BAMBOO BLADE(バンブーブレード)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『BAMBOO BLADE』とは、原作:土塚理弘、作画:五十嵐あぐりによる漫画作品。
主人公「石田虎侍」、通称「コジロー」は室江高校剣道部の顧問で、少ない部員と共にゆるい部活動を続けていた。そんな剣道部で、主に女子部員たちで繰り広げられる、まったり放課後女子剣道コミックである。試合の勝敗よりも、剣道における一つの目的である「人間形成」に重きを置いた作品であり、数多くの名言が存在している。

『BAMBOO BLADE』の概要

「BAMBOO BLADE」は、原作:土塚理弘、作画:五十嵐あぐりによる漫画作品。
スクウェア・エニックスの漫画雑誌「ヤングガンガン」に2004年から2010年まで連載されていた。略称は「バンブー」「バンブレ」。

室江高校剣道部の顧問である石田虎侍、通称コジローは、ほぼ唯一の部員であるキリノと共にゆるい部活動を続けていた。そんなある日、コジローの旧知である他校の剣道部顧問、石橋との飲みの席にて、「勝ったら一年間寿司食べ放題」という条件で練習試合が決まった。その日の食事にも困る余裕のない生活を送っていたコジローは、それがきっかけで部員集めに精を出し始めることになる。
天才少女、川添珠姫(通称タマ)を皮切りに徐々に部員は集まり、キリノ、タマキ、サヤ、ミヤミヤ、サトリ、ユージ、ダンの七人で、練習試合や、あらゆる目標に向けて緩やかでありつつも真面目な室江高校剣道部が始動したのだった。
「まったり放課後女子剣道コミック」と銘打たれている作品であり、全国大会へ向けた熱い戦いといった少年漫画のような勝敗に拘るスタイルではなく「人間形成」という側面に重きを置いた剣道を描いており、馬鹿馬鹿しく緩いコメディの一面もありながら、深く考えさせられる名言も数多く存在する。

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『BAMBOO BLADE』の名言・名セリフ

コジロー「いいんだよ部活なんて、楽しんでやれりゃ。のんびりやろーぜ」

熱血な剣道を求めるキリノに対し、コジローが言い放ったセリフ。
所詮は部活、というのがコジローの方針である。過酷極まる高校剣道部時代を過ごした、自身の経験があって導き出した考え方であり、テキトーであっても考え無しではない。そんなコジローの緩さが表れている。

コジロー「30点の男には70点の女! 10点の女には90点の男というように、世の中の均衡のためにはふたりではじめて満点がちょうどいいんじゃないか!?」

入部希望のユージとダンに部員不足の現状を伝えると、ダンが「彼女を誘ってみる」と言ってきた。ダンはお世辞にもイケメンとは言えない見た目であり、彼女がいること自体に一同は驚きを隠せない。どんな彼女を連れてくるかという予想合戦が行われ、その折にコジローが力説したものである。
「ああいう男ほど絶世の美女を連れてるんじゃないか」というキリノに同意したコジローの、授業よりもよっぽど熱がこもった力説だった。「イケメンと美女の組み合わせは見ていて腹が立つし、逆は見ていて悲しい、ならば合わせて百点がちょうどよい」という、言われてみれば分からなくもないカップルに対する名言である。
直後、ダンが連れて来たミヤミヤが予想通りの美女であり、コジローとユージは叫ぶほど悔しがった。

川添三十郎「現代の剣道は打ち込みの後引く。斬るのではない、叩くのだ。相手を倒すためではない、自分自身を高めるために打ち込むのだ」

大会には出ていないものの全国でも屈指の実力を持つ天才少女タマキは、実家が道場であり、幼い頃から剣道の鍛錬を続けていたが故の圧倒的実力だった。このセリフは、タマキの父親から、四歳のタマキに送られた指導の言葉である。まさしく、剣道の本質を突く名言と言える。だが、さすがに四歳児にとっては難しすぎるものであり、直後に父親も「まだ早すぎた」と発言を取り下げた。タマキの強さのルーツを示すシーンである。

コジロー「自分が正しいと思う事ならやればいい。正しいってことは勇気になるから」

ダンの彼女として共に入部したミヤミヤは、喫煙の場面を目撃され、一度サヤに注意を受けていた。サヤはキリノと同級生の部員であるものの、準幽霊部員と言える頻度でしか顔を出しておらず、ミヤミヤはサヤが剣道部の先輩であることを知らなかった。
反抗的で生意気な対応をしてしまったサヤが先輩部員であることを知ったミヤミヤは、部活を辞めようかとも考える。
謝罪したところで、表面上許されてもサヤの中でずっとしこりは残り続けるだろう。そんな思いから退部を考えるミヤミヤに、コジローがかけたセリフ。
何かに迷ったら、それが正義かどうかで判断して行動する。そう言うコジローにミヤミヤは、初めて教師らしい一面を感じた。直後、ミヤミヤはサヤに謝りに行ったのだった。

タマキ「単純に、遅いです」

タマキはコジローさえも圧倒する実力だった。負け続けるコジローは恥を忍んでタマキに「自分のどこが悪いと思うか」とアドバイスを求めたところ、ストレートかつ端的にタマキはこの言葉を返した。
コジローからアドバイスを求めて来たとはいえ、あまりにも言葉を選ばなさすぎである。剣道漬けで友人も少なかったタマキは空気を読んだりといった行為が苦手だった。
遅いと言われショックを受けるコジローだったり、他にも色んな日常を部員達と経験し、こうしてタマキは室江高校剣道部で成長していくのである。

コジロー「まァとりあえず、持て。立て。振れ。ミヤミヤ」

知り合いとの面倒事があったらしくひたすら荒々しく愚痴を吐き出すミヤミヤに、コジローが竹刀を差し出して言ったセリフ。
竹刀を振っていれば怒りも苛立ちもどうでもよくなってくる。ミヤミヤは清々しい表情で帰っていったのだった。

コジロー「常に全力で取りかかれる。それが若者の強さのひとつだと思うんです」

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