覆面系ノイズ(Anonymous Noise)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『覆面系ノイズ』とは、福山リョウコによって『花とゆめ』で連載されていた少女漫画である。本作はアニメや実写映画化などで話題となった。
物語は主人公ニノと初恋の相手モモ、そして幼少期にニノを歌で励ましてくれた謎の少年ユズの3人が再会するところから始まる。ニノのことを想い続けていたモモとユズ。そして、二人に再会したニノはユズが行っていた覆面バンド「in No hurry to shout」のアリスとしてデビューする。

ユズと母

ユズの父親はユズが幼いころに飛行機事故で死んでしまった。ユズの母親は夫の死を受け入れることができず、またユズが音楽と関わるのを忌避するようになった。ユズはイノハリの活動休止後、母と共に生前に父が親しんだ外国を見て回った。穏やかに過ごしていた2人だが、ある時空港でかつて父が事故に遭ったのと同じ便の飛行機が消息不明という報せを見たことで母が錯乱する。ユズも動揺してしまったが、そこにニノからの電話がかかってくる。彼女の声で落ち着きを取り戻したユズは母を抱きしめる。その時に父の遺骨が入ったペンダントが母の目に入った。それを父だと認識した母はようやく夫が亡くなったことを認めたのだった。
ユズにとっても母にとっても改めて父(夫)の死を認識することはつらいことだったが、これでようやく2人は前に進むことができた。

ニノにデモを聞かせるモモ

ニノのために作った曲のデモをなかなか手渡すことができずにいたモモ。しかしSILENT BLACK KITTYにゲスト参加しないかという打診の際に、ようやくモモはニノにデモ曲を聞いてもらう。このときモモの言葉は震えており、いかにニノに自分の作った曲を聞いてもらうことが緊張することなのかが伝わってくる。
レコーディングの際にはブースの向こうにいるニノを見て、モモは幼いころ窓越しに歌っていたことを思い出しながら感動していた。

『覆面系ノイズ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

人気投票1位はユズ

「背景に暗い過去を持つ2人をどうにかして幸せにしてあげたい」とファンの中では連載開始当初からモモとユズで人気が二分していたが、本作が最終回を迎えるにあたって行われた人気投票ではユズがモモだけではなくニノを抑えて1位に輝いた。

『覆面系ノイズ』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):深桜(高垣彩陽)「ハイスクール [ANIME SIDE] -Bootleg-」(第2話、第3話)

OP(オープニング):ニノ(早見沙織)「ハイスクール [ANIME SIDE] -Alternative-」(第5話、第7話 - 第11話)

ED(エンディング):ニノ(早見沙織)「アレグロ」(第1話 - 第3話、第5話 - 第10話、第12話)

挿入歌:「きらきら星」(第1話、第2話、第5話、第8話、第11話、第12話)

挿入歌:ニノ(早見沙織)「スパイラル」(第1話、第3話)

挿入歌:ニノ(早見沙織)「ウェンズデイビューティー」(第4話、第9話)

挿入歌:ニノ(早見沙織)「カナリヤ [ANIME SIDE]」(第5話、第6 - 12話)

挿入歌:深桜(高垣彩陽)「FALLING SILENT」(第7話、第12話)

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