宇宙戦隊キュウレンジャー(Uchu Sentai Kyuranger)のネタバレ解説・考察まとめ
『宇宙戦隊キュウレンジャー』とは、テレビ朝日スーパー戦隊第41作目で、全体的に宇宙をモチーフに作られた作品。宇宙を舞台に、敵の組織・宇宙幕府ジャークマターの支配から宇宙を取り戻す為に、宇宙戦隊キュウレンジャーが戦う話である。一人一人色濃いキャラクター達による群像劇であり、他の戦隊とは違って数の多さを利用したシーンが盛り沢山に存在している。キャッチコピーは「9人の究極の救世主」「1人1人がスーパースター、9人揃ってオールスター」。
88の星座に息づく生命全ての集合パワー、“キューエナジー”で満たされた球体型のアイテム。球状の部分を回転させる“マワスライド”する事により、キュータマが持つ能力を発揮できる。
主な能力の種類としては、変身やキュウボイジャーの召喚等が可能なチェンジキュータマと、能力を発揮するスキルキュータマに分類される。スキルキュータマの一例としては、水を出す・腕力を上げる・太陽の様に輝く・鎧を出す・盾を出す等種類が豊富に存在する。
セイザブラスター
キュータマの力を引き出すのに必要な装備であり、キュウレンジャーに変身する時に必要になる。左腕に装着し、右側にある引き金を引き、「スターチェンジ!」と叫ぶ事により、キュウレンジャーに変身する事ができる。
射撃武器にもなり、メンバー同士が力を合わせる事による必殺技「オールスタークラッシュ」で敵を倒す。
キュウボイジャーを発信させたり、キュウレンオーのドッキング発動、通信等も可能な装備である。
キューザウェポン
キュウレンジャーが戦う時に持つ武器。槍・斧・剣など様々な形態を持つ。キュータマをセットする事で個別の必殺技の発動が可能で、複数のキューザウェポンの必殺技を組み合わせる、オールスターインパクトも存在する。
キューレット
キュウレンジャーの出撃メンバーを選ぶ時に使われる回転式抽選機器。キュウレンジャーのエネルギー源であるキュウエナジーを節約する為に用いられる。
選ばれなかったメンバーはサポートとしてオリオン号の修理やメンテナンスをさせられる。またショウ・ロンポーの独断でメンバーが決まる事があり、キュウレンジャーキュータマが出た場合には全員が出撃となる。
反乱軍リベリオン
ジャークマターに対抗する為に結成されたレジスタンス組織で、キュウレンジャーが所属している。なお反乱軍リベリオンというのはジャークマター側からの呼称であり、正式名称は「解放組織リベリオン」。
プラネジューム
惑星を構成しているエネルギー。ジャークマターがモライマーズを用いて多くの惑星から吸収している。プラネジュームを失った惑星は滅ぶ為、モライマーズを破壊・阻止する必要がある。
『宇宙戦隊キュウレンジャー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
シシレッドへの変身
Space.1で行われた、宇宙戦隊キュウレンジャーを象徴する回でもあるシーン。この回はOPで流れている歌詞の一部と重なった展開が行われている。
ラッキーは単身ジャークマターの軍隊に突撃するも敵のモライマーズにより宇宙に放り出されてしまい、身が氷漬けになってしまう。しかし、そんな中でも「俺はキュウレンジャーになる」という強い意思を持つ事により、シシキュータマに選ばれ、幸運にも落ちてきたシシ座流星群に乗りシシレッドに変身を果たす。
この流星群に乗るシーンは歌詞の一部でもある「きらめく流星群に乗り」の通り流星群の中の一つの隕石に乗っており、ピンチの時に訪れたこの事は、ラッキーにとっては正に幸運だったので、歌詞の一部にもある「GOOD LUCK」とも重なるのである。
ごめんなさいガル
Space.14でガルが女装する回。この回はキュウレンジャーの中でも屈指のギャグ回である。
ガルはつい最近不幸だったラッキーよりも恵まれておらず、出撃の機会が全くなかった。だが宇宙竜宮城へ民間人を解放する為に潜入するミッションでついに出撃の機会を得る。
ガル・ハミィ・ナーガ・バランスが変装して宇宙竜宮城に潜入し、ダイカーンであるユーテルジャンの機嫌を取る事になってしまう。一方でラッキーとスパーダは、民間人解放の為敵の基地に潜入する。
ユーテルジャンが持っているリモコン式のスイッチのどれかを押すと、民間人が入れられている牢屋から解放する事ができる情報の元、ユーテルジャンが持つリモコンスイッチを色んな隙に押す。しかし、落とし穴を起動するスイッチを押した為、敵の基地に潜入しているラッキーとスパーダ基地から外へ落ちるばかりであった。
ユーテルジャンの機嫌を直そうとするもユーテルジャンの機嫌は損ねるばかり。そこでショウの策でオトメキュータマを使用するも、何故かガルが女装する事になる。
なんとユーテルジャンがガルの女装姿をえらく気に入ってしまい、ガルの女装が解けた後でもユーテルジャンから「俺様と付き合ってー!!」と告白されるも、「ごめんなさいガル」と断られる。
この「ごめんなさいガル」の言い方があまりにも哀愁が漂っておる為、笑いを誘う名シーンとなっている。
俺が誇れる兄貴だ!
Space.20で操られているスティンガーに襲われている中、スコルピオに小太郎が叫んだ言葉。小太郎が生身で躍動するシーンが見所である。
スティンガーは単身兄であるジャークマターのスコルピオに挑むもあっさりと破れ、毒を注入され敵の手先に堕ちてしまう。キュウレンジャーの前に現れる操られたスコルピオ。生身ながらもキュウレンジャーを圧倒し、ラッキーと小太郎は変身解除に追い込まれる。そこでオリオン号から解毒剤が転送され、小太郎はスティンガーの尻尾の猛攻をかわしつつも、スティンガーに解毒剤を差して元に戻すのだった。
小太郎は以前道を踏み外した兄を持つスティンガーから、「弟が誇れる兄でいろ」と激励を受け、その事を胸に刻みこんでいた。
それ以降スティンガーを「兄貴」と呼び慕うようになり、小太郎にとってスティンガーは誇れる兄の様な存在であった。スティンガーを元に戻したいという気持ちで必死に戦って元に戻すシーンは、小太郎の心の強さを示す名シーンである。
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目次 - Contents
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』の概要
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』のあらすじ・ストーリー
- キュウレンジャーの一員
- アルゴ船のキュータマ捜索
- アルゴ船復活とオリオン号
- バリアを破るキュータマ捜索
- 最後の戦い
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』の登場人物・キャラクター(キュウレンジャーのメンバー)
- 9人の基本メンバー
- ラッキー/シシレッド/シシレッドオリオン
- スティンガー/サソリオレンジ
- ガル/オオカミブルー
- ナーガ・レイ/ヘビツカイシルバー/ヘビツカイメタル
- バランス/テンビンゴールド
- チャンプ/オウシブラック
- スパーダ/フードマイスター カジキイエロー
- ハミィ/カメレオングリーン
- ラプター283/ワシピンク
- 10人目以降の追加メンバー
- ショウ・ロンポー/リュウコマンダー
- 佐久間小太郎/コグマスカイブルー
- 鳳ツルギ/ホウオウソルジャー
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』の登場人物・キャラクター(宇宙幕府ジャークマター)
- ショーグン“ドン・アルマゲ”
- フクショーグン
- テッチュウ
- ククルーガ
- アキャンバー
- アキャチューガ
- カロー
- エリードロン
- スコルピオ
- 刺客
- イカーゲン
- マーダッコ/メカマーダッコ
- 戦闘要員
- ダイカーン
- ツヨインダベー
- インダベー
- デスワーム
- メタルデスワーム
- ボスワーム
- 牛型汎用破壊兵器ゼロ号
- 技術開発要員
- アントン博士
- アントンゼロ
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』の登場人物・キャラクター(キュウレンジャーの関係者)
- ベガさん
- ビッグベア
- 佐久間次郎
- 佐久間暁美
- エリス
- クエルボ
- オライオン
- エキドナ
- シーザー
- アスラン王
- 爺や
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』の登場人物・キャラクター(その他)
- ホシ★ミナト
- マアサ
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』のメカニック
- キュウレンジャーの移動拠点
- オリオン号
- バトルオリオンシップ
- キュウボイジャー
- シシボイジャー
- コジシボイジャー/スーパーシシボイジャー
- サソリボイジャー
- オオカミボイジャー
- テンビンボイジャー
- オウシボイジャー
- ヘビツカイボイジャー
- カメレオンボイジャー
- ワシボイジャー
- カジキボイジャー
- リュウボイジャー
- コグマボイジャー
- ホウオウボイジャー
- オリオンボイジャー
- 究極のスペースロボ
- キュウレンオー
- リュウテイオー
- リュウテイキュウレンオー
- ギガントホウオー
- キュータマジン
- オリオンバトラー
- スーパーキュウレンオー
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』の用語
- キュータマ
- セイザブラスター
- キューザウェポン
- キューレット
- 反乱軍リベリオン
- プラネジューム
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- シシレッドへの変身
- ごめんなさいガル
- 俺が誇れる兄貴だ!
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』の主題歌・挿入歌
- OP 幡野智宏(Project.R)「LUCKYSTAR」
- ED 松原剛志(Project.R)「キュータマダンシング!」
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- M・A・O
- 久正人
- Space.6のバランスの抱き枕
- ククルーガの声優