sumika(スミカ)の徹底解説まとめ

sumika(スミカ)とは代表曲「Lovers」、「フィクション」などで知られる神奈川県出身の4ピースロックバンド。メンバーは片岡健太(Vo/Gt)、黒田隼之介(Gt/Cho)、荒井智之(Dr/Cho)、小川貴之(Key/Cho)の4人。所属レーベルはソニー・ミュージックレコーズ。2ギターから生み出されるポップ調の楽曲とボーカルの真っすぐな歌声が特徴。優れたポップセンスと個性的な活動スタイルからバンドファンのみならず多方面から注目を集めている人気バンド。

結成5周年のタイミングで行われた日本武道館公演での片岡の発言。「sumikaを好きになったことを絶対に後悔させないし、俺たちもそれに負けないほど音楽を、あなたを、愛していきたいと思います。」とMCで語った後、その発言を体現するかのように堂々と華やかなライブを行った。アンコールでは裏にいるスタッフにも声掛けをするなど、会場全体でライブを作り上げていることを実感させるパフォーマンスを披露し、バンド、スタッフ、ファンなど「sumika」に関わる全ての人に一体感を感じさせるライブとなった。

片岡「泣きながら”大嫌い”って言ったほうが、好きが伝わることもあると思うんですよね。」

シングル「SOUND VILLAGE」リリースにあたってのインタビューでの片岡の発言。「Babel」という楽曲の歌詞についての発言で片岡は「好きだという感情を表現する上で、言葉として”好き”だということが必ずしも正しいとは思っていなくて。泣きながら”大嫌い”って言ったほうが、好きが伝わることもあると思うんですよね。」と語る。続けて「言葉の意味って、辞書で引いたとおりではないなって。言葉は入れ物なので、どういう感情を入れて歌っていくかで意味合いが大きく変わってくる。とくに日本語は含みがあるので、それは書いていて面白いところですね。」と述べた。

片岡「帰るところがないなと思ったときに、ふと思い出してもらえるようなバンドでいたいなと思いますね。」

3rdフルアルバム『AMUSIC』リリースに際してのインタビューでの発言。「sumika」というバンドについて片岡は「帰る場所がないとやりきれないじゃないですか。特にこのご時世、実家になかなか帰れない人も多いと思うんですけど、帰るところがないなと思ったときに、ふと思い出してもらえるようなバンドでいたいなと思いますね。」と語る。続けて「今、明るい曲聴けないよっていう時に、この曲なら聴けるとか、逆に今暗い曲聴いたら余計に落ちちゃうよっていう時に聴ける曲とか、喜怒哀楽、365日、春夏秋冬、どのタイミングでも寄り添える楽曲を用意したつもりですし、この曲は好きだけど、この曲は別になぁと思ってもらっても全然構いません。その時々に自分の気持ちに合わせて僕らの音楽を楽しんでもらえたら、そこがちゃんと皆さんの帰る場所になってくれるはずなので、ぜひたくさんの方に『AMUSIC』を聞いてもらえたらうれしいです。」と発言した。

sumika(スミカ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

バンド名の由来は住処(すみか)から

このバンド名は一度バンドの解散を経験しているメンバーならではの由来である。「sumika」の前身バンドである「banbi」ではベーシストがいなくなって一度活動が休止になってしまっていた。音楽をあきらめきれなかったメンバー3人が残って活動を再開するとき、誰にでも必ずしも居場所があるわけじゃないことを強く感じ、「様々な人にとってのsumika(住処)のような場所になって欲しい」、「本当に好きなものを、好きな人に向けて、たくさん渡せるチームを作れるように」という願いを込めてこの名前がつけられた。

2018年に片岡の憧れのアーティスト「スピッツ」との対バンライブが実現し涙を流す

ボーカルの片岡の憧れのアーティストである『スピッツ』との対バンでの出来事。スピッツのライブをステージ袖で見ているとアンコールで片岡が一番好きな曲である「仲良し」が突然流れてくる。なんと「仲良し」の披露は20年ぶりとのことで一切そのことを聞かされていなかった片岡は感動しボロボロと涙を流したという。後に出演した「MUSIC BLOOD」では「『スピッツ』の粋な計らいに感銘を受けた」とコメントしている。

他のバンドにはないユニークな取り組みの数々

「sumika」の魅力の1つとしてほかのバンドにはない独自の取り組みがある。まずその1つが「Dress farm」である。これは自由に価格設定できるCDのことで、#1、#2、#3、2020の4つが販売されている。次に「Niwa cinema」という企画である。これはプロアマ問わず「sumika」の楽曲に自由参加で映像を付けるというものである。そのほかにもバンド活動を進めていくうえでライブブッキング、ギャランティの交渉、グッズ制作などのバンド活動の風通しを良くするために「GREEN ATTiC」という会社と立ち上げたり、それぞれが作りたい楽曲を制作するための作曲合宿など独自の取り組みを数多く行っている。

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