カルト的人気を誇るSF映画11選!『LOOPER/ルーパー』などひと味違う想像力や発想力に驚かされる作品ぞろい

宇宙船やロボットとの戦いといったありがちなSF映画とは一味違うオススメ作品をまとめました。ここに掲載しているのは、過去と現在の自分が交錯する奇想天外で緻密なストーリー展開が話題となった『LOOPER/ルーパー』をはじめとする11作品。各作品のあらすじ・ストーリーや見どころ、注目点を紹介していきます。

▽『ted』でオマージュされたアメコミの世界の映画化作品は、豪華絢爛でギンギラなセットと、本気とは思えない奇妙キテレツな内容がカルト!音楽にクイーンを起用したギンギラなセンスもカルト!

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『フラッシュ・ゴードン』

1934年から新聞で連載されたアレックス・レイモンドによるアメリカン・コミックの2度目の映画化作品(パロディは除く)。大物プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスが製作、監督は2転3転した結果、マイク・ホッジスに白羽の矢が立った。ダニロ・ドナティによる豪華絢爛でコテコテで悪趣味の域のギンギラなセットによる驚異の映像、その割にB級感たっぷりの奇妙な笑いと変態的な脚色も相まって、カルト化してしまった。大人の考えるアメコミ・スタイルの先駆け?セス・マクファーレンは、映画『ted』の中で、今作へのオマージュを盛り込みまくったのは有名なお話。

『フラッシュ・ゴードン』予告編

ハリボテ大作!!金に物を言わせて男の夢を描き切ったごきげん作!セットはまるで場末のストリップ小屋かキャバレー。スター・ウォーズが子供心を持った大人のファンタジーなら、こちらは大人の視点でしっかり見据えてる。

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『スター・ウォーズ』に対抗すべく、SF映画としては史上最大級の約4000万ドルという製作費が注ぎ込まれたが、仕上がりはキャンプでコミカル。脳天気な明るさと妙に変態チックなディテールが楽しい怪作となった。

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ジョージ・ルーカスは映像化を熱望していた。しかし、ディノ・ラウレンティスがすでに映画化権を獲得しており、泣く泣く断念して作った作品があの「スター・ウォーズ」であった…。

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▽ユル・ブリンナーが演じる西部のガンマン役はハマリ役!と思ったら、今作ではテーマ・パークの不気味で冷徹なロボット・ガンマンだった!ターミネーターもお手本にしたという無敵で非道な怖さ!

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『ウエストワールド』

監督・脚本マイケル・クライトン、ユル・ブリンナー、リチャード・ベンジャミン主演による1973年の異色のSF作品。ユル・ブリンナー演じるロボットの西部のガンマンの不気味さは特筆もの。

砂漠の中に造られた古き良き時代を再現したレジャーランド。精巧に造られたロボットによるアトラクションが人気だが、そのロボットたちに機能異常が生じ、遂には創造主の人間たちを襲い始める...。

とにかく怖かった。執拗に追いかけてくる無表情の殺人者。逃げても逃げても追いかけてくる。手に汗握りながら画面に見入ったTVの洋画劇場でした。

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不気味でしつこいガンマンは「ターミネーター」の原型みたいだ。何度撃たれても、焼かれても起き上がる。このガンマンを怪演したユル・ブリナーの迫力勝ち。銀色の眼が何気に怖い。

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ゲストを次々と撃ち殺すロボット・ガンマンをユル・ブリンナーが演じています。黒ずくめの衣裳に身を固め、無表情で銃を構える姿が何とも無気味でした。

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▽ピーター”ロボコップ”ウェラー演ずる天才物理学者でロック・バンドのヴォーカリスト、バカルー・バンザイがカッコ良すぎ!脇を固めるヘンテコで豪華なメンツも凄い、奇想天外なカルトSF作品!

『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』

『ロボコップ』のマーフィー役で知られるピーター・ウェラー主演、ジョン・リスゴー、エレン・バーキン、ジェフ・ゴールドブラムといった濃すぎる面々が出演した1984年のカルトSF映画。

日本人の父とアメリカ人の母を持つ天才的脳神経外科医で物理学者、ロックバンド「香港騎士団」のヴォーカリストでもある天才バカルー・バンザイ。実験中に8次元に突入すると、そこには追放された異星人と怪物が棲んでいて、地球が危機に晒される!バカルーと個性的な仲間たちは、地球を守るために立ち上がる。奇想天外でユルくて緻密さの全くない展開が、あまりにもカルトな名作!所謂「バカルー歩き」と称されるエンディングは必見!

『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』予告編

日本人とアメリカ人のハーフと言いながら、ピーター・ウェラーには当然、まるっきり日本人の血なんて入ってそうにない。お約束のようにトンチンカンな日本描写が随所に出て来るのは楽しめます。

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スーパーヒーロー“バカルー・バンザイ”vs異次元エイリアンとの対決!次元ワープ、爽快なスピード感、オールスター・キャストで贈るノン・ストップSFアクション!

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脇を固める出演陣も濃い面子揃い。ジョン・リスゴーにジェフ・ゴールドブラムにクリストファー・ロイドにヴィンセント・スキャベリだ。当時はまだそんなにメジャーでもなかったけど、それにしても濃い。

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▽植物が死滅した未来、宇宙船で植物を育てる心優しくもマッドな学者が起こした大胆な行動とは!彼を助ける健気なロボット達の献身的な姿に涙が止まらない、カルトSF映画!

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『サイレント・ランニング』

SFX技術者のダグラス・トランブルの原案を、彼自身の監督により映画化した1972年の作品。主演はブルース・ダーンと、3体のロボット達。偏執的に植物育成に全てをかけた植物学者の狂気と悲劇を描く。公開当初は本国ではヒットしなかったため、公開規模は小さく、後にカルト化した作品。何てったって、日本での公開までは10年以上後になったのだ。偏執的な植物学者、それを助ける健気なロボット達が涙を誘う..。

地球上の植物が絶滅した未来、宇宙船のドーム内で僅かな植物が育てられているだけだった。植物の育成に携わる植物学者のローウェル。地球からドームを爆破して帰還せよという命令が出ている事を知った彼が出た行動とは。

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使用人のようなロボットたちが黙々と働く姿、一列に並んで歩く姿、仲間の死を悲しんだり怪我を心配したりする姿、最後に残されたデューイが宇宙を仰いだり、植物の世話をする姿のどれもが深く心に残ります。

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