Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)の徹底解説まとめ

Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)とは、1968年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンドである。1970年代に一世を風靡した伝説的ロックバンドであり、そのド迫力の演奏と多彩な音楽性は幅広い人々に影響を与えた。重厚なギターサウンドが特徴で、ハードロックやヘヴィメタルの先駆者の一つとして挙げられている。
Led Zeppelinの概要
Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)とは、1968年にロンドンで結成された4人のメンバーからなるイギリスのロックバンドである。メンバーは、ボーカリストのロバート・プラント、ギタリストのジミー・ペイジ、ベーシスト/キーボード奏者のジョン・ポール・ジョーンズ、ドラマーのジョン・ボーナム。1970年代に一世を風靡した伝説的ロックバンドであり、そのド迫力の演奏と多彩な音楽性は幅広い人々に影響を与えた。重厚なギターサウンドが特徴で、ハードロックやヘヴィメタルの先駆者の一つとして挙げられている。
その音楽性は初期から後期にかけて変化していくが、クラッシック的な音楽を見事にロックに昇華させていった。その当時、小さなステージなどで演奏することが主流だったロックを、より大規模で大掛かりな舞台や演出、ファッションで演奏する、言わば「スタジアム・ロック」という新たな音楽シーンを作り上げたバンドの一つでもある。
初めはその余りにも実験的、飛躍的な演奏技術により、大衆に受け入れがたい音楽であった。しかし徐々にその音楽性が人々に受け入れられることとなり、伝説的なロックバンドへと進化を遂げる
Led Zeppelinの活動経歴
Led Zeppelinの結成
1968年、セッションギタリストとして活動していたジミー・ペイジがヤードバーズに加入。「ニュー・ヤードバーズ」を結成する。ロバート・プラント(ボーカル)、ジョン・ポール・ジョーンズ(ベース、キーボード)、ジョン・ボーナム(ドラムス)が加わり、バンド名を「Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)」に改名する。1968年10月に最初のイギリスツアーを行い、11月にアトランティック・レコードと契約した。デビュー・アルバムの『レッド・ツェッペリン I』は、北米ツアー中の1969年1月12日にリリースされ、ビルボードのチャートで最高10位、イギリスでは最高6位を記録した。
世界最大のバンドへ
1970年代、Led Zeppelinは商業的に大きな成功を収め、当時もっとも影響のあるグループの一つとなる。『レッド・ツェッペリンII』レッド・ツェッペリン III』などのアルバムをリリースし、ロック史に残る名盤を生み出した。アルバムのオープニングトラックである「移民の歌」は、1970年11月にアメリカでシングルとして発表され、ビルボードチャートのトップ20に到達。1971年11月8日に4枚目のアルバム『レッド・ツェッペリンIV』をリリースした。このアルバムは3,700万枚を売り上げ、歴史上最も売れたアルバムの一つとなる。その絶大な人気により、1970年代におけるLed Zeppelinのスーパースターとしての地位は確固たるものになった。
ボーナムの死と解散
1977年以来、最初の北米ツアーは1980年10月17日に開始される予定だった。24日、バンドはリハーサルに参加するために移動したが、リハーサルは中止され、ウィンザーにあるオールドミルハウスに宿泊することになる。眠りについたボーナムはバッドへ運ばれたが、翌日の午後1時45分、ボーナムが亡くなっているのが見つかる。死因は嘔吐による窒息だった。ボーナムの遺体は火葬され、1980年10月12日にウスターシャーのラッショック教区教会に埋葬された。
予定されていた北米ツアーは中止され、バンドは解散することになる。解散後、メンバーはたびたび再結成を行い、アルバムのリリースやツアーの開催を行っている。
Led Zeppelinのメンバー
ジミー・ペイジ

バンドのリーダー。担当はギター、テルミン、ダルシマー。Led Zeppelinの全アルバムのプロデューサーでもある。
超絶技巧かつ太く芯のあるギターサウンドを奏でる。派手だが繊細なギターテクニックを持ち、当時のギタリスト達にも衝撃を与えた。
ジョン・ボーナム

ドラム。独自のグルーヴ感、リズム感、パワーを持ち、バンドの核としての役割を果たす。初めて彼のドラムを聞くとその音量の大きさにびっくりするという。CDからでも十分その音量の大きさを感じ取ることができる。
1980年、ジョン・ボーナムは若くしてこの世を去ったが、その息子のジェイソン・ボーナムもドラマーとして、Led Zeppelin再結成時にはライブに参加している。
ボーナムは20歳までに音楽で売れなかったら、音楽の道を諦めると決めていた。しかしLed Zeppelinに加入し、売れたことで、自分の音楽への情熱をやめずに済んだのだった。
ジョン・ポール・ジョーンズ

ベース、キーボード、バンジョー、マンドリンなど。ベースだけでなく、キーボードも担当する多彩な芸の持ち主。
このバンド、ライブの際は毎回曲通りの演奏をせず、必ずアドリブが入ることでも知られていたが、そんなバンドの突発的な演奏にも合わせてしまう優れた演奏力を持つ。
しかしその素性はあまり知られていない。謎多き天才である。
ロバート・プラント

甘い歌声と幅広い声域を操り、人々を魅了するボーカリストである。
そのステージ上でのパフォーマンスと立ち振る舞いは、まさにバンドの顔を象徴するものである。
賛否両論であるが、優れた歌唱力を持っていたことは間違いないだろう。
Led Zeppelinのディスコグラフィー
アルバム
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目次 - Contents
- Led Zeppelinの概要
- Led Zeppelinの活動経歴
- Led Zeppelinの結成
- 世界最大のバンドへ
- ボーナムの死と解散
- Led Zeppelinのメンバー
- ジミー・ペイジ
- ジョン・ボーナム
- ジョン・ポール・ジョーンズ
- ロバート・プラント
- Led Zeppelinのディスコグラフィー
- アルバム
- 『Led Zeppelin』
- 『Led Zeppelin II』
- 『Led Zeppelin III』
- 『Led Zeppelin IV』
- 『聖なる館(Houses of the Holy)』
- 『フィジカル・グラフィティ(Physical Graffiti)』
- 『プレゼンス(Presence)』
- 『永遠の詩(狂熱のライヴ)(The Song Remains the Same)』
- 『イン・スルー・ジ・アウト・ドア(In Through the Out Door)』
- 『最終楽章(コーダ)(Coda)』
- 『BBCライヴ(BBC Sessions)』
- 『伝説のライヴ(How the West Was Won)』
- Led Zeppelinの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 「移民の歌」
- 「天国への階段」
- Led Zeppelinの名言・発言
- ジミー・ペイジ 「僕は自分を信じていないけれど、自分のやることは信じている。」
- Led Zeppelinの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 実際の発音は「レド・ゼペリン」