カルト的人気を誇るSF映画11選!『LOOPER/ルーパー』などひと味違う想像力や発想力に驚かされる作品ぞろい

宇宙船やロボットとの戦いといったありがちなSF映画とは一味違うオススメ作品をまとめました。ここに掲載しているのは、過去と現在の自分が交錯する奇想天外で緻密なストーリー展開が話題となった『LOOPER/ルーパー』をはじめとする11作品。各作品のあらすじ・ストーリーや見どころ、注目点を紹介していきます。

クライマックスの展開は驚きました。すごいスケール大きいし、ずっと暗い街の中だけで進んでいた物語が、あることをきっかけにバーッと広がっていく。

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▽少年って程か?若き日のソニー..いや、ドン・ジョンソンと、核戦争後の終末世界で一緒に旅をする、テレパシーで通じ合う犬のブラッド君の強~い友情を描くカルトSF。ラストは伝説のアレ!

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『少年と犬』

サム・ペキンパー人脈のL.Q.ジョーンズが監督、脚本を担当した1975年のカルトSF映画。主演はソニー・クロケットこと(?)若き日のドン・ジョンソンと、犬のブラッド君。荒廃した未来の砂漠を舞台に、テレパシーで通じ合う少年と犬のちょっと変わったバディ・ムーヴィ。テレパシーで話す賢い犬のブラッド君がいい味出してます。ウィッシュボーンと比肩する素敵な犬キャラ。でも雑食性!

2024年の荒廃した砂漠地帯を旅する少年と犬のブラッド。地下社会に生活する人々と遭遇した少年は、ブラッドが止めるのも聞かずに地下へ入り、争いごとに巻き込まれてしまう..。

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この凄くシニカルな雰囲気で一気に世界にのめり込みました。気張っているでもなく、だからといってゆるすぎるでもない独特な画。

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人を食ったオチでブラッドは元気を取り戻し、"1人"と1匹は山向こうの村を目指す。ブラッドのセリフが皮肉が効いていてなおかつ怖ろしい。このオチでこの作品は傑作カルトになった。

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見終わった後のブラックさが、だいぶ後を引く映画だった。しかしあれだけのラストにおいても、「友情」の大切さを暗にメッセージとして盛り込んでいる演出はニクい。

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▽フランスの国民的人気のコミック作家、エンキ・ビラルが監督した初の映画作品。自身のコミックを元に、ちょっと不気味でシュールな世界をスタイリッシュに描いた異色のSF映画は、隠れた逸品だ!

『バンカー・パレス・ホテル』

ユーゴスラビア生まれでフランスで活動するコミック作家、エンキ・ビラルが映画監督として初めて手掛けた1989年の作品。原作はもちろん彼自身によるもの。主演はミヒャエル・ハネケ監督作品『愛・アムール』のジャン=ルイ・トランティニャン。ちょっと不気味でシュール、でもスタイリッシュで洗練された映像感覚が冴える作品。

酸性雨が降り続ける世紀末のどこか。政府軍と反乱軍の争いが続く中、政府高官達は荒れ果てた地上から地下の安全な空間「バンカー・パレス・ホテル」へと避難する。そこでディナーを楽しむ彼らだったが、この閉ざされた空間にスパイが紛れ込んでおり、彼らは混乱の内に殺し合いをはじめ...。

『バンカー・パレス・ホテル』予告編

青みがかった色調で統一された映像、奇妙で滑稽なアンドロイド達、年代不詳の小道具と街並み、全てが頽廃的な美しさを演出していて、冒頭から一気に引き込まれてしまいます。

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たまらなくツボをつく作品であります。どこを取っても好き。ストーリーも映像も好き。様々な小道具も好き。画面の隅から隅まで吸い取るように見てしまう。

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ヨーロッパで最も高い評価を得ているコミック作家エンキ・ビラルの映画監督デビュー作。高い映像性と退廃的なムードが秀逸で、カルト映画と呼ばれるのも納得です。

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donpagos690
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