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tsu_23b9のレビュー・評価・感想

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
9

圧倒的な映像美と感動の物語(アニメのレビュー)

『鬼滅の刃』は、2019年に放送された大ヒットアニメである。原作は吾峠呼世晴による同名の漫画で、『週刊少年ジャンプ』で連載された。物語は家族を鬼に殺された少年・炭治郎が、唯一生き残った妹・禰豆子を人間に戻すために、鬼狩りの剣士として戦う姿を描く。

『鬼滅の刃』の最大の魅力は、圧倒的な映像美である。アニメーション制作を担当したのは、ufotableというスタジオで、劇場版や『Fate』シリーズなどで知られる。ufotableは、3DCGと手描きの絵を巧みに融合させて、迫力あるアクションシーンや美しい背景を表現する。特に剣士たちが使う呼吸の技は、水や炎などの自然の要素をモチーフにしたデザインで、目を見張るものがある。音楽も素晴らしく、劇伴は澤野弘之が手がけ、主題歌はLiSAや紅白出場のYOASOBIなどが担当した。

映像だけでなく、物語も感動的である。炭治郎は、家族を失った悲しみを乗り越えて、仲間とともに成長していく。鬼との戦いは命がけであり、時には犠牲も出る。しかし炭治郎は、鬼にも人間としての心を見出そうとする。鬼は、かつては人間だったが、鬼になることで苦しみや憎しみに囚われた存在である。炭治郎は鬼を斬るときにも、その過去や想いに寄り添う。その姿には、人間の優しさや哀しみが感じられる。

『鬼滅の刃』は、映像美と感動の物語で多くの人々を魅了したアニメである。2020年には劇場版が公開され、歴代興行収入1位の記録を打ち立てた。2021年には続編のテレビアニメが放送されている。

SOPHIA / ソフィア
9

歳をとるごとに心に染みてくるバンド「SOPHIA」が待望の復活!

SOPHIAは1995年にメジャーデビューしたビジュアル系バンド。ヒット曲の「ヒマワリ」や「街」、「Believe」などのポップな曲調や、ボーカル松岡充のビジュアルやキャラクター性も話題となり人気を博した。しかし、このバンドの真骨頂はアルバム「little circus」、「マテリアル」、「ALIVE」で見せた、心の中にある寂しさや苦しさ、理不尽さを抱えながら、出口は見えなくても転びながらでも前に進んでいこうとする人間味あふれた歌詞と、それを明確に伝えるメロディにあり、隠れた名曲が多いバンドである。また、ファンの事を考え抜いて作られるライブも圧巻であった。ファンはライブに「ヒマワリ」の曲にちなんでヒマワリの花を持参することで観客席がひまわり畑となり、メンバーとファンが一体となり感動のライブを作り上げる。今でも当時のひまわり畑、メンバーの様子、高揚感がはっきりと思い出せる。メンバーの病気や音楽性の違いにより2013年に解散。解散ライブの時に「絶対戻ってくる」とファンに約束した通り、9年越しの2022年に感動の復活ライブを行った。青春時代に擦り切れるほど聞いた曲たちが、歳を重ねる毎にさらに深みを増してより一層心に刺さる、そんな曲たち。ますます楽しみなバンドである。

かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 / Kaguya-sama: Love is War
10

天才???たちの恋愛物語

この作品は主人公である白金御行と四宮かぐやがお互いに色々な手段や作戦を使って相手を意識させて告らせようとするところです。
一緒に映画が見たいと二人とも思ってるいるのに、一緒に行くのにも何かと理由をつけて、偶然を装う等素直になれない学生の恋愛模様は見ているだけでもニヤニヤが止まりません笑
真面目なシーン、真面目なセリフを言ってもそれを後から登場人物達が後悔してるシーンを読んだ後にまた読み返すとまた違った読み方が出来るのでオススメです。
この作品の一番の見どころはなんと言っても当人達の心理描写です。恥ずかしながら私は読んでいて学生の頃に味ったドキドキを思い出してしまいました…笑
告白するパートで用意されているあまりにロマンチックな演出は読んでいる読者を本の世界に引きずり込ませてくれます。
告白方法も普通じゃ考えられないような方法でこれを考えついた作者もずいぶんロマンチストなのだなとか感心してしまいました笑
恋人同士になったら終わりの漫画が多い中この漫画は恋人になった後(お泊まりデートしたりクリスマス会やったり)も描いてくれるので二人の成長した姿も見る事ができます。まだ未完なのでまだ先の最終回が今から楽しみな作品です。

君が僕らを悪魔と呼んだ頃
7

あなたは主人公を許せるか

1部と2部から構成されており、1部は記憶をなくした主人公である男子高校生の平凡な日常から始まる。
だが、主人公は記憶を失う前はとんでもない「悪魔」だった。
記憶を失う前の知人友人らが主人公の前に現れる。ある者は復讐のため、ある者は主人公を利用するため。
現在の平和な生活を当たり前のものと思っていた主人公を追い詰める被害者や元仲間たちの存在、そして過去の自分の罪と向き合っていかなければいけない重圧に主人公は苦しむ。
そんな主人公に寄り添うガールフレンド。だが、ガールフレンドは主人公が過去に最も苦しめた同級生に瓜二つなのだった。
度重なる主人公と仲間による強姦の末、妊娠し中絶した同級生。
彼女への贖罪の気持ちからか、記憶を失っても彼女と顔の似ている女性を愛したことに驚く主人公。
「悪魔」と言われていたという俺に贖罪の気持ちがあるなんて…。
主人公を追い詰めるため、現在のガールフレンドが危険にさらされ元仲間たちの言いなりになる主人公だったが、元仲間たちを反対に自分の子分にしてしまう。
その後、過去に強姦した同級生に再会し一緒に死ぬことを決心したが、ガールフレンドの懸命な説得により死ぬのはやめ、贖罪の人生を歩むことにする。
そこで1部が終了し、2部は偶然知り合った不幸な兄妹のために自分を犠牲にしてまで守ることを主人公は誓い、行動する話になっている。

となりのトトロ / My Neighbor Totoro
8

トトロはやはり大トトロ

小トトロに浮気したこともあったけど、やはり大トトロが好きです。
お昼寝姿もかわいいし、メイが勝手にトトロっていうのねって決めちゃった時のいいよそれでみたいな顔も好きです。
タネを成長させたり空を飛べたり、子どもの頃、一度だけでも出会いたかった生き物です。
さつきは、すごくいい子で、大人から見ると我慢してることが多いんだろうなとわかって、かわいそうだなと思います。
病院からの電話のくだりなんか、私なら妹に話してるときに泣いてるわっと思います。
メイはわがままなところがあるけど、よく考えると未就学児だもんね。
あんなもんだと思います。あの姉妹はどっちも大好きで、何度も会いたくなります。
また、舞台もすごくいいです。
引越しのトラックが走る道もいい風景だし、小さな橋を渡って自宅に入るってのも憧れです。
それに庭がすごく広くて、メイがそこでごっこ遊びとかしていましたが、私もそういうことしたいなと思いました。
さつきたちは本当にトトロに会いましたが、会えないとしても、何かしら精霊の存在を感じずにはいられない場所だなと思いました。
トトロを見ると、田舎に住みたくなるし、田舎の家で寝てるところを妄想しながら眠りについてしまいます。
それくらい影響力のある作品だと思います。