クジラの子らは砂上に歌う(クジ砂)のネタバレ解説・考察まとめ

「クジラの子らは砂上に歌う」とは、「梅田阿比」による漫画作品。2017年にJ.C.STAFF製作でアニメ化。砂の海に浮かぶ巨大な船「泥クジラ」には、超能力「情念動(サイミア)」を操る「印」と、操れない「無印」がいた。印である主人公「チャクロ」は泥クジラの歴史を綴る記録掛りをしていた。チャクロはある日、砂の海を漂流してきた島で謎の少女「リコス」に出会う。

CV:KENN

17歳。スィデラシア連合王国のアモンロギア公領の領主アモンロギア公爵の息子。
フルネームは「ロハリト・アナステナグモス・ネイエ=イミスキン・エマリカ・アンティパトロス・ノ・アモンロギア」。
泥クジラに上陸し、泥クジラの人々から迎え入れられる。
住人達が水浴びしている時に来てしまったため、スオウたちを裸族だと勘違いしていた。
スィデラシア連合王国は帝国と敵対する国で、泥クジラにとっての敵ではなく、ロハリトたちにとっても泥クジラは敵では無い。
泥クジラの食べ物を不味い不味いと言いながら大量に食べ、いたく気に入る。
我侭な俺様キャラであるが、辛い役をしなくてはならないスオウの立場を分かってあげたり、リコスの気苦労も理解するなどの優しさをもつ。
印が短命であることに疑問を持ち、リコスの話からファレナが命を食べていることを知る。
一人称は「余」で、チャクロを「地味〜モンキー」、リコスを「褐色女」、スオウを「オトボケザル」と呼ぶ。

その他

オリヴィニス

CV:豊崎愛生

ヌース・スキロスの格のようなもので、泥クジラのエマやネリに近い存在。
性別は不明で、一人称は僕。
チャクロに幸せだけを共有する痛みのない世界を提案するが、痛みも悲しみも背負いたいと言われる。
チャクロの選択の先が見て見たいとし、チャクロに「アンスロポスの骨(コカロ)」を渡した。

コカロ

オリヴィニスから貰った謎の生き物。
オリヴィニスは「アンスロポスの骨(コカロ)」と呼んでいる。
貰った時は丸い形をした物であったが、実は生き物でヌースを積んだ船を操縦するための舵であった。
似たような謎の生き物がヌース・リコスにもいて、チャクロは連れ帰っているが、あまり詳しく説明されていない。
スオウからは美味しそうと思われている。

『クジラの子らは砂上に歌う』の用語

情念動(サイミア)

念じることで体に念紋(アウラ)という痣が浮かび、物を動かしたり、弓を引いたり出来る超能力。
戦闘では弓などの命中精度を上げたり、刃物を宙に浮かせて飛ばしたり出来る。
泥クジラの9割が印。
ヌースにより感情を食べられた人間が与えられる能力であるが、泥クジラでは感情ではなく命を食べられている。
作中では、元軍人のリコス、自警団に誘われる程の実力者のマソオ、自警団のギンシュなどのサイミアが強い。
オウニやシュアンはそれらの人物達よりもさらにサイミアが強く、武勇に優れている。

印(シルシ)

泥クジラでサイミアが使える人間の事を「印(しるし)」と言う。
人口の9割が印で、短命。
理由はファレナに命を食べられるためであり、印は30歳前後が寿命。

無印(むいん)

無印の人たち。

スオウや長老会メンバーなど、サイミアの使えない人間。
泥クジラでは1割の少数派。
印よりも長寿であるため政治を行い、61歳になると長老会メンバーに入ることが出来る。
メンバーになると泥クジラの歴史や秘密を教えてもらえる。
首長は政権はないが皆に愛される象徴としての役割がある民達のリーダー格の存在で、次に首長になると思われる人を首長候補と呼ぶ。
始めはタイシャが首長でスオウが首長候補であったが、タイシャの死でスオウが首長になる。

長老会

泥クジラの執政を司る老人たち。
61歳になるとメンバーに入ることが出来るため、実質無印だけのメンバーとなる。
泥クジラの指導者・最高責任者。
泥クジラの歴史を語り継いで知っており、印が短命の理由も知っていたが、それらを隠す組織でもあった。

体内エリア

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@rushire

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