カノジョは嘘を愛しすぎてる

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カノジョは嘘を愛しすぎてるのレビュー・評価・感想

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カノジョは嘘を愛しすぎてる
10

唯一許せた少女漫画の実写映画

「カノジョは嘘を愛しすぎている」は原作は少女漫画では長い全22巻で内容もとても濃いです。
音楽×恋愛の話で漫画を読んでいるだけでは想像できない音楽が映画では曲として流れています。楽曲も亀田誠治さんが担当しており、納得できる仕上がりでした。
実写化が決まった当初は主人公の小枝リコに役がハマる人なんていないと思っており大反対でしたが、一般人のオーディションで選ばれたこともあり、小枝リコを演じる大原櫻子さんは役にぴったり申し分ありませんでした。
他のキャストも、佐藤健さん、窪田正孝さん、三浦翔平さん、吉沢亮さんなど、演技派俳優さんだらけなので原作ファンの私も違和感なく見ることができました。
素人の女の子が路上ライブをしているところでスカウトされて芸能人になる話なので当時素人でまだ垢抜けてない大原櫻子さんだからこそ演じれた役だと思います。
漫画では先生がどのような音楽を想像しながら描かれていたのかわかりませんが、亀田誠治さんの曲によって漫画より映画の方が主人公2人の愛情がより表現されていたと思います。
今ドキのイケメン俳優で何でもかんでも実写化されるのに飽き飽きしている方には特におすすめです。
最後は感動、大号泣、音楽も最強な映画です。

カノジョは嘘を愛しすぎてる
7

ヒロインの歌唱力に惹きこまれる恋愛映画

佐藤健さんのクールな一面は、ドラマだけでなく映画でも見ることができます。彼が演じるのはロックバンドの作詞作曲をしている青年。近年の、音楽が商品化している現状に不満を持っています。一緒に仕事をするプロデューサーも、とにかく音楽の内容より、お客に売れるために曲を作るように指示。青年はその仕事が嫌になり、音楽を作ることから逃げていきます。そこで出会ったのがストリートシンガーの少女です。この少女を演じるのが、歌手の大原櫻子さん。彼女の歌を劇中で初めて聞いたのですが、歌唱力に魅了されました。歌手の方が演技もこなすことは難しいと思うのですが、大原さんはどちらもよかったです。聞くところによると、大原さんはオーディションでこの役を演じるチャンスを得たとか。彼女の伸びやかな歌声は、聴く人の心にまっすぐ届きます。
青年は、少女に自分が人気ロックバンドの作詞作曲をしていることを秘密にしていました。自分がそのレッテルを貼られて接されるのが嫌で、彼女の歌声を聴くことも拒絶しています。しかし、プロデューサーが少女の才能に気づき、彼女はスカウトされます。その時になって初めて、青年は彼女の音楽の才能に気が付くのです。最後に結ばれるシーンもいいですが、途中で二人が一緒に歌うシーンも心温まるところです。