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sudacchi_13518のレビュー・評価・感想

サウンド・オブ・ミュージック
7

ミュージカル映画の名作。子供たちが全身で音楽の楽しさを表現する『ドレミの歌』は胸が熱くなる。

ナチスドイツが台頭した頃のオーストリアのある一家と修道女を描いたミュージカル映画だ。
退役海軍であるトラップ大佐の子供たちの元に家庭教師としてやってきた修道女マリア。
厳格な父親からまるで軍隊のような規律だらけの教育を受けていた7人の子供たちは、彼女の音楽を用いた教育法により瞬く間に心を開いていく。
マリアと子供たちが野山や町中を駆けながら歌うのは、誰もが一度は耳にしたことがある『ドレミの歌』だ。
ハーモニーや映像の美しさに目を奪われるのはもちろん、本来の活発さを抑圧されていた子供達が大自然の中で歌う姿に胸が熱くなる。

映画の中で歌われる名曲たちはどれも和訳が美しい。
特に『私のお気に入り』はマリアの好きな日常の1コマを軽やかに歌ったものだが、「まつげにつもる雪」「月の谷間飛ぶ鳥」など美しい表現にハッとさせられる。

終盤、ついにザルツブルクにナチスの侵攻が迫り、トラップ大佐の元に軍への出頭命令が下る。
物語は一家が追跡を躱しながらスイスへの亡命していくところで終わりを告げる。
深刻な社会情勢の中で堂々と一家が歌い上げた『エーデルワイス』は作中屈指の名曲だが、
自由に自分の思想を述べられる現代でもこうも純粋に愛国心を表現できるのか、
アイデンティティを周囲の状況に流されずに抱き続けることができるのか、と思わず考えてしまうだろう。
何度でも観たい名作だ。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

登場人物が全員熱い!青春時代をバレーボールに捧げた、男子高校生達の物語

熱い!面白い!!
小柄の主人公、日向翔陽。異常な運動神経とジャンプ力があるのに、中学時代はチームメイトも少数で思うようにバレーボールが出来なかった日々。バレーボールを通してたくさんの人と関わって成長していく物語です。
そしてもう一人の主人公と言っても過言ではない影山飛雄は、バレーボールの天才と呼ばれるものの、コミュニケーション能力が全くなく過去にチームメイトから見放された経験があり、こちらも人として成長していく姿が楽しめます。
この二人を中心に話は進んでいきますが、チームメイトの先輩たち、ライバルとして出てくる登場人物たちがまたみんないい!!
ハイキュー!!の魅力ってここだと思います。なかなかどの登場人物も好きになる事ってないのですが、ハイキュー!!に限ってはみんな好きになっちゃいます☆
関わりある全ての人物がいなければ主人公達は成長できなかったなと思います。
バレーボールのルールが分からなくても作中で説明してくれるので無知でも読めるので気軽に読めます。
ラストは高校卒業後の様子が描かれていて、スッキリとした終わり方になっています。
よくある「ラストが微妙だった」という結果にはなりません!
とにかく名言が多く人生のバイブルにもなる漫画なので、ぜひ気になった方は読んで頂きたいです。

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road
8

ストレスが溜まったときにオススメの1本

1979年に公開された「マッドマックス」シリーズ。その3作目から27年ぶりに公開された4作目がこちらです。シリーズの4作目ではあるものの続編ではないため、単体で楽しめます!
核戦争を経て緑は枯れ果て、人々の寿命は半分に。生きるために殺し合い・奪い合いが横行する、荒廃しきった未来の世界が物語の舞台となっています。
主人公は元警官のマックス。彼は荒れ果てた世界で人間性を失いかけ、亡霊のように生きていました。そんなマックスですが、物語の中で少しずつ人間性を取り戻していきます。ストーリーが進むにつれて映画のヒーローとして相応しい頼もしさを見せたり、時にはお茶目さが顔を覗かせたり。本作はマックスの英雄譚かに思えますが、どちらかというと成長物語に近いかもしれません。
そしてもう1人の主人公、フュリオサ。彼女はとある事情でマックスと行動を共にすることとなります。一見するとヒロインに思えますが、戦闘力も精神力も男性陣に負けず劣らず。武器も車も使いこなし、近接戦でも引けをとりません。マックスとフュリオサの最初の共闘シーンは何度見ても胸が熱くなります。本作は2人のバディアクションものともいえるでしょう。
また、マッドマックスといえばカーチェイス。本作に出てくる車は3作目の流れをついで、突き抜けたデザインとなっています。トゲトゲだったり、髑髏が大量についていたり、火を噴くギターを弾く男が装備されていたり。いろいろなゴツい車と、それぞれの特長を活かしたカーチェイス(を超えてもはや戦闘)も見どころの1つです。
もちろん配信やレンタルでも十分楽しめますが、おすすめは映画館です。大きなスクリーンと映画館の爆音で、より楽しむことができる本作。ハマったら定期的に何度も見たくなる名作です。

Wii Sports
8

Wii Sportsの楽しさ

Wii Sportsはリモコンを手に持ちテニス・ゴルフ・野球・ボウリング・ボクシングの5つのスポーツを楽しめるゲーム構成となっています。テニスはコンピューターが売ってくるボールを跳ね返してポイントを奪う合う試合ができ、
ゴルフではリモコンの振り具合で強さを調整し高スコアを狙っていきます。弱く振りすぎてしまうとボールが全然飛ばず、
強く振りすぎてしまうと遠くへ飛ばしすぎてしまうことも。この絶妙な調整がなんとも難しく面白いところです。
野球はバッターとピッチャー両方を体験することができます。相手が投げてきたボールをタイミングよくリモコンを振ることによってボールを打ったり、相手に打たれないようにいろいろな球種、速度でボールを投げたりします。
ボウリングは、コツをつかめばすぐにストライクを取ることができます。しかしリモコンの角度や振る速度によっては、
ギリギリスペアになってしまうことも。すべて連続でストライクを取ることができるかどうかはあなた次第です。
ボクシングはリモコンにヌンチャクという別のリモコンを接続し、左右両方の手でそれぞれのリモコンを持ち構えます。
相手が打ってくるパンチを交わしたり受け止めたりしてこちらの攻撃をうまく相手に当てます。相手の体力を先に削れば勝利。そんなおもしろスポーツが5種類も集まったWii Sportsをぜひ皆さんもお試しください。