五等分の花嫁(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『五等分の花嫁』とは、春場ねぎが2017年から2020年まで『週刊少年マガジン』で連載していた漫画である。2019年にはアニメ化もされた。勉強だけは得意な主人公・上杉風太郎がお金のために五つ子の女子高生の家庭教師を務めるというラブコメディ。それぞれ性格の違うキャラクターの可愛さやそれを描く高い画力もさることながら、五つ子のうちの1人との結婚式を迎えた主人公が高校時代を回想する形で物語がスタートするため、誰と最終的に結婚するのか考察する楽しみも本作の魅力のひとつである。
中野 一花(なかの いちか)
CV:花澤香菜
本作のヒロインである一卵性の五姉妹の長女。以前はお嬢様学校である黒薔薇女子に通っていたが、落第しかけたため風太郎のいる学校に転校してきた。
ショートヘアと右耳のピアスが特徴。揶揄い上手の小悪魔的な性格だが、面倒見のよいお姉さん気質。長姉として妹たちを気遣うことが多いが、その反面服は散らかし放題、寝るときは半裸と私生活はズボラ。駆け出しの女優であり、映画にも出演している。学業との両立を考えていたが、中退することも視野に入れている。そんな折、自分の夢を知った上で応援してくれた風太郎に対し、好意を抱くようになる。自分を押し殺す面があり、風太郎への恋心も隠そうとしていたが、四葉の言葉を受け積極的にアプローチを試みるようになる。
風太郎への呼び方は「フータローくん」。
中野 二乃(なかの にの)
CV:竹達彩奈
本作のヒロインである一卵性の五姉妹の次女。以前はお嬢様学校である黒薔薇女子に通っていたが、落第しかけたため風太郎のいる学校に転校してきた。
初期は姫カットのロングヘアで、蝶のような黒いリボンで結ったツーサイドアップが特徴。後に自分が変わる決意としてボブカットになる。
風太郎に対しては勝気で毒舌だが、それは姉妹への愛ゆえであり、クラスでは社交的で友人も多い。姉妹の中で1番料理好きでオシャレであり女子力が高い。
金髪姿に変装した風太郎、通称キンタローに一目惚れするも、後に風太郎だと知り動揺を見せるが、気持ちに整理をつけ風太郎への好意を顕にする。
素直になってからは同じ店でアルバイトをするなど、積極的にアプローチをしている。
呼び方は「上杉」「キミ」から、「フーくん」へと変化している。
3年進級を機に家賃を姉妹で5等分することになってからは、風太郎と一緒にいたいがためにケーキ屋「REVIVAL」でバイトを始める。風太郎に対して積極的にアプローチしており、一花同様に他の姉妹に遠慮していないが、正々堂々とした方法で風太郎を振り向かせようと考えている。
中野 三玖(なかの みく)
CV: 伊藤美来
本作のヒロインである一卵性の五姉妹の三女。以前はお嬢様学校である黒薔薇女子に通っていたが、落第しかけたため風太郎のいる学校に転校してきた。
右目が隠れる斜め分けのセミロングと首にかけているヘッドフォンが特徴。
口数が少なく表情もあまり変わらないクールな性格だが、信頼した人物に対してはとても素直な一面を見せる。風太郎への好意をきっかけに勉強や料理を努力する。戦国武将が好き。感情表現に乏しくドライな面が目立ったものの、次第に口数が増え表情も豊かになっている。
姉妹の中では1番初めに好意を明確に抱くも、自分に自信がない奥手な性格からなかなかアプローチ出来ずにいる。風太郎がアルバイトをする店の向かいのパン屋でアルバイトを始めた。
呼び方は「フータロー」。
中野 四葉(なかの よつば)
CV:佐倉綾音
本作のヒロインである一卵性の五姉妹の四女。以前はお嬢様学校である黒薔薇女子に通っていたが、落第しかけたため風太郎のいる学校に転校してきた。
ボブカットとウサギのような大きなリボンが特徴。ポジティブで明るく、初期から風太郎に協力的なのだが、反面お人好しが過ぎて頼み事を断れずに内心困ってしまうことがある。運動神経は良いが勉強はダメ。転校前の黒薔薇高校で落第が懸かった試験に1人だけ落ちてしまったため、全員で転校しなければならなかったことに罪悪感を抱いている。
風太郎の呼び方は「上杉さん」。身内以外には丁寧語で話す。
3年への進級後は清掃のアルバイトを始める。
中野 五月(なかの いつき)
CV:水瀬いのり
本作のヒロインである一卵性の五女。以前はお嬢様学校である黒薔薇女子に通っていたが、落第しかけたため風太郎のいる学校に転校してきた。
若干クセのあるロングヘアーに、頭頂部から生えたアホ毛と星柄のヘアピンが特徴。
真面目だが要領の悪い性格で、勉強もやる気があるがうまくいかない。誰にでも丁寧語を徹底している。
かなりの食いしん坊で、食事シーンが多い。大の怖がりでオバケやホラー映画が苦手。母親の月命日である14日には欠かさず墓参りをしている。
姉妹の中で風太郎と1番最初に出会ったが、最悪な出会いを引きずり不仲が続いた。しかし次第に気を許すようになり、喧嘩も少なくなっている。後に、母と同じ教師になる夢を抱くように。実父が家庭を捨てて蒸発したため、男性に対しては少し潔癖な所がある。
お菓子業界では知る人ぞ知るレビュワー「M・A・Y」としての顔も持っている。
3年への進級後は塾講師の手伝いのアルバイトを始める。
キーパーソン
写真の少女/零奈(れな)
本作のキーパーソンで、回想シーンでたびたび登場する五姉妹のうちの誰か。
小学生時代の風太郎に京都の修学旅行で出会い、彼が勉強に取り組む契機を作った人物。当時のツーショット写真を、風太郎は生徒手帳に挟んで所持していた。
それ以降1度も会うことはなかったが、後に自信喪失していた風太郎の前に再び現れる。風太郎に励ましの言葉をかけたが、その真意を語らず別れを告げて姿を消した。
未来の花嫁
本作のもう1人のキーパーソンで、風太郎の結婚相手。五姉妹のうちの誰か。
高校2年生の時の林間学校のキャンプファイアーの日から2,000日後、風太郎と結婚式を挙げる。祖父が経営する旅館に赴いた際、縁結びの鐘を事故とはいえ鳴らしてキスをしている。
アニメでは声は付かず、台詞は字幕になっている。
親族
中野家の父
CV:黒田崇矢
五姉妹の義父。大病院を経営する資産家。
本編開始の数年前に零奈と再婚した。勇也とは学生時代からの付き合いで、「マルオ」と呼ばれている。五姉妹の学業不振を気にかけているが、多忙を理由にあまり顔を合わせようとしない。義娘達は「〜君」付けで呼び、ポーカーフェイスの冷静な人物だが、挑発や煽りに弱い一面もある。
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目次 - Contents
- 『五等分の花嫁』の概要
- 『五等分の花嫁』のあらすじ・ストーリー
- 風太郎の結婚式
- 五つ子たちとの出会い
- 努力を続ける風太郎
- 期末試験の結果
- 五つ子たちの心境の変化
- 『五等分の花嫁』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 上杉 風太郎(うえすぎ ふうたろう)
- 風太郎の関係者
- 上杉 らいは(うえすぎ らいは)
- 上杉 勇也(うえすぎ いさなり)
- 五姉妹
- 中野 一花(なかの いちか)
- 中野 二乃(なかの にの)
- 中野 三玖(なかの みく)
- 中野 四葉(なかの よつば)
- 中野 五月(なかの いつき)
- キーパーソン
- 写真の少女/零奈(れな)
- 未来の花嫁
- 親族
- 中野家の父
- 中野 零奈(なかの れな)
- おじいちゃん
- 学校関係者
- 前田(まえだ)
- 武田 祐輔(たけだ ゆうすけ)
- 江場(えば)
- その他
- 江端(えばた)
- 下田(しもだ)
- 社長
- 菊(きく)
- 店長
- 『五等分の花嫁』の用語
- PENTAGON
- アパート
- 高校
- REVIVAL
- 『五等分の花嫁』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 中野三玖「責任取ってよね」
- 上杉風太郎「一人でよく頑張ったな」
- ・中野四葉「嘘」
- 中野二乃「私と踊ってくれませんか?」
- 中野一花「センサーに異常なし」
- 結びの伝説
- 恋の駆け引き
- 『五等分の花嫁』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 佐倉綾音が五つ子全員を演じた漫画のPV
- 三玖の部屋の掛け軸
- 『五等分の花嫁』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):中野家の五つ子(花澤香菜、竹達彩奈、伊藤美来、佐倉綾音、水瀬いのり)「五等分の気持ち」(第1話 - 第11話)
- ED(エンディング):内田彩「Sign」(第1話 - 第11話)