クジラの子らは砂上に歌う(クジ砂)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「クジラの子らは砂上に歌う」とは、「梅田阿比」による漫画作品。2017年にJ.C.STAFF製作でアニメ化。砂の海に浮かぶ巨大な船「泥クジラ」には、超能力「情念動(サイミア)」を操る「印」と、操れない「無印」がいた。印である主人公「チャクロ」は泥クジラの歴史を綴る記録掛りをしていた。チャクロはある日、砂の海を漂流してきた島で謎の少女「リコス」に出会う。

CV:豊崎愛生

ヌース・スキロスの格のようなもので、泥クジラのエマやネリに近い存在。
性別は不明で、一人称は僕。
チャクロに幸せだけを共有する痛みのない世界を提案するが、痛みも悲しみも背負いたいと言われる。
チャクロの選択の先が見て見たいとし、チャクロに「アンスロポスの骨(コカロ)」を渡した。

コカロ

オリヴィニスから貰った謎の生き物。
オリヴィニスは「アンスロポスの骨(コカロ)」と呼んでいる。
貰った時は丸い形をした物であったが、実は生き物でヌースを積んだ船を操縦するための舵であった。
似たような謎の生き物がヌース・リコスにもいて、チャクロは連れ帰っているが、あまり詳しく説明されていない。
スオウからは美味しそうと思われている。

『クジラの子らは砂上に歌う』の用語

情念動(サイミア)

念じることで体に念紋(アウラ)という痣が浮かび、物を動かしたり、弓を引いたり出来る超能力。
戦闘では弓などの命中精度を上げたり、刃物を宙に浮かせて飛ばしたり出来る。
泥クジラの9割が印。
ヌースにより感情を食べられた人間が与えられる能力であるが、泥クジラでは感情ではなく命を食べられている。
作中では、元軍人のリコス、自警団に誘われる程の実力者のマソオ、自警団のギンシュなどのサイミアが強い。
オウニやシュアンはそれらの人物達よりもさらにサイミアが強く、武勇に優れている。

印(シルシ)

泥クジラでサイミアが使える人間の事を「印(しるし)」と言う。
人口の9割が印で、短命。
理由はファレナに命を食べられるためであり、印は30歳前後が寿命。

無印(むいん)

無印の人たち。

スオウや長老会メンバーなど、サイミアの使えない人間。
泥クジラでは1割の少数派。
印よりも長寿であるため政治を行い、61歳になると長老会メンバーに入ることが出来る。
メンバーになると泥クジラの歴史や秘密を教えてもらえる。
首長は政権はないが皆に愛される象徴としての役割がある民達のリーダー格の存在で、次に首長になると思われる人を首長候補と呼ぶ。
始めはタイシャが首長でスオウが首長候補であったが、タイシャの死でスオウが首長になる。

長老会

泥クジラの執政を司る老人たち。
61歳になるとメンバーに入ることが出来るため、実質無印だけのメンバーとなる。
泥クジラの指導者・最高責任者。
泥クジラの歴史を語り継いで知っており、印が短命の理由も知っていたが、それらを隠す組織でもあった。

体内エリア

泥クジラの深部。
サイミアが使えなくなるため、掟違反を起こした印を一時的に閉じ込める牢獄。
虹が出ると恩赦を出すなど、ルールは軽め。
何度も体内行きになる、オウニ率いる問題児たちのグループを「体内モグラ」と呼ぶ。
牢獄として使われてるのは一部だけで、立ち入り禁止区域にはヌース・ファレナがいる。
泥クジラ以外のヌースを積んだ船も概ね同じで、深部へ行くとサイミアが使えなくなり、最深部にはヌースがいる。

魂形(ヌース)

泥クジラや、砂の海を移動する船の心臓となる生き物。
泥クジラのヌースは「ヌース・ファレナ」。
帝国はヌースの母体「ヌース・アンスロポス」、「ヌース・スキロス」「ヌース・リコス」などの8体を保有している。
通常のヌースは感情を食べサイミアを与えるが、ファレナだけは感情ではなく命を食べている。
ファレナにはヌースの格のような存在のネリ・エマ、スキロスにはオリヴィニスがいる。
流刑の身であるファレナには舵がなかったが、舵であるコカロを手に入れた後は他の船と同様に目的地へ進むことが出来るようになった。

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