ゆめにっき(Yume Nikki)のネタバレ解説・考察まとめ

「ゆめにっき」とは、作者「ききやま」によるRPGツクール2003製PC用フリーゲーム。アドベンチャーゲームで少々ホラー寄りの作品。物語性はないが、どこか物語を感じるような世界観が特徴。そのため多数の考察や二次創作が行われている。主人公「窓付き」は自身のほの暗い夢の中を彷徨い歩く。

顔のようにも模様のようにも見える。

数字の世界の右下に1/3の確立で現れる白いチャックがついた壁を包丁で刺すと、キュッキュ君のいるマップへ行くことができる。
キュッキュ君を通り過ぎると一つだけドアがあり、そのドアを開けると赤の王様と呼ばれている映像が現れ、強制的に窓付きが目を覚ます。
赤の王様と言う名前は通称名で、絵が顔のように見えるからそう名づけられているが、顔ではなくただの模様という意見もある。
名前の由来は「鏡の国のアリス」から。
また、本作ではドアが皆違うデザインになっているが、窓付きの部屋にあるドアと赤の王様がいるドアの模様は同じである。
そのため、赤の王様は窓付きにとって外の世界への不安や、赤の王様に対応する誰かが部屋の外に居るのではないかという考察が多い。

後ずさるセコムマサダ先生

包丁を持って迫ると修羅場のような雰囲気になる。

宇宙船に居るセコムマサダ先生に包丁を持って歩み寄ると、窓付きのほうを凝視しながらちょっとずつ後ずさる。
この反応が人間らしくて可愛いといわれている。
本当に刺すと他のキャラクターと同じように叫び声を上げて消滅する。

意味深なエンディング

本作にはエンディングがある。
全てのエフェクトを集め終わった後、扉の部屋で全てのエフェクトを卵の状態にし、何のエフェクトも持って居ない状態にする。
その後夢から目を覚まし、現実のベランダへ行くとそれまでなかった踏み台のような物がおいてある。
そして窓付きは踏み台を使いベランダから飛び降り自殺する、というのがエンディングになる。
エンディングテロップにはクラゲが登場するが、窓付きとどう関わるのか、どういう意味なのか、窓付きはどうなったかなどは不明。
ゲームを終えた後の爽快感や達成感はなく、不気味で後味の悪い、本作らしいエンディングとなる。

『ゆめにっき』のメディア展開

WEB漫画版「ゆめにっき」

ストーリー原案をボカロPのマチゲリータ、漫画を富澤ひとしが担当。
独自解釈の元、ゆめにっきの物語が描かれる。

www.amazon.co.jp

mangalifewin.takeshobo.co.jp

イメージCD「ゆめにっきのためのワルツ」

WEB漫画ゆめにっきのイメージソングCD。
歌はボーカロイドの「蒼姫ラピス」。

www.amazon.co.jp

小説版「ゆめにっき――あなたの夢に私はいない」

小説家「日日日」が、WEB漫画とは別の独自解釈でゆめにっきの物語を描いた作品。
イラストは「有坂あこ」。

www.amazon.co.jp

星野源「夢の外へ」

公式作品では無いが、星野源の「夢の外へ」はゆめにっきがモチーフの一つに挙げられている。

3layako730
3layako730
@3layako730

目次 - Contents