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ykitamas4のレビュー・評価・感想

グノーシア / GNOSIA
8

他では体験できない『SF人狼系シミュレーションアドベンチャー』

私がオススメするゲームは「GNOSIA(グノーシア)」です。Petit Depottoから発売されている『SF人狼系シミュレーションアドベンチャー』となります。
ほとんどの人が初めて耳にするジャンルでしょう。私も本作でしか聞いたことがありません。
舞台は、グノーシア汚染者の魔の手から逃れた避難民が乗り込んだ宇宙船。しかし、混乱に乗じてグノーシア汚染者の乗船を許してしまいます。紛れているグノーシア汚染者を議論内容をもとに探しだし、すべてのグノーシア汚染者を追放(今作ではコールドスリープ)することで船は危機を脱することができます。しかし、主人公と乗員の一人であるセツは、この時間をループし続けることになります。なぜ、ループをし続けるのか、どうすればループを止めることができるのか。答えを探すために行動することとなります。
人狼、というゲームを聞いたことがある、見たことがあるという方は多いでしょう。しかし、いざ自分がプレイするとなると、嘘をついている人を暴くのは難しい、そもそも自分が嘘をつくなんてすぐにバレて迷惑がかかりそう、という不安があると思います。本作は、一人用人狼ゲームであり、他者に迷惑が掛かるということがありません。さらに、人狼ゲームとしてのクオリティがとても高く、対人戦と同じような感覚でプレイすることができます。SFが好きな方、人狼に興味があるけど自分がプレイするのは抵抗がある方、謎を解き明かしていくアドベンチャーが好きな方、必見です。

Terraria / テラリア
8

テラリアとSwitchの相性は良すぎる

サンドボックスのゲームは、色々と発売されているが、NintendoSwitchとの相性は良すぎます。Minecraftもそうでしたが、テラリアとの相性も抜群でした。Nintendo Switchは、持ち運びが可能なので、空いている時間で、簡単な採取などの作業をする事ができたり、テレビやYoutubeを見ながらゲームをすることも可能です。パソコン版のテラリアと違いMODを使うことはできませんが、操作性やデフォルトで日本語に翻訳されているので、問題なく遊ぶことが可能になっています。iOS版やVita版など携帯できる端末からもプレイできますが、画面の大きさや操作性を比べると、やはりSwitchにはかないません。携帯できるだけではなく、テレビに接続をして、大画面でのプレイも可能なのも魅力的です。良くない部分は、値段がパソコン版と比べると高いことです。翻訳などがされていて、遊びやすくなっているので仕方がないですが、ちょっと高い。他には、他のハードと比べると、Switch版はプレイしている人が少ないかもしれません。同じハード同士でなければ、マルチプレイは出来ないので、マルチで遊びたいという人には不向きかもしれません。

井上陽水
8

不思議な魅力を持つ、井上陽水へのあこがれ。

井上陽水という人はフォークシンガー、あるいはシンガーソングライターとして捉えられていることが多い。また、一歌手として、あるいは他の女性シンガーへの楽曲提供をしている存在と認識されている場合もあるだろう。詩人とみる向きもあるだろうし、たまにタモリの番組などにゲストで出てくる不思議なおじさんという側面もある。ただそのすべての側面だけではとらえきれない、というより、本人がそういったカテゴライズを避けているように見える、稀有な存在である。インタビュー番組でもなかなか本音を明かさない。
そういった「柳に風」といったニュアンスでありながら、歌を歌った瞬間に、周りの空気を一気に変えることができ、歌手としての実力は非常に高い。
歌っている内容は摩訶不思議。意味があるようにも聞こえるし、そんな意味を見出されては迷惑だ、と言わんばかりに、本音を隠しうそぶいているようにも聞こえる。
井上陽水の魅力は、すべてを説明しきらないところではないかと思う。どんなに努力して言葉を紡ごうが、伝わらないものは伝わらない。そんな諦観からくるのか、音と音の間に横たわる余韻の部分を感じさせることで、聞いている側が「これはいったいどういうことを歌っているのだろう」と解釈させる。
この、解釈を聞き手にゆだねて決めつけないところ。自由を感じさせるところ。
ここに人々が井上陽水にあこがれつづける所以があると思うのだ。

寄生獣 / Parasyte
10

人間とは何か考えさせられる作品です。

ある日宇宙から未確認生物が降ってきました。その未確認生物が主人公泉新一の腕の中に入り込んでいきます。主人公は腕から頭へ這い上がろうとする未確認生物をひもで縛り付け上へあがることを防ぎます。しばらくすると未確認生物は消え、何事もなかったように日常生活に戻ります。ところがある日、腕が変形して目や口が生え、しゃべります。その未確認生物は人間の言葉や歴史などを勉強し、自分は最初主人公の脳に潜り込み脳を支配する予定だったと話します。しかし主人公がひもで脳に上がらないようにしたため、腕にとどまってしまったと話します。そこで主人公の腕として共同し一緒に生きていこうと提案します。主人公は半ばいやいやながら同意し、未確認生物を右手にいるためミギーと名付け、奇妙な共同生活が始まります。主人公とミギーは生物に寄生するミギーと似たような未確認生物と出会い、戦う中で絆を深めていきます。この作品で人間に寄生する未確認生物が「人間は様々な生物を殺している」「地球にとって人間は最悪の寄生虫だ」と言います。本当に怖いのは人間に寄生する未確認生物なのか、人間なのかを考えさせられます。終わり方がきれいで非常に面白い作品ですが、グロテスクな表現が多数ありますので苦手な方にはお勧めしません。

sumika / スミカ
10

なぜか口ずさんでしまう独特のうねりあるサウンドミュージック

シュワっと弾けるようなポップミュージックを体現しているバンドがある。2013年に神奈川県で結成された「sumika」だ。彼らの名を知らない者はいないとまでは言わないものの、その独特のうねりのあるサウンドは、聴く者の多くを虜にしている。
sumikaは、片岡健太(Vo,Gt)、黒田隼之介(Gt)、荒井智之(Dr)、小川貴之(Key)からなる4人組バンドで、曲作成やバンドの際には毎回ベースをゲストとして迎え入れて活動している。彼らの魅力は、なんといっても思わず口ずさんでしまうような軽やかな音楽である。2ndミニアルバム「I co Y」に収録されている「ソーダ」は、まさに彼らの音楽性を詰め込んだ作品だと言える。男女の淡い恋をソーダの炭酸を使って表現したこの曲は、音楽自体もシュワシュワと弾けるようなポップ調になっており、自然と体が揺れる曲だ。「ソーダ、泣いちゃいそうだ」と韻を踏んだ歌詞も、切なさを感じさせつつもポップさを生かしており、気がつけば「ソーダ…」と口ずさんでしまう自分がいる。また、4thミニアルバム「アンサーパレード」と1stフルアルバム「Familia」に収録されている「Lovers」は、ピアノが光る曲だ。愛に対する嘘偽りのない本音を歌ったこの曲は、sumikaの代表曲といっても過言ではない。鍵盤の上を縦横無尽に小川貴之の指が駆け巡り、軽快なピアノの音でポップさを生み出している。ライブでは必ずといっていいほど演奏され、サビでは片岡健太に合わせて「ねぇ!」と合いの手を入れて盛り上がる定番曲だ。
sumikaの音楽はポップだけではない。黒田隼之介のギタープレイが光る激しいロック、哀愁漂う小川貴之のピアノの音色と力強い片岡健太の歌声で魅せるバラード、荒井智之のドラムの存在感を存分に感じさせる大人なジャズと、彼らの音楽は多種多様だ。時には激しく力強く、時には目を閉じてしんみり、そして時には体を揺らしてリズムを楽しむ。どんな時でも、sumikaの音楽は十人十色の感情に訴えかける引き出しを持っている。だからこそ、彼らは私たちの「住処」なのかもしれない。

シャイニング / The Shining
8

有名な顔が

スティーヴン・キング原作の同名小説の映画版です。やはりスティーブン・キングさんの本は面白いと思いました。
「シャイニング」といえば、DVDの表紙にもなっているジャック・ニコルソンの顔が有名ですが、あそこの場面は本当に重要な場面です。
話は、ホテルの管理を任された家族がいて、そのお父さんがホテルのせいで変になった家族を殺そうとするというものです。お父さんが殺意を持って迫ってくる、これほどの恐怖はありません。私なら失神ものです。お父さんは、ホテルのせいでだんだんおかしくなるのですが、その顔、表情がどんどん不気味になっていくのが怖いです。さすが、ジャック・ニコルソンだと思いました。とても狂気に満ちた顔で、あの顔だけでその他のホラー作品のモンスターを凌駕しています。
なぜ、おかしくなったのか映画を見ただけではちょっとよくわかりませんでしたが、ホテルには幽霊も出てきてたので、よくない気が充満していてお父さんはそれに染まったという感じでしょうか。原作は映画と違ってて、もっとお父さんのアルコール依存症とかのことを書いているそうです。映画版ではわかりにくかったところも原作を読めばすっきりするかもしれません。映画を見て、原作も読みたくなりました。