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yukariina12216のレビュー・評価・感想

虚構推理
10

美麗イラストで、色々な妖怪小話

虚構推理は、原作が城平京先生、作画が片瀬茶柴先生の漫画です。
物語の主人公の岩永琴子は、妖怪やあやかし、所謂化け物と呼ばれるものたちと契約して、化け物たちの知恵の神になった過去を持ちます。
化け物たちの中には知恵の少ないものが多く、彼らは知恵をかしてくれる神を欲していたのです。
彼女は、その契約によって、半分神、半分人の中間に位置する存在になりました。
それで、彼女はことあるごとに知恵を求められます。
彼女は日本中津々浦々旅して、化け物たちの相談を解決していく日々をすごすわけです。
この漫画は、そんな彼女が色々な問題を解決をしていく話をあつめたものとなっています。

漫画物語全体としての、悲願や目的というものも一応存在はするのですが、それほど急ぎではないものとして位置づけられており、読者は比較的ゆるい気持ちで話を追うことができます。
水戸黄門や、どらえもんのようなものをイメージしていただけたらいいかと思います。
半分神であるという設定や、妖怪という設定がうまく生きて、色々な話が展開されます。
全体として、極端な見せ場があるような漫画ではないのですが、両作者の引き出しが広いので、読者はいろいろな画面を見て楽しむことができます。
特に作画担当の片瀬茶柴のイラストは、連載漫画としては最高クラスの美しさだと思います。
各地を旅することが多い主人公の姿を、美しいイラストで見れるので、旅行記をみているような面白さもあります。
ストーリーとしての面白さだけではなく、美術作品のような面白さを感じることができる作品です。
読み終えると、なんだか満足している、良質な小説を読んだ後のような気分にさせてくれる漫画です。

ストリートファイター6 / スト6 / Street Fighter 6
9

久しぶりのストリートファイター

ストリートファイターは、2以降やっていなかったですが、今回家族とやるために購入しやってみました。実際やってみて最初に驚いたことは、とても画質が綺麗だったことで、まるでその世界に引き込まれたかのようでした。例えば、ステージごとに小物や見物人、風景がとても綺麗に仕上がっています。また、キャラごとの衣装一つ一つにこだわりを感じました。
他には、操作方法にも驚きました。操作方法には、クラッシック、モダン、ダイナミックと3種類存在します。クラッシックは、従来の方法で3種類の中で難しくなっています。プロの方などがよく使います。ダイナミックはAIがサポートしてくれる操作になっています。格闘ゲームが苦手だけどやりたい人やゲームをあまりやらない人などにおすすめです。モダンは、今回初めて導入された操作方法で、コマンドをやらずに簡単に必殺技を打つことができます。私としては1番おすすめです。ダイナミックだと攻撃ボタンだけで味気なく退屈になってしまいますし、クラッシックだと慣れないと必殺技のコマンドができなくて爽快感がありませんでした。そういった悩みになった時、ちょうど良かったのはモダンでした。このように誰でもできるように工夫がされているのでオススメします。

メタリカ / METALLICA
9

世界最強のヘビーメタル、METALLICAというバンド

全世界でヘビーメタルというジャンルにおいて最も売れ、最も偉大なバンド【METALLICA】。
Vo,G ジェームズ ヘットフィールド、G カーク ハメット、Ba ロバート トゥルジロ、Dr ラーズ ウルリッヒ。
1980年代から今に至るまでその衰えを知らず、ヘビーなサウンドも健在だ。
なんといっても彼らの魅力はそのギターリフにある。
ジェームズとカークの奏でる、ザクザクとしたディストーションサウンドにヘビーさを際立たせるダウンピッキングの嵐、感情が昂る重いながらのスピード感、また二人のギターでのハーモニーは美しいの一言。
数十年も人を狂嬉に導いてきた理由が一聴しただけで理解できる。
それをラーズの重たすぎるドラムで支え、ロバートの超越されたベースでさらに低音を際立たせる。
もうひとつ忘れてはいけない魅力がある。【歌】だ。
初期の頃、ジェームズの歌はバンドにとっての武器とは言い難い、ただただがむしゃらに歌ってるだけのような、勢いだけのような印象だった。
それが1990年頃から急激に上手くなり図太く、伸びのある歌に仕上げてきたのだ。
現在は高齢ながらも今だに声量が衰えていない。
むしろ余裕があるようだ。

アルバムごとに新たなサウンド面や楽曲にも挑戦しており今後のMETALLICAにも期待大だ。
まだまだたくさんの伝説を生み出すであろうバンドである。

樹海村
7

都市伝説系の話って好き

都市伝説系の話で、好きなジャンルでした。樹海といえば都市伝説。怖い話ではおなじみの題材です。結構な人数が樹海で行方不明になったり、コトリバコという有名な都市伝説も関係していたりして面白かったです。グロいシーンもいっぱいで、なかなか怖い映画でした。ちょっとおかしいところも多々あって、なんであの母親は子どもをつれて箱を返しに行ったんだろうとか思うのですが、そういうことがないと怖い話は成立しないからいいと思います。村シリーズでいうと、犬鳴村というものがあるのですが、こっちの方が好みでした。YouTuberが犬鳴村に引き続き出てくるのですが、それも今っぽくていいです。国村隼さんはじめ、役者の演技も申し分なかったです。都市伝説は結局よくわからないものが多く、この映画もよくわからないまま終わるんだろうなと思っていたらその通りだったけど、こういうよくわからなさも都市伝説の魅力だと思うから全然ありでした。

キングダム / KINGDOM
10

漫画『キングダム』ー史実のアレンジの仕方が凄い

舞台は春秋戦国時代、天下の大将軍を目指す元下僕の少年信(しん)と中華統一を目指す秦王贏政(えいせい)の二人を軸としてストーリーが展開されていきます。信は蛇甘平原の戦いで歩兵として初陣を飾り、そこから様々な人物との出会いや経験を経て着実に大将軍への道を歩み始めます。一方贏政も国内での内乱やクーデターで何度も危機に陥りますが、持ち前のカリスマ性と強い信念で幾度も危機を脱し王位に即位します。そしてその贏政の危機を何度も救ったのが信であり、また逆に信の危機も贏政が何度も救っています。こうして二人は身分の違いを超えた強い信頼関係で結ばれ、共に中華統一への道を歩んで行くことになります。
大まかなストーリーの流れは史実に基づいたものになっているのですが、作者原泰久先生の作り出す魅力的なキャラクターと演出により、戦乱の世の苛烈な時代の流れを見応え十分な漫画に落とし込んでいます。
その中でも私がオススメしたい見所は、登場人物の死の描き方です。戦乱の世を描いた作品ということで多くの人物が登場しては戦場で戦死していきます。ある意味この時代を描くにあたっては避けれない宿命でもあります。しかし原先生の描き方では不思議と悲しい気持ちにならず受け入れることができます。
簡単に漫画『キングダム』について紹介しましたが、大人でも夢中になれる作品ですので是非一度読んでみてはいかがでしょうか。

ブライアン・ウィルソン
10

死の淵から這い上がってきた天才

60年代にビートルズと人気を競ったビーチボーイズのソングライター兼ベーシストであったブライアン・ウィルソン。爽快なファルセットを得意とし、Jazzコーラスグループであるフォーフレッシュメンから影響を受け美しいハーモニーに彩りを加えました。アイドル的な人気がある反面、ビートルズとの人気争いに苛まれていました。デビュー当初は陽気なサーフロックを中心にヒットを量産してきましたが、内省的な曲作りに段々と作風が変わっていきます。ヒット曲にシンフォニーの要素を取り込んだりと実験的で独創的な名曲を多く発表しました。しかしツアーの途中でステージ恐怖症から飛行機内でパニック症状を引き起こし、ライブ活動から遠ざかるようになりました。それからブライアンはスタジオに篭り、敏腕スタジオミュージシャンと共に楽曲製作に没頭するようになります。その中で「ペットサウンズ」というアルバムを発表。翳りがある中にも煌びやかなサウンドは英国や日本では受け入れられましたが、米国やメンバーには内省的で難解と不評の声もありました。ちなみにビートルズのポール・マッカートニーは、この作品から創作意欲と刺激を受けて「サージェントペッパーズ」を作ったとも言われています。ブライアンは次第にプレッシャーとドラッグによって精神を病んでいき、作品作りは大作になっていきます。その代表曲として「グッド・ヴァイブレーション」を発表しますが、この曲は元々録音時間が90時間もあり、そこからブライアンが3分半に編集した作品です。アメリカの歴史を一つのアルバムに表現しようとした幻の名作「スマイル」を製作途中に、遂にブライアンの心は破綻してしまいます。それからは壮絶な闘病人生を送るようになり、極度の神経衰弱に陥り自室に引きこもるようになりました。死の一歩手前まで病状が悪化したブライアンですが、80年代にソロアルバムを発表。そして90年代からは再び自分自身のバンドとサポートを得てツアー活動を再開し、コンスタントにアルバムも発表するようになりました。得意の切ないメロディは未だ顕在であり、特に日本人が好むアーティストだと思います。死ぬまでに一回は聞いてもらいたいです。

魔法少女まどか☆マギカ / まどマギ / Puella Magi Madoka Magica
10

萌えと奥深さに酔いしれて!

タイトル通り魔法少女アニメです。可愛い女の子たちが魔法少女に変身し、魔女と戦います。可愛い系、優しいお姉さん、クール系など様々な個性を持った少女たちがとても魅力的。「魔法少女なんか」「アニメなんか」と思っている方でもおススメする理由は、ただ可愛いだけではないからです。
魔法少女になるには願い事が必要で、その願い事と引き換えに魔法少女になります。願い事が叶ううえ、魔法少女にもなれるなんて素敵じゃないか!そう思うかもしれません。ですが、魔法少女まどか☆マギカの「魔法少女」は他アニメと概念が違います。魔法で戦い、怪我はするけれど絶対に勝つ、そんな魔法少女ではないのです。戦うときは物理攻撃(弓や銃など)ですし、無事で済まないこともあります。そして、魔法少女になると彼女たちは人間ではなくなります。魂はソウルジェムという入れ物の中に入り、それが壊されない限り死ぬことはありません。どんなに傷付いても動かせる体を手に入れることができるのです。一度魔法少女になれば人間には戻れないため、ある少女は悩み、絶望します。魔法少女たちが戦う魔女たちにも衝撃的な秘密があり、それを知って半狂乱になる少女もいます。ダークな魔法少女もの、というのが正解です。癒しアニメに飽きた方、ゾクゾクするような展開がお好みの方におススメです。