青の祓魔師(青エク)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『青の祓魔師』(あおのエクソシスト)とは、加藤和恵による漫画作品、及びそこから派生したアニメ、舞台、小説作品。
漫画は雑誌『ジャンプスクエア』にて2009年5月から連載中。
悪魔の血を引く主人公の成長と仲間との絆を描いたダーク・ファンタジー。
アニメが初めて放送されたのは2011年4月から10月であり、2017年1月から3月まではその続きが放送された。

原作第6巻の巻末にある特別番外編1で、燐が雪男に対して言ったセリフ。

列車に憑依し人の魂を奪う悪魔、幽霊列車(ファントムトレイン)。
その討伐任務で、雪男は燐に「時間がないから奪われた魂を救うことはできない」と伝える。
「悪魔を祓うのが祓魔師だ!人助けは仕事じゃない!!」という雪男に対して、燐が言ったのが1つ目のセリフ。
そして、人々の魂を助け、討伐任務も無事終了した後に、「ミイラ取りがミイラにならなくて良かったね」という雪男に対して燐が言ったのが、2つ目のセリフである。

燐と雪男の、祓魔師としての在り方の違いが表れたやり取りになっている。

竜士「俺は…オトンの読む経が好きやった。せやから絶対に死ぬな」

原作第27話で、不浄王と倒しに行こうとする竜士が、瀕死の重傷を負った達磨との別れ際に言ったセリフ。

塾生たちと共に不浄王を倒しに向かう竜士は、途中で達磨と合流した。
この場面の直前で達磨と喧嘩別れしていた竜士だが、達磨が自分の命を使ってまで不浄王を倒そうとしていたことを知り、その覚悟を共に背負うと決意する。

幼い頃達磨の経を読む姿をよく好んで見ていた竜士。
大けがをした父親を残して不浄王の元へ向かわなければならない竜士が、背中越しに達磨に言ったのがこのセリフである。

柔造「貴様は俺の大事なモン目茶苦茶にしよったんや…! 灰も残さんから覚悟しとけ!!」

原作第30話で、廉造の兄でもある京都出張所の祓魔師・志摩柔造(しま じゅうぞう)が藤堂三郎太に対して言ったセリフ。

このセリフの「大事なもん」とは、京都や京都出張所の面々だと思われるが、前後の場面から宝生蝮のことを指しているとも考えられる。
この前の第26話で藤堂に傷つけられて帰ってきた蝮を見て「…女やぞ 藤堂!」と怒っており、また事態が収束した後の第34話では「せやから俺 蝮もらいますわ!」と結婚の意を表明している。
これらから、柔造は蝮に好意を抱いており、好きな女性を傷つけた怒りからこのセリフになったとも考えられるのである。

燐「俺は やっぱりサタンの子で この炎から逃げることはできない ずっと向き合うのが… 認めんのが怖かった でも それじゃだめだったんだよな」

原作第33話で、燐が青い炎を使ったことに対して怒った雪男に対し、燐が言ったセリフ。

青い炎を制御しきれない燐は、自分の強大な力に飲み込まれるのを怖れ、一時期炎を出せなくなっていた。
人を殺しうる青い炎を持つ自分がなぜ生かされているのか、悩んでいたのだ。
しかし、仲間と共に不浄王に立ち向かう中で、ようやく自分の宿命を受け入れることができた。
そして、不浄王を倒すために、青い炎を使ったのだ。

この時燐は、青い炎を京都出張所の祓魔師に見られたせいで入れられていた牢屋から脱獄していた。
そして、むやみに青い炎を使えば、すぐに処刑されてもおかしくない状態だったのだ。
そのため「自分の状況が判ってるのか?!」と怒った雪男に対して、「判ってるよ」と言って燐が返したのがこのセリフである。

ライトニング「ぼくに壮大な夢や野望はない 特別悲しい過去も 復讐すべき敵も いないんだ 強いて言えば この世界が好きだ それだけなんだよ」

原作第70話で、祓魔師になった理由を竜士に問われたライトニングが答えて言ったセリフ。

竜士の実家の寺は「青い夜」で大勢の祓魔師が死に、祟り寺と呼ばれて檀家が離れていった。
竜士が祓魔師を目指したのは、そんな寺を再興し、バラバラになった門徒をもう一度まとめるためだった。
しかし、明陀宗の門徒が自分の道を歩き出していたため、竜士は祓魔師になる理由が分からなくなり、ライトニングに「それって本末転倒じゃないの?」と指摘される。
すると逆になぜ祓魔師になったのかと問うた竜士に対し、ライトニングはこのセリフで答えた。

このセリフを聞き、「この人は今の自分に足りないものを持っている」と感じた竜士は、ライトニングに弟子入りを志願するのだった。

『青の祓魔師』主題歌

第1期

OP(オープニング):UVERworld「CORE PRIDE」(第2話~第12話、特別番外編)

歌詞は、ボーカル・TAKUYA∞の実体験をもとに書かれた。
キャッチコピーは「死にものぐるいで 未来を変えてやる」

第1話ではOP未使用のため、第2話のOPからこの曲が使われた。

OP(オープニング):ROOKiEZ is PUNK’D「IN MY WORLD」(第13話~第25話)

アニメの最終回後に問い合わせが殺到し、全国ツアーのチケットが完売するほどの人気を見せた。
キャッチコピーは「絆、仲間。運命を壊してまでも守りたかった…」

ED(エンディング):2PM「Take off」(第1話~第12話)

韓国で人気の“野獣アイドル”2PMの日本デビューシングル。

ED(エンディング):黒木メイサ「Wired Life」(第13話~第25話)

黒木メイサが初めてアニメのEDを担当した曲。
アニメプロデューサー陣の熱烈なオファーによって実現した。

2012年再放送版

再放送版では、劇場版とキャラクターソングの宣伝のため、途中でOPとEDが差し替えられた。

OP(オープニング):奥村燐(岡本信彦)「Trailblazer」(第9話~第25話)

奥村燐の声優・岡本信彦によるキャラクターソング。
“Trailblazer”とは英語で、訳は“先駆者”。

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青の祓魔師(青エク)の悪魔まとめ

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「青の祓魔師」(あおのエクソシスト、青エク、Blue Exorcist)とは、ジャンプスクエアで連載している加藤和恵による漫画作品。アニメ化、映画化、舞台化、ゲーム化され、多くのファンから人気を集めている。悪魔を倒す祓魔師(エクソシスト)たちが活躍する物語であり、登場する悪魔は東洋・西洋両方の要素が入ったオリジナルのキャラクターになっている。

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