クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』とは、2002年4月20日に劇場公開された日本のアニメーション映画。『クレヨンしんちゃん』の劇場映画シリーズ10作目。
ある夜、野原一家は全員揃って時代劇に登場するような美女の夢を見る。翌日、犬のシロが庭を掘り返した穴から、しんのすけが書いた覚えのない「天正2年」の日付が入った手紙を見つける。手紙にあった「おひめさまはちょーびじん」という一文に惹かれ、しんのすけが目を閉じると、彼は夢で見た泉の畔、すなわち戦国時代へとタイムスリップしていた。そこで彼は、偶然にも暗殺されそうになっていた侍・井尻又兵衛(いじり またべえ よしとし)を救い、春日城へと案内される。そこには夢で見た美女・廉姫(れんひめ)がいた。
一方、現代に取り残されたひろしとみさえは、しんのすけが過去へ行ったことを確信し、シロが掘った穴の上へ車を走らせる。しんのすけは春日城で廉姫と再会し、家族とも合流を果たすが、現代へ戻る術が見つからない。そんな中、廉姫に婚姻を迫る隣国の大名・大蔵井高虎(おおくらい たかとら)の申し出を春日側が断ったことで、2万の軍勢が城へ進軍を開始する。野原一家は、自分たちも戦に巻き込まれることを知り、春日軍の将として戦場へ向かう又兵衛らと共に戦いの準備を進めることになる。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦のレビュー・評価・感想

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
10

感動の嵐を呼ぶ名作

映画公開当時に母と見に行きました。
しんちゃん映画の最高傑作とも謳われる、まさに超・有名なこの作品ですが、クレヨンしんちゃんといえば「子供に見せたくないテレビ番組」の代表格としても有名ですよね…。母もどちらかといえば、「子供にしんちゃんは見て欲しくない。映画なんてもっとくだらない!」という考えでした。しかし公開当時のあまりの絶賛ぶりに、私が「映画館でしんちゃんが観たい」とダダをこね、根負けした母が渋々連れて行ってくれた、ある種の思い出の映画でもあります。
戦国時代へタイムスリップしてしまったしんのすけ。帰る方法も見つからず途方に暮れる…わけでもなく、侍の井尻又兵衛由俊(通称・おまたのおじさん)のお世話になりながら、いつもの調子で戦国時代に馴染んでいきます。大人になった今、しんのすけの高すぎるコミュニケーション能力は見習いたいものですね…(笑)
しかしやはり、時は戦国時代。戦で命をかけた戦いが始まってしまいます。「おまたのおじさんをお助けするゾ!」と立ち上がるしんのすけはどうなるのでしょうか。クライマックスからラストシーンにかけては、もう涙で前が見えない程でした。一緒に映画館へ行った母も泣いていました。鑑賞後、「しんちゃんて、いい映画なんだね」と言っていた母が忘れられない、思い出深い作品です。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
10

悲しい話

泣ける映画です。ちょっとしんちゃんだけが目立つ感はありますが、やはりいい映画なので好きです。しんちゃん家族が戦国時代にタイムスリップしちゃって、とある侍と生活を共にするみたいな話です。その侍、井尻又兵衛は戦いが強くてすごい人だけど、奥手で姫様への恋心を隠せない人でした。しんちゃんにも優しいし、なんか、偉そうなイメージのある武士の中で、ちょっと間が抜けてて愛おしい人です。だから、彼が敵に致命傷を与えるのをやめ、そのあと殺されてしまうという展開はとても悲しかったです。敵に致命傷を与えていても、結局殺されていたのかもしれないけど、もしかしたら、違う結果だったかもと思うと、いろいろ考えさせられます。しんちゃんも目の前で大好きな人に死なれて、すごくショックだったでしょう。そのことはきっと、しんちゃんを成長させただろうけど、なんかかわいそうな気もします。ともあれ、とてもいい作品でした。昔ながらの身分違いの恋を描いてもいるし、しんちゃんの純粋な考えに触れて、又兵衛が成長した部分も見えたし、とてもいい映画でした。まあ、クレヨンしんちゃんらしくないといえば、らしくないし、カスカベ防衛隊がすきなので、彼らがあまり出てこないのは悲しいですが、それ以上によくできた作品だと思います。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
2

中途半端な作品

大人が観ると物足りなく感じるのではないかと思います。
今までにないほどのホラー演出という新しい試みなど、最初のほうは「お、これは」と思わせます。しかし後半ですよね…オチに向かっていくと急速に冷めます。というのも、ぽっと出のゲストキャラが突然物語の中心になるから、でしょうか。
確かにジャッキーちゃんは序盤から出てはいましたが、その正体については最後の方まで語られることがありませんでした。また敵キャラもです。突然出てきてあんた誰状態。視聴者がほぼ何も知らされていないゲストキャラ同士の戦いをみせられても、感情移入とかできるわけないじゃないですか。
この作品に足りないのはおそらく魅せ方なのではないでしょうか。敵キャラや、少なくともジャッキーちゃんとの交流がもう少し序盤からあって彼女の考えとか、立場とか知ることができれば、もっと最終決戦が面白かったと思います。
あと演出に関しては、ホラーの演出が異常だったので大人向きかと思いきや、そうでもない。子供に見せるにはトラウマにさせそうで心配。感動要素があるかと思いきや、こちらもそうでもない。
子供向けにも大人向けにもならない、中途半端な作品になってしまっている気がしました。