『アマガミ』とは、2009年にエンターブレインより発売されたPS2用恋愛シミュレーションゲーム。冬のクリスマスを舞台に、過去のトラウマを抱える高校生・橘純一が様々なヒロインと絆を深めていく。多彩なシナリオや天罰システムが特徴で、アニメ化などのメディアミックスも展開された。2011年には利便性を高めた廉価版『エビコレ+ アマガミ』がPS2とPSPで発売され、のちにPS Vita版も登場。麻雀ミニゲームやギャラリーモードなどが追加されている。
『アマガミ』『エビコレ+ アマガミ』の概要
『アマガミ』とは、2009年3月19日にエンターブレインより発売されたPlayStation 2用恋愛シミュレーションゲームソフトである。前作『キミキス』などの制作スタッフが手掛けており、夏を舞台とした従来作に対して、本作では冬のクリスマスシーズンを舞台としている。
高校2年生の主人公である橘純一(たちばな じゅんいち)は、中学3年のクリスマスのトラウマから恋愛とクリスマスに苦手意識を持っていたが、憧れの先輩である森島はるか(もりしま はるか)の卒業が迫る初冬、ふたつの苦手意識を克服するため様々な女の子と出会い、絆を深めてクリスマスを迎えることを決意する。
恋愛を甘く見た主人公に天罰が下る要素や、序盤の失恋、バッドエンド、強制的にルート進行が遮断される爆弾イベントといった多彩なシナリオバリエーションが特徴であり、メディアミックス展開や二度のテレビアニメ化も行われた。
2011年には、エンターブレインの制作・著作ソフトによる改良廉価版ブランド「eb! collection plus」として、PlayStation 2とPlayStation Portable向けに『エビコレ+ アマガミ』が発売された。ジグソーパズルやクリアポスターなどの特典が付属する数量限定版『エビコレ+ アマガミ Limited Edition』も同時展開され、2014年には事業部の編成統合に伴い発売元を角川ゲームスに変更してPlayStation Vita版およびPlayStation Vita TV対応版も登場した。
エビコレ+版の本編内容はごく一部のイベントを除いてオリジナル版を踏襲しつつ、プレイの利便性を高めるための各種改良が施されている。さらに、複数話にわたる新規専用シナリオと『キミキス』編のストーリーを収録し、両作品のキャラクターを交えて対戦できるミニゲーム『アマガミ ぬくぬくまーじゃん』が追加された。加えて、PS Vita版では両作品の立ち絵や描き下ろしイラストなど200点以上を収めたギャラリーモード『Platonic Archive』も実装されている。
『アマガミ』『エビコレ+ アマガミ』のあらすじ・ストーリー
共通
高校2年生の主人公である橘純一(たちばなじゅんいち)は、憧れの先輩である森島はるか(もりしまはるか)を遠くから見つめつつも恋人のいない単調な学園生活を送っていた。中学3年生時のクリスマスで待ち合わせをすっぽかされたトラウマを抱える純一は、恋愛やクリスマスに対して強い苦手意識を持っていた。しかし、吐く息が白くなり始める初冬の頃、はるかの卒業が近づいていることに気づいた彼は、ふたつの苦手意識を克服しようと決意する。さまざまなヒロインたちとの出会いや自身の選択を通じて関係を深めながら、それぞれのクリスマスを迎えていくこととなる。
絢辻詞(あやつじつかさ)ルート
クラスメイトの絢辻詞(あやつじつかさ)が遅くまで教室に残っている姿を目撃した純一は、委員会の仕事を手伝うことになったのを機に彼女と親しくなっていく。しかし、放課後の教室で詞の手帳を拾ったことで、彼女が周囲に見せている完璧な優等生としての姿は仮面であり、実際には裏の顔を持つ人間であることを知る。
詞は自身の本性を隠すことをやめ、ふたりのときは純一を罵倒するようになるが、次第に彼に惹かれていく。その後、創設祭のトラブルにより詞が孤立してしまう事件が起きるが、純一が寄り添ったことで彼女は心を開き、創設祭の夜に正式に結ばれる。
桜井梨穂子(さくらいりほこ)ルート
幼馴染である桜井梨穂子(さくらいりほこ)との何気ない日常を過ごしていた純一は、茶道部への出入りをきっかけに彼女と接する機会を増やしていく。周囲から梨穂子との関係を冷やかされるうちに、自分のなかでの彼女の存在や今後の関係性について思い悩むようになる。
やがて仕掛けられたラブレターの出来事を経て自身の気持ちに向き合った純一は、幼馴染という関係から一歩踏み出すことを提案し、梨穂子もそれを受け入れる。クリスマスの夜、家族の出掛けた自宅でささやかなパーティーを開いた二人は、互いの長年の想いを確かめ合いながらキスを交わす。
棚町薫(たなまちかおる)ルート
幼馴染の悪友である棚町薫(たなまちかおる)から友人の恋愛相談を持ちかけられたことをきっかけに、純一は薫と意識し合うようになる。ある日、母親の再婚話に端を発する家庭の事情から家を飛び出し、学校を休んでアルバイト先で悩んでいた薫を純一は発見する。自分を強く見せようと無理を重ねる薫に対し、純一は弱さを受け入れる優しさを伝え、彼女の支えとなる。その後、クリスマスのボートタワーで互いに率直な気持ちを告げ合い、正式に交際をスタートさせる。
中多紗江(なかたさえ)ルート
妹の美也(みや)の同級生である中多紗江(なかたさえ)がトラブルに巻き込まれているところを助けたことで、純一は内気な紗江と親しくなっていく。過去のトラウマから恋愛に臆病になっていた純一は、仮交際という形から関係をスタートさせる。
クリスマスのデート中、純一の不手際や過去の記憶によるすれ違いから紗江が一時立ち去るハプニングが起きるものの、お互いの気持ちをぶつけ合って和解し、映画館で心を通わせて結ばれる。
七咲逢(ななさきあい)ルート
校内で見かけた黒猫を追う中で、水泳部員である七咲逢(ななさきあい)の下着と見せかけた水泳用ビキニを目撃してしまった純一は、彼女から冷たい態度を向けられながらも徐々に距離を縮めていく。勉強が苦手な七咲の学習をサポートしたり、夜の小学校に忍び込むなどの出来事を経て、二人は特別な絆を育んでいく。プレッシャーから調子を崩していた七咲を優しく包み込み、クリスマスの夜に秘湯の地で互いの愛情を確かめ合いながら結ばれる。
森島はるか(もりしまはるか)ルート
憧れの先輩である森島はるか(もりしま はるか)に人違いから振られてしまったことをきっかけに、彼女や友人たちと親しくなった純一は、何度もアプローチを重ねていく。美也との同居生活のような交流や、学校内での大胆なやり取りを通じて距離を縮め、純一は再び思いを伝える。クリスマスの日、ホテルのような特別な空間で半裸姿ではるかと向き合った純一は、熱い口づけを交わして正式な恋人同士となる。
上崎裡沙(うえさきりさ)ルート(隠しルート)
2年前のクリスマスにトラウマの発端となった場所を訪れた純一は、クリスマスの前日に同級生の上崎裡沙(うえさきりさ)から熱烈な告白を受けて交際を始める。裡沙はかつて純一に救われたことが初恋のきっかけであり、2年前のすれ違いを防ごうとした結果として周囲の恋愛を妨害してきた過去を持っていた。自分の過ちを後悔する裡沙を純一は優しく受け入れ、二人は共に過去を乗り越えて明るい未来へと歩み出す。
橘美也(たちばな みや)ルート(隠しルート)
クリスマスの日に一人で過ごしていた純一は、妹の美也が河原から拾ってきた子猫をきっかけに、一緒に親猫のもとへと送り届ける。その帰り道、美也から投げかけられた問いかけに対し、純一は家族としての絆と愛情を再確認し、美也から甘噛みによるスキンシップを受ける。
『アマガミ』『エビコレ+ アマガミ』のゲームシステム
行動マップによる進行システム
目次 - Contents
- 『アマガミ』『エビコレ+ アマガミ』の概要
- 『アマガミ』『エビコレ+ アマガミ』のあらすじ・ストーリー
- 共通
- 絢辻詞(あやつじつかさ)ルート
- 桜井梨穂子(さくらいりほこ)ルート
- 棚町薫(たなまちかおる)ルート
- 中多紗江(なかたさえ)ルート
- 七咲逢(ななさきあい)ルート
- 森島はるか(もりしまはるか)ルート
- 上崎裡沙(うえさきりさ)ルート(隠しルート)
- 橘美也(たちばな みや)ルート(隠しルート)
- 『アマガミ』『エビコレ+ アマガミ』のゲームシステム
- 行動マップによる進行システム
- 会話モード
- ランクアップとシナリオ分岐
- 周回プレイ
- 『アマガミ』『エビコレ+ アマガミ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 橘 純一(たちばな じゅんいち)
- 絢辻 詞(あやつじ つかさ)
- 桜井 梨穂子(さくらい りほこ)
- 棚町薫(たなまち かおる)
- 中多紗江(なかたさえ)
- 七咲逢(ななさきあい)
- 森島はるか(もりしまはるか)
- 上崎裡沙(かみざきりさ)
- サブキャラ
- 橘美也(たちばなみや)
- 高橋麻耶(たかはしまや)
- 梅原正吉(うまはらまさよし)
- 伊藤香苗(いとうかなえ)
- 田中恵子(たなかけいこ)
- 塚原響(つかはらはびき)
- 飛羽愛歌(ひばまなか)
- 夕月琉璃子(ゆづきりるこ)
- 山口亜弓(やまぐちあゆみ)
- 絢辻縁(あやつじゆかり)
- 黒沢典子(くろさわのりこ)
- 七咲郁夫(ななさきいくお)
- 御木本久遠(みきもとくおん)
- 花園聖治(はなぞのせいじ)
- 樹里路美雄(きさとろみお)
- 蒔原美佳(まきはらみか)
- マイケル・ギャラガー
- 『アマガミ』『エビコレ+ アマガミ』の動画
- エビコレ+ アマガミCM 桜井梨穂子パターン
- 『アマガミ』『エビコレ+ アマガミ』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):絢辻詞(CV:名塚佳織)「ずっと、このままで…」
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