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taidana112417のレビュー・評価・感想

銀魂 / Gintama
10

ギャグの王様

『銀魂』はギャグとシリアスの使い分けが凄い。ギャグかと思えばシリアスで泣けるし、シリアスかと思えばギャグで笑える、そんな作品である。

例えば歌舞伎町四天王編では、銀さんと初登場キャラの平子とのギャグ絡みが序盤にあるが、実は平子は敵でしかも四天王の一人、次郎長の娘であるというシリアスな展開がにゅるっと入ってくる。そこで読者と視聴者はどんどん物語にのめりこんでいく。
サブキャラだと思われていたお登勢と次郎長の三角関係もストーリーに入っていて、物語が魅力的に感じる。お登勢の「あいつらなんの役にも立たない、ただのあたしの家族さ」というセリフには涙を誘われ、お登勢がメインキャラの仲間入りした瞬間だと感じた。
それにお登勢の仲間であるキャサリンが、お登勢が次郎長に傷を負わされ涙を流していたのも、「お登勢さん死なないでくれ」という共感を誘ってこっちまで泣きそうになった。

主人公の銀さんはお登勢がやられたのに対し次郎長に怒る。その瞬間のアニメの表現が白黒なのだが、一番素晴らしいと思った。銀さんとお登勢の絆が再確認できる人間臭い場面だと思った。本当に万事屋とお登勢たちの絆は泣かせるものがある。そのあとは万事屋たちが敵と戦いあっていくのだが、最終的にどうなるかは皆さんの目で確かめてほしい。

優里
9

無邪気で天真爛漫 ファンから愛されるキャラが光る 意外とロックもいける天性の歌うま

別れ際の繊細な女心をうたった『ドライフラワー』で一躍有名になった優里。
タイアップも全くなしであそこまで売れたの、すごいですよね。
わたしも共感しまくって聴きまくっていたわけですが、実は優里って深堀りしていくとこういうセンチメンタルなキャラじゃないんです!

100万人近く登録者がいるYouTubeの優里ちゃんねるではお茶目なキャラ全開でめちゃくちゃチャーミング!
女性のみならず男性のファンをも虜にしています。
もちろんわたしも例にもれずどハマりしました。あーいるよねこういう愛され男子。

毎日投稿しているコンテンツも上質。このクオリティをキープするの、大変だろうな。
どっきり企画や体を張ったものなどエンタメ色の強いものから川崎鷹也やTani Yuukiなど同世代ミュージシャンとのカラオケ企画など「こんなのタダで見れちゃっていいの!?」と思うような豪華企画までさまざまで毎日楽しませてくれます。

もちろん、音楽の実力も折り紙付き。
よく歌がうまいミュージシャンのことを「口から音源」なんていって褒めたりしますが、優里の場合は口から音源以上、生歌のほうが音源よりいい。
表情、ニュアンス、声のかすれまで全部味方にして聴き手を切なくさせてくるからもうこちらの情緒が大変。
歌詞の主人公を憑依させているような、聴き手の代わりに叫んでくれているようなとてもソウルフルな歌い手なのです。

『ドライフラワー』もロッカバラードなんていわれたりするように、実は優里って結構アツい歌い方なんですよね。
好きなバンドはBon Joviだし、へー結構ロック畑の人なんじゃん。

おすすめしたいのが中島みゆきの『銀の龍の背に乗って』をカバーした動画!
短調のAメロをしっとり歌い上げた後転調してからのBメロをめちゃくちゃ楽しそうに歌う。表情の使い方もうまいです。
Bメロ最後の「さぁ、行こうぜ!」にピークを持ってきてなんとサビ頭でクールダウン。

え…普通サビが一番盛り上がるもんなんじゃないの…?

常識を覆してくるミュージシャン、優里。
この緩急の付け方、結構クセになるんですよ!
なによりソウルフルな歌声に歌詞があってる。
ごちゃごちゃした説明を読むより一回動画を見てみたほうがいいと思います。笑
見れば彼の魅力に虜になること間違いなしです。

路上ライブ生まれ、路上ライブ育ち、カリスマ性が光るライブ向きアーティスト。
自分の才能を誰よりも信じて、歌うことを心から楽しんでいる天性の歌い手。
そんな堂々としたオーラとそれを裏付ける歌のうまさが優里の愛される秘訣なのかもしれません。
ぜひ、聴いてみてください!

BF / BOYFRIEND / ボーイフレンド
7

心理描写が丁寧な思慮深い作品

高校生の恋愛ストーリーを描いた漫画ですが、心理描写が丁寧で、大人っぽい雰囲気のある漫画です。

同じクラスの生徒として出会った二人はお互いに惹かれていく中で、自分自身の感情と向き合っていきます。
類い稀なるバスケの才能がありながら、問題行動が多く、性格的に問題を抱える高刀と、体が弱くクラスメイトよりもニつ年上の可奈子。二人の恋には浮ついたところがなく、どことなくシリアスで、考えさせられるものがあります。それは、彼らが自分の過去と向き合ったり、自分が逃げている問題に直面させられたりするからかもしれません。
とは言ってもシリアス一辺倒という訳でもなく、ところどころに笑えるコマが挟まれているので読みやすく楽しめます。
特に、高刀家の男四人兄弟が暮らす様子は騒がしくて面白いです。対する可奈子の家は姉との二人姉妹。それゆえに高刀はいかにも男の子であり、可奈子は非常に女性らしく感じられます。
この男女の違いが漫画の中でハッキリさせられていて、お互いの心理の違いが勉強になるなぁと思いました。

可奈子の姉は事故で他界してしまっているのですが、その恋人だった人物がバスケ部顧問としてやってくるなど、少し複雑な人間関係を交えて、ドラマチックにストーリーは展開していきます。
恋愛感情だけではなく、ヒューマンドラマの部分も持った思慮深い作品です。

火ノ丸相撲
8

まさかのチョイス!今までになかった新しい作品

今回ご紹介するのはジャンプ作品の「火ノ丸相撲」です。
みなさんはこのタイトルをみて、どんな内容を想像するでしょうか。異世界系、バトル系、いろいろあるのではないかと思います。
この作品のテーマはなんと相撲です。日本の国技でもある相撲ですが、大柄な男たちがぶつかり合う激しいスポーツということで、今の若者はあまり興味を持っていない方も多いのではないかと思います。そんな相撲がなんとジャンプ作品に登場します。
主人公は相撲が大好きな高校生・潮火ノ丸です。
火ノ丸は、小学校の時は「鬼丸」という異名を持つ次期横綱候補でした。しかし中学生になってからは身長が伸びず、相撲界からはその名前が消えかかっていました。
そんな火ノ丸ですが、相撲を辞めていた訳ではありませんでした。横綱になることを夢見て、日々努力を重ねていました。
しかし横綱になるためには身長制限があり、現在の火ノ丸にはかなり厳しい道となっていました。道を閉ざされたかと思われた夢ですが、実はひとつだけ叶える方法がありました。それは全日本相撲選手権で優勝することでした。
そのための第一歩として、まずはインターハイで優勝することを目指します。火ノ丸の周りにはいつしか仲間が集まり、共に友情を深めながらそれぞれの夢に向かって突き進んでいきます。
ジャンプのテーマである「友情・努力・勝利」を感じることが出来るおすすめ作品です。

回復術士のやり直し / Redo of Healer
8

新感覚の異世界漫画!俺TUEEE系の最終形?爽快感MAXの復讐劇に読み始めたら止まらない!

アニメ化もされ、今まさにノリに乗っている新感覚異世界漫画。
主人公『ケヤル』は選ばれし”癒の勇者”。
魔王討伐の使命を果たすべく、”術の勇者”である『フレア』と、”剣の勇者”『ブレイド』、”砲の勇者”『ブレット』と共に旅をしていました。
しかしながら、その日々はまるで、地獄のよう。
なぜなら彼らには『エリクサー』と呼ばれる回復アイテムがあり、”癒の勇者”であるケヤルは、フレアたちにとっては必要のない存在でした。
また、回復魔法には欠点がありました。
それは「対象者の苦痛や恐怖心を、術使用者である自身も体感させられる」というもの。
それを知っているフレアたちは、ケヤルがいつでも回復魔法を出せるように彼女を薬漬けにしてしまうのです。
拷問、虐待、性欲の吐口。
奴隷以下の扱いを受けながら旅を続けていたある日。
ケヤルに突如発現した『薬物耐性』のスキルにより、彼女は自我を取り戻します。
その後、見事魔王を倒したケヤルたち。
魔王を討伐することで入手できる『賢者の石』を使って、あろうことか世界征服を企んでいたフレアたちの目論見を阻止したケヤルは、腐った世界をやり直させるために、自身の回復の力と賢者の石の力を使って、『時間逆行』の呪文を発動させたのでした。
こうしてケヤルは無事にタイムリープを果たし、魔王討伐の旅の二周目を始めます。
一周目の世界で自分をコケにした勇者たちや王様。
その全てに復讐を果たす、ケヤルの旅は今、始まったばかり──

神様はじめました / 神はじ / Kamisama Kiss
10

人間と妖狐の恋愛物語。

鈴木ジュリエッタ先生の作品です。女の子はみんな可愛いし、メンズはみんな個性がありカッコいいです。
主人公の桃園奈々生は、父が借金を作ったせいで家を差し押さえられてしまい、突然宿無しになります。ミカゲという男性に出会い、住むところがないことを奈々生が話すとミカゲは奈々生にメモを渡し「家を譲る」と言います。そしてミカゲは奈々生の額にキスをして去っていってしまいます。
疑いつつも教えられた場所に向かうと、そこはまさかの廃神社でした。神社の精である鬼切の虎徹とミカゲの神使の巴衛は「ミカゲが帰ってきた」と勘違いをします。すぐに誤解は解けますが、彼らの話によると「奈々生はミカゲから神様の座を譲られた」というのです。巴衛はそれを不満に思い、神社を出て行ってしまいます…。これが奈々生と巴衛の最初の出会いとなります。
奈々生と巴衛の恋物語ですが、巴衛は元野狐で下級妖怪たちから恐れられている存在です。
この2人がどのように恋仲になっていくのか、人間と妖怪という壁をどう乗り越えるのか、他の妖怪や神様との関わり方はどうなのかがとても丁寧に描かれています。
キュンキュンポイントも散りばめられているので、キュンキュンしたい人にとてもオススメです。
アニメ化や舞台化もしているので、漫画と併せて見ていただけるとより面白いと思います。
漫画とは少し変わっている部分もあり、話が進むにつれて何度でも読み直したくなっていきます。

メタルギアソリッドV / METAL GEAR SOLID V / MGSV
10

ゲームとしては素晴らしい

ストーリーを重視するならおすすめできませんが、ゲームとしてやるなら最高のアクションゲームです。
日本ではストーリーを重視されすぎなところがあるので駄作となってしまったと言われていますが、海外ではそんなことありません。海外ではアクションゲームの質が求められているので、ストーリーはそこまで重要ではないのです。
むしろ日本のゲームでここまで海外の人たちを楽しませるアクションゲームは珍しいのではないでしょうか。海外のアクションゲームはストーリーがシンプルな代わりにアクションがすごく楽しいです。
そしてこの作品はそれを大きく上回ります。操作性もいいし、敵を尋問できたりミッションも適度に難しいです。むしろ難しいものは鬼のように難しいです。
繰り返しますがストーリーは期待しない方がいいです。コナミとのいざこざがあってストーリーが未完成に終わってしまった悲しい作品なのです。ストーリーもよかったらもっとよくなったことは間違いないのですが、アクションゲームとしてやる分には十分すぎるボリュームとクオリティーです。
ストレス発散できることもたくさんあります。かなりハードな動きもしてくれるのでぜひやってみてください。前作よりもパワーアップしています。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
2

中途半端な作品

大人が観ると物足りなく感じるのではないかと思います。
今までにないほどのホラー演出という新しい試みなど、最初のほうは「お、これは」と思わせます。しかし後半ですよね…オチに向かっていくと急速に冷めます。というのも、ぽっと出のゲストキャラが突然物語の中心になるから、でしょうか。
確かにジャッキーちゃんは序盤から出てはいましたが、その正体については最後の方まで語られることがありませんでした。また敵キャラもです。突然出てきてあんた誰状態。視聴者がほぼ何も知らされていないゲストキャラ同士の戦いをみせられても、感情移入とかできるわけないじゃないですか。
この作品に足りないのはおそらく魅せ方なのではないでしょうか。敵キャラや、少なくともジャッキーちゃんとの交流がもう少し序盤からあって彼女の考えとか、立場とか知ることができれば、もっと最終決戦が面白かったと思います。
あと演出に関しては、ホラーの演出が異常だったので大人向きかと思いきや、そうでもない。子供に見せるにはトラウマにさせそうで心配。感動要素があるかと思いきや、こちらもそうでもない。
子供向けにも大人向けにもならない、中途半端な作品になってしまっている気がしました。