Wakfu(アニメ版ワクフ)のネタバレ解説・考察まとめ
「Wakfu(ワクフ)」とはフランスのANKAMA社制作のアニメーションのことである。同名のMMORPGと共通した世界観で、ポータルを使っての瞬間移動能力を持ったユーゴという少年が「本当の家族」を探すために様々な仲間に支えられながら旅をしていくストーリーとなっている。日本ではNetflixもしくはディズニーXDにて視聴することができる。
強大な悪魔であるシュシュを武器に封じ、管理し使役する騎士。
シュシュを武器に封印したのが英雄ゴルタードである。管理するのが面倒だったため、数多くいる弟子たちに管理を任せたのが守護騎士の始まり。
シュシュ自身に力を認められ主人とならなければ、シュシュに振り回されて悲惨な運命をたどる。
Wakfu(ワクフ)の名シーン・名場面
カウントダウンができないトリストパンのシーン(3話)
ケルバ村のマーケットを襲撃するブラッククロウを撃退しようとするユーゴたちは、商人に変装しブラッククロウを待ち受ける。
ユーゴたちの目論見通り、ブラッククロウが空の向こうから巨大な鴉に乗って飛来してくる。
「5!」「4」とカウントダウンをして息を合わせようとするものの、「バカップ」のトリストパンだけはカウントダウンができず「4の前は…」と指折り数え始め、カウントダウンがぐだぐだになってしまう。
「バカップ」と揶揄されるトリストパンの「バカップ」ぶりが大々的に発揮された初めてのシーンとなっている。
逆転勝利を決めるユーゴのシーン(13話)
オマ島へ行く手段として船を買うため、ゴッボウルの試合に出ることになったユーゴたち。
その決勝戦で対戦することになった「ボウフトン・ルージュ」は常勝の強豪チームだった。対するこちらはベテランながらも衰えた老人とゴッボウル初心者で編成されたチームであった。
当然一方的な試合となるのだが、「ボウフトン・ルージュ」のフォワードをデートを報酬に誘惑してみたり、試合を盛り上げるためわざとオウンゴールを決める「ボウフトン・ルージュ」の奢った心を利用し策を弄して苦戦しながらも逆転勝利を決めた。
同点で試合終了のホイッスルが鳴る直前、ボールを奪い取りゴールを決めたユーゴのシーンは必見。
このゴッボウルの一連の話は26話中の3話を費やしての放送で、ただ船を手に入れるだけでここまで話を割くのかと放送前は疑問の声があった。
しかし蓋を開けてみると中身は非常に濃く熱血的なストーリーとなっており、視聴者の評判はとてもよかった。
グルガログランとノックスの激闘(17話)
この話でついにグルガログランのワクフを狙いオマ島に乗り込んできたノックスと、それを迎え撃つグルガログランが激突する。
空を飛ぶ海鳥の動きや波の表現がとても細かく、それらがノックスの時間停止魔法によって静止するシーンの作画は素晴らしいと視聴者に評判。
たった1話(30分)だけの戦闘であったが、そうとは思えない密度となっている。
緊迫した両者の決闘と並行してフリゴスト島で繰り広げられるユーゴたちのギャグシーンも笑いを誘う良いものとなっている。
再び奮起するトリストパン(22話)
エヴァンジェリンの弓を折り心を傷つけてしまったことで、その原因となったルビラックスの剣を捨てることを決めたトリストパンが師匠のもとで再び立ち直る話。
猪突猛進で直情的なトリストパンの内面に深く踏み込んだ回となっており、今までぼんやりとしていたエヴァンジェリンへの恋心が第三者によって明言された回でもある。
「英雄伝説」とは(25話)
ノックスの最終兵器「レイザータイム」の一撃から庇い、トリストパンが重傷を負ったシーン。
英雄伝説とは勇敢な戦士が死んでからその生涯を語り継いでいく中で生まれるものだと常々語っているトリストパンが自らの死期を悟り「俺は伝説に足を踏み入れたんだ」と言う。
それを泣きながら抱きとめ「あなたは伝説なんかになるひとじゃない」=こんなところで死ぬような脆弱な人間ではないと言うエヴァンジェリン。しかしトリストパンは「伝説」になってしまうのであった。
普段トリストパンの言動に茶々を入れるルビラックスもこの時ばかりは無言で瞑目し、おてんばで騒がしいアマリアも肩を落としてうなだれる。
ストルード家自慢の兵器を携えて戻ってきたリュエルも一歩遅く、「レイザータイム」に歯が立たない。妨害を無視して進む「レイザータイム」と、トリストパンの死を感じ取って怒りに叫ぶユーゴ。
これらの一連のシーンは視聴者の涙を誘った。
ノックスの仮面のワンカット(26話)
200年かけた時間遡行の術は発動したものの、たった20分しか巻き戻せなかった。どうあがいても家族を失った瞬間に戻ることはできないと知り、絶望するノックス。
ふらふらとサディダ王国から去り、向かった先は家族と暮らしていたあの丘だった。
絶望しユーゴたちの前から立ち去った後ノックスがどうなったのか語られておらず、丘に据えられた岩の前に置いてある仮面のワンカットが挿入されるだけである。
だが、想像をかき立てるには十分なカットであり、ノックスがただの悪役ではないという演出に一役買っている。
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目次 - Contents
- Wakfu(ワクフ)の概要
- Wakfu(ワクフ)のあらすじ・ストーリー
- 第1期
- スペシャルエピソード「Noximilien l'Horloger」
- スペシャルエピソード「Goultard」
- Wakfu(ワクフ)の登場人物・キャラクター
- ユーゴ
- アズ
- アマリア・シェラム・シャーム
- エヴァンジェリン
- トリストパン・パーシダル
- ルビラックス
- リュエル・ストルード
- グルガログラン
- アダマイ
- ノックス
- アリベート
- ゴルタード
- サディダ王
- アルマンド王子
- カボック&ミランダ
- クリス・ラ・クラス
- Wakfu(ワクフ)用語
- ワクフ
- ドフス
- オグレストの混沌
- エリアキューブ
- エリアトロープ
- 12の世界
- シュシュ
- シュシュの守護騎士
- Wakfu(ワクフ)の名シーン・名場面
- カウントダウンができないトリストパンのシーン(3話)
- 逆転勝利を決めるユーゴのシーン(13話)
- グルガログランとノックスの激闘(17話)
- 再び奮起するトリストパン(22話)
- 「英雄伝説」とは(25話)
- ノックスの仮面のワンカット(26話)