桜蘭高校ホスト部（アニメ・漫画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『桜蘭高校ホスト部』とは葉鳥ビスコ原作のマンガおよびそれを元にしたアニメ。2002年月刊少女雑誌にて連載開始、2010年に完結。単行本は18巻、累計発行部数は1100万部を超える人気作。国内だけでなく世界各国で翻訳されている。
『桜蘭高校ホスト部』の概要
『桜蘭高校ホスト部』とは、葉鳥ビスコの少女マンガのなかでも代表作となる作品。2002年から2010年まで白泉社「LaLa」にて連載されていた。その人気ぶりは完結後に人気のある回の再録や作者インタビュー、描き下ろしなどを含め180ページ以上の「メモリアル増刊」が刊行されるほど。また、2011年には同誌に特別編も掲載されている。
一般庶民のハルヒがホスト部での雑用やホスト部員として、女の子と言わずに女生徒の相手をする。それ以外にもホスト部員でのイベントや部活内の活動を描く。ホスト部の紅一点であるハルヒと部員たちの恋愛模様や変化する人間関係、ハルヒの心境の変化などだけでなく魅力あるキャラが登場するので、現在でも多くのファンが存在する。
『桜蘭高校ホスト部』のあらすじ・ストーリー
上流階級の子息令嬢が通う桜蘭高校。主人公のハルヒは一般市民でありながら桜蘭高校の特待生として入学する。学校内ではきらびやかな雰囲気と上品な会話が飛び交い、一般市民のハルヒには居心地が悪い場所でもあった。あるとき勉強ができる静かな場所を探して第三音楽室にたどり着く。
扉を開けた瞬間、そこにいたのは「暇をもて余す美少年が、同じく暇をもて余す女生徒をもてなし潤す」ホスト部の面々。その後第三音楽室の高価な花瓶を壊したことで800万円の借金を背負うことに。借金返済のためにホスト部に雑用係として入部するが、実はハルヒは女の子だった。
桜蘭高校ホスト部の活動
桜蘭高校ホスト部はホスト部部長である環が自分が楽しいことがしたいという考えだけで設立されたクラブ活動。活動場所は南校舎最上階、北側廊下突き当りにある第三音楽室。クラブ活動だが、ホスト部ということで活動ではなく「営業」。ホスト部のモットーは強く、気高く、麗しく。お客様となる女生徒をもてなし、ニーズに応えることが基本方針。ハルヒ以外は環がスカウトして入部。ホスト部メンバーは学年は違えど全員A組。ホスト部では接客や指名、飲食代は無料。部費は鏡夜がホスト部メンバーの私物や秘蔵写真などをネットオークションで売っている。そこで購入した金額によって優先待遇サービスがある。
『桜蘭高校ホスト部』の登場人物・キャラクター
ホスト部メンバー
藤岡ハルヒ（ふじおかはるひ）
アニメ化前の声優：久川綾
アニメ化後の声優：坂本真綾
『桜蘭高校ホスト部』の主人公。ホスト部のメンバーからは基本ハルヒと呼ばれ親しまれている。光邦はハルちゃん、環がまれに娘と呼ぶことも。桜蘭高校1年A組の2月4日生まれO型。成績優秀で特待生、毒舌で大雑把な性格をしている。中性的な顔立ちとAカップの胸故にホスト部メンバーは当初ハルヒを男と勘違いしていた。ホスト部では男性で通している。上級階級の子息や令嬢ばかりが揃うなかで唯一の一般庶民。好物は寿司屋ラーメン、イチゴ。天然系でホスト部では多くの女生徒を虜にしている。
須王環（すおうたまき）
アニメ化前の声優：緑川光
アニメ化後の声優：宮野真守
ホスト部のリーダー。自称・キングを名乗っている。母がフランス人のハーフでフランス名はルネ・環・リシャール・ド・グランテーヌ。周囲からは環・タマちゃん・環先輩・殿などと呼ばれているがまれにお父さんとも。桜蘭高校2年A組、4月8日生まれのA型。ナルシストで憎めないバカだが基本的になんでもできる天才肌。好物はハルヒに教えてもらった庶民派ラーメンや庶民派菓子（駄菓子）。自覚がないがいつも周りを振り回す。ハルヒが女性だと気付くといつのまにか恋心を抱くように。しかしその気持ちも当初は娘を持つ父親のような気持ちと勘違いしていた。ホスト部を設立した理由については「自分が楽しいから」という理由。常識を知らないお坊ちゃまだが貼る人出会ったことで庶民の生活を知ることになり、事あるごとに「これが庶民！」と感動している。
鳳鏡夜（おおとりきょうや）
アニメ化前の声優：諏訪部順一
アニメ化後の声優：松風雅也
ホスト部の副部長であり店長。お金の管理を任されている（仕切っている）。鏡夜・鏡夜先輩・きょーちゃんなどと呼ばれるがまれにお母さんとも。桜蘭高校2年A組、11月22日生まれのAB型。成績優秀で策士。クールで知的だが腹黒い部分も多数。各生徒のデータや裏情報を握っていたり、部員の私物を売って部費にするなど。ホスト部のメンバーからは一歩引いた状態で物事を見つめている。
常陸院光（ひたちいんひかる）
アニメ化前の声優：保志総一朗
アニメ化後の声優：鈴木健一
常陸院ブラザーズの双子の兄。光・ヒカちゃんと呼ばれている。6月9日生まれのB型。桜蘭高校1年A組でハルヒとは同じクラス。嫉妬心が強いためお気に入りのものを取られると激怒。特にホスト部では光と馨の見分けを素でやってのけたハルヒがお気に入り。当初は無自覚だったがハルヒに恋心をいだいている。弟の馨と同じ顔を逆手に取って良く入れ替わって周囲を惑わす。いたずら好きで面白いことが大好き。
常陸院馨（ひたちいんかおる）
アニメ化前の声優：鈴木健一
アニメ化後の声優：藤田圭宣
常陸院ブラザーズの弟。馨・カオちゃんと呼ばれている。生年月日や血液型、クラスは光と同じ。兄の光と一緒に周囲をからかい非常識な一面、ハルヒ曰く一人になると常識人。光よりも考え方が大人で頭に血が上りやすく素直に慣れない光の背中を押すこともある。ハルヒに恋心をいだいていた時期もあるが、ハルヒよりも光の方が大事なので光の恋を応援する側に回った。優しい性格で若干自己犠牲精神がある。光と馨の見分け方は前髪。光が右分けで馨が左分け。
埴之塚光邦（はにのづかみつくに）
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目次 - Contents
- 『桜蘭高校ホスト部』の概要
- 『桜蘭高校ホスト部』のあらすじ・ストーリー
- 桜蘭高校ホスト部の活動
- 『桜蘭高校ホスト部』の登場人物・キャラクター
- ホスト部メンバー
- 藤岡ハルヒ（ふじおかはるひ）
- 須王環（すおうたまき）
- 鳳鏡夜（おおとりきょうや）
- 常陸院光（ひたちいんひかる）
- 常陸院馨（ひたちいんかおる）
- 埴之塚光邦（はにのづかみつくに）
- 銛之塚崇（もりのづかたかし）
- 藤岡家
- 藤岡涼二（ふじおかりょうじ）
- 藤岡琴子（ふじおかことこ）
- 普通の少女漫画とは一味違う
- 『桜蘭高校ホスト部』のドラマCD
- 『桜蘭高校ホスト部』のドラマ
- 丁寧に作られたドラマだが……
- 原作ファンも納得の出来？
- 『桜蘭高校ホスト部』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 「ちゃんとごめんなさいしな！今すぐ仲直りしないと一生うちになんか来させないからねっ」
- 「大体どうでもよくないですか？男とか女とか 人間大切なのは中身でしょう？」
- 「俺は男でいつだってお前に手を出せるし 女のおまえは絶対に俺には勝てない」
- 『桜蘭高校ホスト部』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニング）：河辺千恵子『桜キッス』
- ED（エンディング）1話～25話：LAST ALLIANCE『疾走』
- ED（エンディング）26話： 桜蘭高校ホスト部（藤岡ハルヒ・CV坂本真綾/ 須王環・宮野真守/ 鳳鏡夜・松風雅也)/常陸院光・鈴村健一/ 常陸院馨・藤田圭宣/埴ノ塚光邦・齋藤彩夏/銛之塚崇・桐井大介）『また明日』