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rurura1123のレビュー・評価・感想

ゼルダの伝説 神々のトライフォース / 神トラ / The Legend of Zelda: A Link to the Past
8

古き良き「アクション×謎解き」ゲーム

「ゼルダの伝説 神々のトライフォース(以下、「神トラ」)」は、1991年11月21日にスーパーファミコン用ソフトとして発売されました。「アクション×謎解き」をメインとしたゲームです。ストーリーは一本道で、わかりやすいです。難しいアクションもなく、ゲーム初心者でも楽しめると思います。謎解きは終盤になると仕掛けが複雑になり、難しくなります。謎解きをクリアすると効果音が流れます。この効果音が癖になります。「謎解き開始→試行錯誤→謎解き終了→効果音→また効果音聞きたい→新たな謎解き開始」というループが存在するので、「ダンジョン見つけて、ボスを倒す」という作業の繰り返しでも飽きることなく、ゲームを続けることができます。ストーリーを進めると泳げるようになったり、新しいアイテムや装備品を入手することが出来るようになるので、ワクワクします。中ボスの倒し方も様々な方法があります。ただ、倒すだけではなく、効率良く倒せる方法やダメージを受けずに倒す方法を追求するという楽しみ方も出来ます。「1周目は初見プレイで、2周目以降は中ボスの倒し方を工夫する」と考えれば、最低2周はできます。他にも「ハートの器をを全部、集める」や「1回も死なずにクリアする」などやり込み要素はたくさんあります。「1回も死なずにクリアする」のはかなり難しいですが…。1回、クリアしても、その半年後にまたやりたくなるゲームです。

鳥 / The Birds
9

『サイコ』後にヒッチコックが凝りに凝って製作したホラー映画の古典『鳥』

『鳥』は1963年に公開されたホラー/スリラー映画で、製作と監督はアルフレッド・ヒッチコックです。ダフニ・デュ・モーリエによる同名の小説(1952年刊)に着想を得たこの作品は、数日間に起こった、カリフォルニア州ボデガ・ベイの人々に対する鳥たちの不意の一連の襲撃を物語の軸にしています。出演はティッピ・ヘドレン、ロッド・テイラー、ジェシカ・タンディ、スザンヌ・プレシェット、ヴェロニカ・カートライト。脚本はエヴァン・ハンターで、ヒッチコックは複数の新しい登場人物を造形し、プロットを彫琢するように指示されていました。『鳥』の初公開時には好評と不評が混在していました。しかしニューヨークタイムズは、「鳥肌を立たせるようなホラー映画」と評しています。一方で、同じ評者は「鳥がアレゴリーの意味を有しているかは確信できない」とも述べました。「ヒッチコック氏の様式では映画作品に寓意的な意味を込めたり社会的なニュアンスを含めたりすることはない」からなのです。それでも、この評者は「ギリシア神話の怒り」が表現されている可能性を示唆しました。ニューリパブリック誌には、「鳥は覚えている限りでヒッチコックの最悪のスリラーだ」とする酷評が掲載されました。

ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風 / ジョジョの奇妙な冒険 第5部 / Golden Wind
10

名言尽くしの39エピソード

第一部ファントムブラッドの主人公「ジョナサンジョースター」から始まるジョジョ家の奇妙な冒険第五部。主人公は1、3部でのラスボス【ディオ・ブランドー】の実の息子である【ジョルノ・ジョバーナ】。イタリアが舞台となり麻薬を売りさばくギャング組織集団【パッショーネ】に怒りを覚え、ボスを倒し自らがギャングスターになることを誓い内部からの偵察・崩壊を目的に組織に入団する。その道中でパッショーネのギャングでジョルノと同じく麻薬の横行に怒りを覚えていたブローノ・ブチャラティ率いるギャング集団と共にギャングスターへの道を駆け上って行く冒険ロマンファンタジーである。
ほかのジョジョ作品にも共通して言えることであるが、作者の荒木飛呂彦氏の描くキャラクターの西洋美術を彷彿とさせる佇まい(通称ジョジョポーズ)や独特なフレーズの言い回しはほかの漫画・アニメにはない独創性がある。他にも敵として登場してくるキャラクター達の名前が1900年代に活躍したロックミュージシャンやラッパーの名称のオマージュになっていたり、アルバムや有名絵画のポーズをしていたりと深堀りをしていけばいくほどに味の出る作品となっている。あなたも是非荒木飛呂彦ワールドに浸ってみてはいかがだろうか…

オリエンタルブルー 青の天外
9

とても面白い正統派RPG

「オリエンタルブルー 青の天外」は2003年に発売したゲームボーイアドバンスのソフトで、天外魔境シリーズの外伝的位置づけの作品です。
世界観は中国、日本、モンゴル等、東アジアの風景を合わせたものになっています。
あらすじは、様々な種族の住む豊かな青の大地が、統治する天帝の死後、魔物に襲われるようになり、主人公が仲間達と冒険をして世界を救うというものです。
本作はフリーシナリオシステムが用いられていて、一応の主要なシナリオはあるものの、基本的に自由に物語を作ることができる画期的なシステムでした。
主人公の仲間候補はたくさんいて、強制的に加入するキャラクターもいますが、仲間にするかどうかを自由に選べるキャラクターもおり、どのようなパーティーで冒険をするかで物語が微妙に変わってきます。そのため、何度も繰り返して色々なパターンを試してみたくなります。
魔物との戦闘で得られる「マ石」を組み合わせて更に強力なマ石が作れたり、主人公や仲間が装備している武器を強くできるなど、やり込み要素も多いです。
主人公や仲間以外のキャラクターの設定や、物語も非常に細かく作り込まれており、何度やっても新たな発見があってとても面白いです。
古いゲームではありますが、未だ私がオススメしたいナンバーワンRPGゲームです。

カノジョは嘘を愛しすぎてる
7

ヒロインの歌唱力に惹きこまれる恋愛映画

佐藤健さんのクールな一面は、ドラマだけでなく映画でも見ることができます。彼が演じるのはロックバンドの作詞作曲をしている青年。近年の、音楽が商品化している現状に不満を持っています。一緒に仕事をするプロデューサーも、とにかく音楽の内容より、お客に売れるために曲を作るように指示。青年はその仕事が嫌になり、音楽を作ることから逃げていきます。そこで出会ったのがストリートシンガーの少女です。この少女を演じるのが、歌手の大原櫻子さん。彼女の歌を劇中で初めて聞いたのですが、歌唱力に魅了されました。歌手の方が演技もこなすことは難しいと思うのですが、大原さんはどちらもよかったです。聞くところによると、大原さんはオーディションでこの役を演じるチャンスを得たとか。彼女の伸びやかな歌声は、聴く人の心にまっすぐ届きます。
青年は、少女に自分が人気ロックバンドの作詞作曲をしていることを秘密にしていました。自分がそのレッテルを貼られて接されるのが嫌で、彼女の歌声を聴くことも拒絶しています。しかし、プロデューサーが少女の才能に気づき、彼女はスカウトされます。その時になって初めて、青年は彼女の音楽の才能に気が付くのです。最後に結ばれるシーンもいいですが、途中で二人が一緒に歌うシーンも心温まるところです。