV
- 三玖の部屋の掛け軸
- 『五等分の花嫁』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):中野家の五つ子(花澤香菜、竹達彩奈、伊藤美来、佐倉綾音、水瀬いのり)「五等分の気持ち」(第1話 - 第11話)
- ED(エンディング):内田彩「Sign」(第1話 - 第11話)