優里

優里

優里とは、日本の男性シンガーソングライターである。東京を中心に、路上ライブやSNSでの投稿を積み重ね、着々とその名を世の中に広めていく。2019年『かくれんぼ』でインディーズデビューを果たし、その勢いは止まらぬまま、2020年『ピーターパン』でメジャーデビュー。のちに、発表される『ドライフラワー』は、誰もが一度は耳にしたことがあるだろう。エッジの効いた歌声や、共感できる歌詞がリスナーの心を掴み、日本だけではなく世界からも注目されている。

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優里
9

無邪気で天真爛漫 ファンから愛されるキャラが光る 意外とロックもいける天性の歌うま

別れ際の繊細な女心をうたった『ドライフラワー』で一躍有名になった優里。
タイアップも全くなしであそこまで売れたの、すごいですよね。
わたしも共感しまくって聴きまくっていたわけですが、実は優里って深堀りしていくとこういうセンチメンタルなキャラじゃないんです!

100万人近く登録者がいるYouTubeの優里ちゃんねるではお茶目なキャラ全開でめちゃくちゃチャーミング!
女性のみならず男性のファンをも虜にしています。
もちろんわたしも例にもれずどハマりしました。あーいるよねこういう愛され男子。

毎日投稿しているコンテンツも上質。このクオリティをキープするの、大変だろうな。
どっきり企画や体を張ったものなどエンタメ色の強いものから川崎鷹也やTani Yuukiなど同世代ミュージシャンとのカラオケ企画など「こんなのタダで見れちゃっていいの!?」と思うような豪華企画までさまざまで毎日楽しませてくれます。

もちろん、音楽の実力も折り紙付き。
よく歌がうまいミュージシャンのことを「口から音源」なんていって褒めたりしますが、優里の場合は口から音源以上、生歌のほうが音源よりいい。
表情、ニュアンス、声のかすれまで全部味方にして聴き手を切なくさせてくるからもうこちらの情緒が大変。
歌詞の主人公を憑依させているような、聴き手の代わりに叫んでくれているようなとてもソウルフルな歌い手なのです。

『ドライフラワー』もロッカバラードなんていわれたりするように、実は優里って結構アツい歌い方なんですよね。
好きなバンドはBon Joviだし、へー結構ロック畑の人なんじゃん。

おすすめしたいのが中島みゆきの『銀の龍の背に乗って』をカバーした動画!
短調のAメロをしっとり歌い上げた後転調してからのBメロをめちゃくちゃ楽しそうに歌う。表情の使い方もうまいです。
Bメロ最後の「さぁ、行こうぜ!」にピークを持ってきてなんとサビ頭でクールダウン。

え…普通サビが一番盛り上がるもんなんじゃないの…?

常識を覆してくるミュージシャン、優里。
この緩急の付け方、結構クセになるんですよ!
なによりソウルフルな歌声に歌詞があってる。
ごちゃごちゃした説明を読むより一回動画を見てみたほうがいいと思います。笑
見れば彼の魅力に虜になること間違いなしです。

路上ライブ生まれ、路上ライブ育ち、カリスマ性が光るライブ向きアーティスト。
自分の才能を誰よりも信じて、歌うことを心から楽しんでいる天性の歌い手。
そんな堂々としたオーラとそれを裏付ける歌のうまさが優里の愛される秘訣なのかもしれません。
ぜひ、聴いてみてください!