私立恵比寿中学(エビ中)の徹底解説まとめ

私立恵比寿中学(エビ中)とは、スターダストプロモーションに所属する女性タレントからなるアイドルグループ。「永遠に中学生」をコンセプトに掲げ、11人グループとしてスタートした。楽曲「仮契約のシンデレラ」でメジャーデビューし、オリコンランキング上位入りや、日本史上最速のさいたまスーパーアリーナ単独ライブなど、輝かしい活躍を重ねてきた。メンバーの闘病や急死といった様々な試練に見舞われながらも、エビ中はファンに笑顔を届け続けている。

私立恵比寿中学の概要

私立恵比寿中学は2019年に10周年を無事に迎えた。
私立恵比寿中学は2009年スターダストプロモーションの女性タレントの中から選ばれた5人で結成されたアイドルグループで、ももいろクローバー Z の妹分としてデビューした。
名前の由来も当時事務所であるスターダストプロモーションが、東京都渋谷区恵比寿にあったこと、コンセプトが永遠に中学生と言うことから私立恵比寿中学と名づけられたと言われている。ファンのことをファミリーと呼び、ライブの事を学芸会と呼んでいたことや、一人一人出席番号、メンバーカラーがあったりと私立恵比寿中学らしい設定が沢山ある。
しかし当たり前のようにメンバーも年々現役中学生はいなくなり、2021年5月に新メンバーが加入するまではメンバー全員が成人している状態だった。
私立恵比寿中学はデビュー当時、歌もダンスも安定してないアイドルと言われていたが、デビューしてから10年以上たった2021年は歌声ダンス共に成長し、音楽関係者に高い評価をもらっている。
その証拠に音楽界で有名な方々に曲を沢山提供してもらっている。メンバーそれぞれが個人での仕事も行っているためアイドルとしてだけではなく様々な場所で活躍する姿も目立ってきた。
そして2021年5月より新メンバーが3人入り新たな体制で活動している。

私立恵比寿中学の活動経歴

結成

2009年8月4日5人組アイドルグループとしてスタフェスにて私立恵比寿中学は結成された。
その時のメンバーは奏音、宇野愛海、瑞季、宮崎れいな、真山りかだった。
ここからメジャーデビューするまでに安本彩花、星野美玲、柏木ひなたを含め、9人が転校してきたがそれと同時に5人の転校を経験した。

メジャーデビュー

結成からメジャーデビューするまでの間にいくつもの転校転入を繰り返してきた私立恵比寿中学だが、2012年5月5日1st シングル『仮契約のシンデレラ』でメジャーデビューを果たした。メンバーは瑞季、真山りか、杏野なつ、安本彩花、廣田あいか、星名美鈴、鈴木裕乃、松野莉奈、柏木ひなたの9名だ。
結成してからメジャーデビューまでの間に6曲ほど曲は出していたが全て売り上げランキングトップ10には到底届かぬランキング順位だった。
しかしこのメジャーデビューシングル『仮契約のシンデレラ』は最高順位7位まで行くことができた。メジャーデビューする前からのファンたちにとっては、初めて売上ランキングトップ10入りした思い出の曲となった。
ファーストシングルから続いて『go gohere we goロック・リー 』最高7位、『梅』最高3位、『手をつなごう』最高5位、『未確認中学生X』4位とメジャーデビューしてから順調に上位ランキングをキープしていた。

デビューから最速でさいたまスーパーアリーナライブ

私立恵比寿中学として結成してから1年7か月という速さでさいたまスーパーアリーナ単独ライブを成功させている。
私立恵比寿中学は毎年決まって夏と冬にライブが行われている。夏は野外で行われるライブを遠足に見立てた『夏のファミリー遠足』を略して「ファミえん」、冬は年末に行われるライブを学芸会に見立てた『大学芸会』だ。
2013年7月28日にメジャーデビューして初めて行われた、夏の野外ライブ『エビ中夏のファミリー遠足、略してファミえんIn河口湖2013』にてトーク中に校内放送の音がなり、2013年年末に開催される大学芸会開催場所が大々的に発表された。
それは2013年当時のメジャーデビューしてから間もない私立恵比寿中学にとっては驚いてしまうような場所、「さいたまスーパーアリーナ」だった。
それまでデビューしてから1年7か月でさいたまスーパーアリーナ単独ライブを行ったのは、誰もいなかったことで、ミュージシャン「シド」が持つ記録「2年」を更新する形となった。
チケットも売り上げは上々で、まだ数えるほどの曲しかない私立恵比寿中学にとって不安材料は多かったが、見事結果を残す形となった。

メンバーの転校転入

2014年1月4日『3 b junior live final 俺の藤井2014』のライブで小林歌穂、中山莉子が私立恵比寿中学に編入することが発表された。
この二人はもともと『3 b junior』のアイドルグループ『チーム大王イカ」のメンバーとして活動していた。ただこの『チーム大王イカ』は期間限定のアイドルグループだった。
そんな中で急な私立恵比寿中学メンバーとして小林歌穂と中山莉子が転入決定だったため、ファンやメンバーたちも驚きを隠せなかったようだ。
この時が一番私立恵比寿中学のメンバーが多い時だった。
しかしすぐに約3ヶ月後、2014年4月15日日本武道館でのライブ『私立恵比寿中学合同出発式〜今、君がここにいる~』をもって瑞季、杏野なつ、鈴木裕乃の3人が転校という発表がされた。
ここで残ったメンバーは真山りか、安本彩花、廣田あいか、星名美怜、松野莉奈、柏木ひなた、小林歌穂、中山莉子の8人だった。ここからしばらくの間メンバーの入れ替えはなく、私立恵比寿中学はこの8人で様々な活動をする事になる。

度重なるメンバーの病

メンバーの転入転校が落ち着き8人のメンバーで頑張っていこうと意気込んでいた最中2016年8月27日左耳に違和感を感じていた柏木ひなたが突発性難聴と診断され一時的に活動休止すること、そして小林歌穂がバセドウ病と診断され、医者と相談の上一時的に活動を制限することが発表された。
同時期に一つのグループから二人の病による活動休止、制限が発表されたことは前代未聞だった。
柏木ひなたは耳の病気により歌う事が困難だったこと、小林歌穂は激しい動きをすると強い動機に襲われてしまうといった事もあり、しばらくの間は活動にも調整が必要だった。
症状が安定した頃からは二人の状態を見つつ、ライブに全く参加しない形ではなく、体に無理がかからないように、二人とも座って歌ったり、一部参加という方法をとりながら、完全復活するまで二人は病と向き合った。
二人の病気は完治することはなかなか難しいという事もあり、この先も治療を続け、自分の体調と相談しながら頑張っている。

メンバーとの別れ、松野莉奈卒業

2017年2月、誰もが想像できない、想像すらしたくない出来事が彼女たちを襲った。
出席番号9番松野莉奈が突然亡くなったのだ。
それは衝撃的でテレビの速報で出た文字にファンだけではなく皆が目を疑うニュースだった。享年18歳、致死性不整脈というあまり聞く事がない病いでの早すぎる死だった。
松野莉奈は体調不良で亡くなる前の日のライブを休んでいたが、メンバーがライブ終了後に松野莉奈に連絡を取った際、「おにぎり食べたからもう大丈夫」と彼女の天真爛漫な性格が伝わるメッセージが届いていた。
しかし、次の日メンバーに届いた報告は松野莉奈の訃報だった。
それまで私立恵比寿中学は沢山の事を乗り越えてきたが、今回ばかりは乗り越えられないかもしれないと、「解散」という二文字が脳裏をよぎったファンが多かった。
メンバーが亡くなってしまうなんて年齢が若ければ若いほど想像できないものだ。復帰できたとしても当分先になると誰もが思っていた。
しかし、松野莉奈が亡くなった約二か月後に私立恵比寿中学は全国ツアーをスタートさせた。
この時メンバー皆が松野莉奈の死と向き合いながら、必死で7人でのパフォーマンスを覚える他なかった。
皆が心配している中、メンバーは笑顔で全国を駆け抜け、2017年7月16日ツアーファイナルを迎えたが、笑顔の裏で向き合い続けたメンバーの死は残されたメンバーたちにとって重すぎるものだった。
2017年12月6日に発売されたDVD『EVERYTHING POINT5』のメイキング映像で痛いほど伝わってくる。
松野莉奈は私立恵比寿中学を転校という形ではなく卒業となった。
松野莉奈のメンバーカラーである青は箱推し(メンバー全員を応援する人の意味)の色となり松野莉奈が卒業した後もサイリウム色として残っている。
これはもちろん箱推しの色でもあるが、松野莉奈のファンがライブで青色を利用しやすいようにという意味も込められている。

廣田あいか転校

私立恵比寿中学の最後の転校者である出席番号6番の廣田あいかは2018年1月3日の武道館ライブを最後に転校した。
廣田あいかはメンバーの中でも特にテレビバラエティに多く出演したり、ドラマや映画など様々な場面で活躍していた。
そんな廣田あいかが転校するという一報は、メンバーもファンも驚く事だった。
彼女は小学生の時から芸能活動をしていた為、アイドルとして見える景色や経験だけではなく自分個人でやりたいことをやってみたいという気持ちが大きくなった事から転校を決意したそうだ。
この思いを知ったメンバーは廣田あいかに「おめでとう」「ありがとう」と称賛した。
転校後廣田あいかはUUUM所属のユーチューバーとして活躍している。

6人の私立恵比寿中学が始まる

homehoome3420q0
homehoome3420q0
@homehoome3420q0

目次 - Contents