覆面系ノイズ

『覆面系ノイズ(ふくめんけいのいず)』とは、『花とゆめ』(白泉社)に掲載された福山リョウコによる少女漫画である。2013年10号から2019年4号まで連載され、コミックスは全18巻で完結した。コミックス13巻から15巻はドラマCD付き限定版が同時発売された。2017年時点で累計発行部数は200万部を超えた。
物語は歌が大好きな主人公の有栖川仁乃(ありすがわにの/ニノ)が、幼いころに別れた榊桃(さかきもも/モモ)と杠花奏(ゆずりはかなで/ユズ)と再会し、覆面バンドのボーカルとなり音楽を通して恋心を表現する姿を描いている。バンドの演奏シーンは迫力があり、ニノの気持ちが強く表れている。
この作品は2017年4月から6月に全12話でテレビアニメが放送され、ニノの声を早見沙織が担当した。また同年11月25日には実写映画が公開され、ニノ役を中条あやみ、ユズ役を志尊淳、モモ役を小関裕太が演じ、映画に登場するバンド名でCDデビューした。

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覆面系ノイズのレビュー・評価・感想

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覆面系ノイズ
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覆面系ノイズの魅力

きらきらひかる お空の星よ。
誰もが知ってるきらきら星を、子供であるニノとモモが楽しそうに歌うシーンからはじまります。

舞台は数年後、主人公であるニノは 行方不明のモモにいつか届くように、由比ヶ浜の海に向けて歌い続けています。
女子高生になったニノは、子供の頃に出会ったユズと再開し軽音部に入ります。すると驚くことに、軽音部の部員は 人気覆面バンド「イノハリ」のメンバーだったのです。

ニノの猟奇的な程魅了する歌声に、ユズはイノハリへ入れることを決意し、同じ頃に行方不明だったモモが同じ学校に通っていて、イノハリのライバルである「黒猫」と言うバンドの一員だったことがわかります。

覆面系ノイズの魅力としては2つ。
ニノを取り合ってのユズ、モモとの三角関係です。
流石高校生、甘酸っぱく うまくいかないことだらけだけどそれでもそれぞれが折れずに進んでいきます。

もう1つは、各ライブシーンです。学校での軽音部としてのライブシーン、イノハリとしてプロの場でのライブシーン。
毎度ニノの歌声が紙面上から聴こえてくる感覚に陥ります。
漫画という事もあり、音のないライブシーンでは伝わらないのでは?と思うかもしれませんが、音がないからこそ ニノの心からの叫びの歌が聴こえてくるようにおもいます。

映画で実写化もされましたが、漫画でのニノの歌を表現し切れていないなと個人的にはかんじました、、
音楽、バンドをやっている人には特に、是非一度読んで欲しい作品となっています。