サンリオ男子(えすだん)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『サンリオ男子』とは、サンリオのクロスメディア企画のアニメ作品である。2次元に偏見のない10代女性をターゲットにしており、イケメンぞろいのサンリオ男子を通じてサンリオのキャラクターを好きになってもらいたいという思いから企画が進んだ。同じ高校に通う5人の男子高校生の長谷川康太、水野祐、吉野俊介、西宮諒、源誠一郎の青春模様を描く。それぞれの悩みに向き合い、サンリオキャラクターを通じて友情を育んでいく。アニメ以外にも、漫画やゲームなど様々なメディアで展開されている。

ギフトゲート

正式名称はSanrio Gift Gate 。サンリオのグッズを扱うショップの名称のひとつで、15店舗(2018年3月現在)あり、すべて大型商業施設に入っている。康太たちは、グランツリー武蔵小杉のテナントに買い物に出かけた。武蔵小杉店は、サンリオ公式の店舗紹介のトップ画面に写真が掲載されている。
2話「雨上がりのギフトゲート」で、祐は康太をギフトゲートに誘う。康太がサンリオショップであると知っていたことで、祐は康太がサンリオ好きだと確信した。

駅名

武蔵小杉駅

神奈川県川崎市中原区にあるJR・東急の駅。
康太や、祐、俊介の最寄駅である。首都圏のベッドタウンであり、祐や俊介の住むようなタワーマンションも多い。
作中で康太が出かけた場所までの所要時間は、横浜は15分程度(1話)、ピューロランドは1時間(7話・11話)である。

日吉駅

神奈川県横浜市港北区にある東急および横浜市営地下鉄の駅。武蔵小杉駅からは各駅停車で4分。
9話で、源会長と諒が別れ際に会話をする場面があった。諒は駅までバスを利用している。

学校名

神奈川県立聖川高校

サンリオ男子たちが通う全日制の共学校。学食や自動販売機コーナーも設置されている。
校名は、フランス語のsaint(聖の意)とスペイン語のrio(川)を組み合わせたもの。
県立住吉高校がモデルではないかと言われている。

『サンリオ男子』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

康太と祐の追いかけっこ

康太が祐と知り合ったきっかけは、祐の落としたマイメロディのキーホルダーを拾ったことだった。祐に届けに行くが、サンリオグッズが原因でからかいの対象になるのは気の毒と、康太は気遣って立ち去る。自分の落し物だと気付いた祐は、「逃げられるとちょっと傷つくんだけど」「何か楽しくなってきたかも」とはしゃいで康太を追いかけ回していた。
11話では、祐が康太のキーホルダーを拾い、ピューロランドまで追いかけていく。同じモチーフをスタートと再出発で使い、物語を回帰させている。

水野祐「何かを好きだっていう気持ちは、恥ずかしいことじゃねぇだろ!?」

第2話「雨上がりのギフトゲート」祐の台詞。
母親に処分されたポムポムプリンのぬいぐるみを、康太は探し回る。雨の中、転んだまま立ち上がれない康太を、祐と俊介が見つけた。
康太は、マイメロディが好きだと公言する祐のようにふるまっていれば、取り返しのつかないことは起こらなかったと話す。詳しい事情を知らないながらも、祐は康太の気持ちを汲み取ろうとする。「好きなものを好きだと言って、何が悪いの?」と問い、祐は胸倉をつかんでこの言葉を続けた。好きなものを好きと言えない康太の悩みを、解決に導いた台詞である。

水野兄妹の絆

幼い頃の思い出のある場所にいる水野兄妹。

康太と俊介の前で、妹との軋轢を見せた祐は、頭を冷やすと言い残して家を出ていく。心身ともに不安定な祐を心配した康太と俊介は捜しに行くが、見つけたのは妹の由梨だった。
祐は、公園の遊具のなかにいた。そこは、幼かった日に、隠れて泣いていた由梨を祐が見つけた、兄妹の思い入れがある場所だった。
「お兄ちゃんだから」自分に制約を課している祐と、我慢せずに「お兄ちゃんらしく」してほしい由梨は、この後関係を修正していく。第4話で由梨は祐の作った食事をとり、第10話では一緒に買い物に出かけていた。

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