史上最強の弟子ケンイチの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「史上最強の弟子ケンイチ」は、松江名俊による少年漫画。
いじめられっこの主人公「白浜兼一」はある日、あらゆる武術の達人たちが生活する道場「梁山泊」の道場主の孫娘である「風林寺美羽」と出会う。梁山泊に入門した兼一は、厳しい修行の末に身につけていく武術であらゆる敵を倒し、武術を通して出会った仲間達との絆を育んでいく。その過程で数多くの名言も生まれている。

過去、秋雨は闇が重宝するほどの有名な刀匠の下へと赴いた。そこで出会ったのが、刀匠の娘である、幼き日のしぐれだった。
刀匠は娘に名前も与えず、読み書きそろばんだけ教えて、酷くぞんざいな扱いをしており、秋雨は憤る。そんな刀匠が秋雨に「殺してくれ」と頼んできた。意味も分からず断り続ける秋雨だったが、しつこく頼まれ続け無理矢理勝負を挑まれた末に「オレはいい父親にはなれん…オレの作った刀は今も人を殺し続けている…フフフ、そんな男がいい父親になれるはずなかろう…。ならば、せめてあいつの悪い親、そう…反面教師になってやりたい! オレのような人間が、どんな無様な最期を遂げるかを見せることで!!」との“殺してほしい理由”を聞き、刀匠の不器用な娘への愛を感じ取ったのだった。

宇喜多「しょせん新白連合なんざ、おめーが口先で作ったまやかしの団体だ。オレは忠誠心なんか持っちゃいねぇ!! だがよ…オレらみんなで数々の困難に立ち向かって来たこと、それだきゃあ変えようのない真実だ!! うっとうしいが、その思いがここんとこに刻まれてる。…この胸に! どうにも消すことができねえくらいにしっかりとな!! もうおめー1人の新白連合じゃねえ!!」

二十歳未満による、裏世界の武術大会「DオブD」に出場することになった梁山泊一行と新白連合一行。その大会は団体戦トーナメントであり、美羽と兼一による梁山泊チーム、新島率いる新白連合チームでそれぞれ出場した。
新白連合チームは一回戦を勝ち上がったものの、二回戦の前に偶然YOMIのリーダー叶翔と遭遇する。格上の叶翔に圧倒され、主要戦闘メンバーがほとんど戦闘不能に陥ってしまった。
残るまともな戦闘力は、キサラと宇喜多のみ。新島が棄権を告げに行こうとしたところへ、宇喜多が立ち塞がり言ったのが「しょせん新白連合なんざ、おめーが口先で作ったまやかしの団体だ。オレは忠誠心なんか持っちゃいねぇ!! だがよ…オレらみんなで数々の困難に立ち向かって来たこと、それだきゃあ変えようのない真実だ!! うっとうしいが、その思いがここんとこに刻まれてる。…この胸に! どうにも消すことができねえくらいにしっかりとな!! もうおめー1人の新白連合じゃねえ!!」というセリフ。
新白連合のメンバーは元ラグナレクが多く、ほとんど新島の口八丁によって集められた集団である。それでも幾多の困難を共に乗り越えた本物の仲間に変わりはなく、これからも困難くらい立ち向かってやろうという意志があるのに、新島が独断で棄権の判断を下すのが宇喜多には我慢ならなかった。
宇喜多の強い闘志を受け、新島は棄権の考えを取り下げた。

ハーミット「また…師匠と呼べるんだな」

ハーミットは行方不明だった師匠の槍月をずっと探し続け、DオブDの開催地であるデスパー島でようやく発見することができた。
そのときハーミットは、「また…師匠と呼べるんだな」と思わず呟いた。口も態度も悪く、外から見れば仲の悪いとも見て取れるようなハーミットと槍月だが、思わず漏れたこの一言で師匠への信頼、師弟の絆が垣間見えた。

新島「たとえどんな策を講じても後はただ兵を失うのみと分かったとき、躊躇なく撤退するのが真の将!!」

二回戦を勝ち上がった新白連合だったが、もはやキサラも宇喜多も満身創痍という状態で、三回戦の相手は叶翔だった。
ここで新島は迷いなく棄権を宣言したのだった。新白連合の面々からブーイングが上がる中、しぐれが新島にかけた言葉が「たとえどんな策を講じても後はただ兵を失うのみと分かったとき、躊躇なく撤退するのが真の将!!」である。
一時の感情だけで勝つ可能性が少しもない戦いへ挑むのは明らかに愚策であり、新島は総督という立場としての責任から、ベストな選択をしたといえる。

ケンイチ「空手最強の男の名は酒鬼至緒!!」

DオブD決勝戦で兼一は叶翔と戦う。その最中、「自分の師である本郷は空手最強の男」という叶翔に、兼一が返したのが「空手最強の男の名は酒鬼至緒!!」というセリフだ。
自分の師匠こそ最強であると信じて疑わない、二人の強い尊敬の念が見える場面である。

叶翔「白浜兼一!! オレはもう美羽を守れねぇ…だからきさまが守れ! 闇より降りかかる邪悪なもの全てから!!」

DオブDは裏世界の大会であるため、あらゆる犯罪が行われている。それを検挙するため、FBIと梁山泊は手を組み、大会主催側と激戦を繰り広げていた。
そんな中でも続けられたDオブDの決勝にて、兼一は叶翔との戦いに勝利した。しかし直後、証拠隠滅のために皆殺しの命令を受けていた主催側の兵隊が、美羽に向けて放った銃弾を、叶翔が全身でかばう。大会のずっと前から叶翔は美羽を特別視しており、恋心にまで至っていた。
美羽をかばった叶翔は、最後の力をふりしぼり、死ぬ間際にこのセリフを兼一に放った。以後兼一は、この叶翔の言葉を胸に、幾度もの死闘を乗り越えていく。

千影「解せぬ」

YOMIの一人である千影の口癖が「解せぬ」である。兼一が敵であるはずの千影に親切したりなど、理屈じゃない行動を取る人々を見た時などに出る。
常に理詰めで物事を考える千影の性格を表している。

秋雨「ならば私は決死で活人するまで!!」

闇の幹部は「一影九拳」と呼ばれているが、その一人、アレクサンドルと秋雨が対決していた。「気」を用いて相手を威嚇することを「気当たり」と言うが、秋雨は「相手の反射的な危機回避能力を逆手にとって、自ら地面へ叩き付けられるような回避をさせるように気当たりで操る」という、「相手に触れない投げ技」を使って形勢は有利になっていた。
しかしアレクサンドルは、決死の覚悟で、自分に染みついた危機回避センサーを無視することでこれを克服した。
「決死の者には活人拳などきかぬ!」という彼のセリフに対し、秋雨が返したのが「ならば私は決死で活人するまで!!」というセリフ。たとえ死んでも活人を突き通すという、秋雨の活人拳としての強い誇りが見える。直後、締め技でアレクサンドルの意識を落とすことによって、殺すことなく秋雨は勝利をおさめた。

美羽「敵の船に潜入なんて、子供のころ以来ですわ! ちょっとわくわく~~~」

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