LAST EXILE(ラストエグザイル)のネタバレ解説・考察まとめ

2003年にGONZOが制作した、10周年記念の作品。
主人公のクラウスはヴァンシップと呼ばれる小型飛行艇に乗り、ヒロインのラヴィと共に「空の運び屋」の仕事をしていた。ある日一人の少女に出会う事で戦争と、グランドストリームという空の彼方にある秘密へと挑んでいく。主人公は作中の個性的なキャラクター達と成長し、やがてエグザイルというグランドストリームの真実を知る偉業を成し遂げるのだった。

ディーオの側近であり友人として扱われてきたが幼い頃、彼からルシオラという名を与えられて以降、ディーオが全て。17歳。
感情をあまり表に出さない性格で格闘術に長けている。
ディーオがデルフィーネにより心を壊された事をきっかけに、ギルドへの反抗を決意。
後にデルフィーネから渡された指輪の力によって光となって消滅した。

『LAST EXILE』の名シーン・名場面

第1話:First moveより〜戦場に立つ銃兵のモランの初登場シーン。

「アナトレー」と「デュシス」の銃兵戦であり、アナトレーの銃兵モランの登場シーン。
騎士道精神に則り、防具も身を隠す物もなく、蒸気銃で敵と正面から撃ち合う。
それは世界を支配している「ギルド」が決めたものであり、両国には不毛な戦いであった。
しかしモランは「デュシスの弾は自分を避けて通る…」と自分に言い聞かせ過酷な戦闘へと向かっていくのだった。

第10話:Swindleより〜ホライゾンケイブ・8時間耐久レースのシーン。

ヴァンシップによる、ホライゾンケイブ・8時間耐久レースの中盤。
8時間耐久レースとはホライゾンケイブ名物のヴァンシップ耐久レースのこと。中空なホライゾンケイブの中に作られたコースを、主催者側から貸し出されたヴァンシップで8時間レースを行うのがルールである。メカニックとパイロット双方の腕と持久力が無いと勝てない過酷なレースであり、8時間終了時(深夜0時)に先頭のチームが優勝となる。
過酷だがヴァンシップ乗りの憧れのレースに集中するクラウスとラヴィだが、タチアナとアリスティアはレースに参加しつつも、別の任務を遂行していた。
ディーオとルシオラはクラウス達と遊びながらレースを楽しんでいるようで、「レースを汚している」とクラウスをいら立たせるのだった。
一方アレックスが密かに参加した怪しげなオークション会場では、“『エグザイル』の扉”の競りが進んでいた。
やがてレースは佳境へ。
ゴールまでのスピード感あふれるシーンの連続に手に汗握る展開が続く。

第12話:Discovered attackより〜戦艦同士の圧倒的な戦闘シーン。

アレックスの行動に不信感を持ったアナトレー皇帝は、アルの引渡しとエグザイルの情報を求めて、ヴィンセント大佐率いる新型戦艦ウルバヌスをシルヴァーナに差し向けた。
しかし、アレックスがアナトレー皇帝の要求を拒否し、アナトレーの新型戦艦ウルバヌスは、シルヴァーナに対して攻撃を開始する。
ヴィンセント大佐はアレックスとソフィアの士官学校時代からの友人である。大佐はアレックス艦長の恐ろしいほどの英才ぶりには畏怖していて、「(戦艦シルバーナを)沈める気概でやれ」と部下に命ずる。
アレックスは彼ら率いる艦隊を「竜の牙」という空域に誘い込む作戦に出たのだが、ヴィンセント側にも秘策があり、アレックスを窮地に追い込もうとするのだった。
互いの戦術のせめぎ合いの中、アレックスは機転をきかせた奇策でヴィンセントの艦隊を沈めることに成功した。
針のように切り立った山に囲まれ、身動きのできない戦場。重厚感のある戦艦同士がぶつかり合い、新型戦艦ウルバヌスのチェーンソーの刃のような武器での攻撃シーンに圧倒される。

第23話:Castling Lucciolaより〜ルシオラの最期のシーン。

幼い頃、デルフィーネに皇子であるディーオのお目付役として仕えるように命じられた。
だが、無邪気なディーオはデルフィーネのように「物」としてではなく、「友達」と接してくれるのだった。
そして、クラウス達と交流をしていくうちにディーオは様々な表情を見せつつあり、はそれを微笑ましく見守っていた。
しかし、デルフィーネによって彼は心を壊されてしまった。
ルシオラはディーオをクラウスに託し、独裁者のデルフィーネに反逆する。
デルフィーネの玉座にたどり着くと、彼女は微笑みながら問う。
「あなたはディーオの何?」と。
ルシオラは「私はディーオ様のお友達です」と凛として答えた。
その瞬間、デルフィーネの指輪の力により、ルシオラの体は光の粒となり消えていった。
ルシオラの切ない最後に胸を締め付けられるようなシーンだ。

第26話:Resignより〜艦長アレックスの最期

デルフィーネに捕えられ意識朦朧とするアレックス艦長だが、過信した彼女の隙をつき復讐を遂げた。
屍となったデルフィーネを前に、アレックスはデルフィーネにより失った恋人の名をつぶやく。
シルバーナの砲弾により、自身の命も燃え尽きようとしていた。
復讐を終えて、恋人を想うアレックスの表情に涙を誘うシーンだ。

『LAST EXILE』の主題歌

オープニングテーマ「Cloud Age Symphony」

作詞・作曲・編曲 - 沖野俊太郎 / 唄 - OKINO,SHUNTARO

エンディングテーマ「Over The Sky」

作詞・作曲・編曲 - 黒石ひとみ / 唄 - Hitomi

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