れいれい0719@rei0719

れいれい0719
れいれい0719
@rei0719
23 Articles
5 Reviews
0 Contributions
0 Likes
れいれい0719

主に、映画・ゲーム・漫画について書いていきたいと思います。 宜しければご覧下さい。

れいれい0719のレビュー・評価・感想

憂国のモリアーティ / 憂モリ
9

続きが気になるミステリー漫画

19世紀末のロンドン、そこには古くからの階級制度に縛られた人々が数多く居た。
生まれたときから身分が決まり、差別がなくなることがない世の中。
主人公のウィリアムは孤児で病弱な弟がいた。
モリアーティ伯爵家の長男アルバートに気に入られ、モリアーティ伯爵家の養子となる。
しかし、伯爵家では最下層であるウィリアムに対して暴力や罵声は日常茶飯事であり、雇われている執事ですらも冷たい態度を取る。
だがある日、伯爵家で火災が起こり伯爵家の人間はアルバートとウィリアム兄弟以外亡くなってしまう。
何者かに放火されたかと思えたが、実はその火災は兄弟達によって引き起こされたものだった。
その火災以降、ウィリアムはアルバートの実弟、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティと名乗り生きていくことに。
ウィリアムは兄弟達と共にこの大英帝国イギリスに根強く残る階級制度に疑問を抱き貴族が起こす悪事を排除し、理想とする国を作り上げていくことを決める。
ウィリアムは天才的な頭脳を持っており、数学教授の傍ら犯罪相談役として次々と貴族達の悪事を暴き信頼できる仲間を手に入れていく一方、かの有名なシャーロック・ホームズや国の上層部が立ちはだかる。
果たして、彼らの理想とする国は作れるのだろうか…。

フルーツバスケット / フルバ / Fruits Basket
10

十二支の物の怪がついた美形な一族と一人の少女の出会いが運命を変える!キャラクターの人間性・成長に涙が止まらなくなる。心があったかくなる名作です!

漫画フルーツバスケットは、「花とゆめ」にて連載された少女漫画です。
1巻など最初の方は絵柄や設定が少し古く、調べてみると1998年から連載がスタートし、2006年まで連載された作品で全23巻です。
設定などは本当に少しだけ古く感じる部分もあるかもしれませんが、そのストーリーや内容は時代を超えて愛される名作です。
ストーリーとしては、ひょんなことから普通の、よく言えば良い人すぎる、悪く言えばお人好しの女子高生「本田透」が「草摩」家で居候を始めるところから始まります。
そしてその草摩家には秘密があり、一族で代々受け継がれる十二支の呪いがあり、その物の怪に憑かれている草摩家の人々は異性に抱きつかれると十二支の動物に変身してしまうのです。
透が同居することになったのは同じクラスの王子様「由希」と同じクラスの「夾」。
そこから透は草摩家の人々と一緒に様々なことを経験していきます。
その中で登場人物一人一人が持つ弱さや孤独、恐怖やトラウマ、愛などに向き合い成長していきます。
透の持つ優しさや愛が傷をおった草摩家の人々を癒していき、透も愛する人のため一生懸命に行動します。
人のさまざまな弱さや脆さが出てくるので自分にもどこか重なる部分がでてきて共感してしまうと思います。
また伏線の回収や設定の細かさなども楽しめます。
そして途上人物がみんな美形揃いなので視覚的にも楽しめる作品だと思います。
涙なしには読めない作品なので、泣きたい、感動したい時にもおすすめかも。
きっと読み終わった時には心が綺麗になったような、あったかくなったような感じがすると思います。
アニメ化もされているのでぜひアニメもチェックしてみてくださいね。

脳男
6

女の子とは

冒頭の普通のおばさんの殺害シーンが衝撃的である。万力でギリギリ口をこじ開け、舌を切り取ってしまうのだ。そのまま逃げ出し、口から血をダラダラ流しながら雨の中、放心状態で歩いている。場面が変わり、そのおばさんの死体が発見されたらしく、警察が検証している。爆弾と精神病院。感情のない脳男を『生田斗真』が演じる。その役名は『鈴木一郎』。あの有名なプロ野球選手と同じ名前である。そして、ごく普通の女の子が、爆弾を仕掛けた犯人だ。精神病院の様子もかなり怖いものだ。作中ではかなり衝撃的な映像になっている。脳男と犯人の一騎討ちがラスト近くにあるのだが、車で何度も轢かれ、起き上がるのか!?死なないのか!?とハラハラドキドキしながら見てしまう。足を引きずりながら歩くシーンは、かなり壮絶だ。女の犯人を殺してしまうシーンもかなり恐い。ラストシーンで「自分のために先生が泣いてくれたからいい」と脳男が言うのだが、血塗れ泥だらけ、足がだらりと折れているというのに、そんな感じがしない。

北朝鮮版 力道山物語
8

北朝鮮が作る力道山のギャグ漫画

力道山といえば、戦後のプロレス界の大スーパースターですが、朝鮮半島出身なのだそうです。
その事実を知り、北朝鮮が興味を持って作ったのが、この作品です。
まず、日本の漫画とは何もかも違います。
水墨画風の作画で、日本でこんな絵を描く漫画家を私は知りません。
しかし、もっとすごいのはその内容。
明らかに調べていないだろ、というのがまる分かりの内容です。
元々、力道山は力士出身。
この漫画にはそんな力士時代の彼のことも描かれていますが、そもそもマゲを結っていません。
そしてプロレスラーになってからも、四の字固めが手で『4』を作っているように描かれるなど、トンデモ描写がたくさんあるのです。
しかし一番すごいのは、後半から。
いきなり「偉大なる首領、金日成将軍様が…」と、途端にプロパガンダになっていきます。
そして、力道山の死も描かれますが、誰かが毒を混入した、などという完全なオリジナルストーリーが展開されるのです。
もはや力道山の話のようで、力道山の話ではない。
奇怪千万なストーリーが展開されるのです(しかも、舞台になった赤坂のクラブは、なぜか山奥にある設定になっています)。
実録漫画ではなく、ギャグマ漫画として読むと、すごく面白いのです。
ちなみに、この漫画の最終コマにはこう書かれています。
「誰であろうとも、偉大なる首領様と偉大なる領導者金正日同志のふところに抱かれてはじめて、永遠の命を持つという真理を体得することになるでしょう。」
オチも完璧でした。

YUI / ユイ
8

魅力的な歌詞と美声

あなたはYUIというミュージシャンをご存じでしょうか。もしかしたらもうデビューした時代から時間が過ぎているため、知らない人も多くいるかもしれません。誰もが通る青春時代、そんなときに一度でいいからYUIの曲に耳を傾けてもらいたいです。青春時代を振り返りたい人にももちろんおすすめです。初めてなら定番の名曲CHE.R.RYを是非聞いてもらいたいです。
YUIの魅力とは、まず共感性の高い歌詞です。胸のドキドキやワクワク、その時の空気感をうまく歌詞に閉じ込めています。CHE.R.RYの歌詞から一部引用しますが「今キミが感じた世界と10秒取り換えてもらうより ほんの一行でも構わないんだ キミからの言葉が欲しいんだ」というのがすごいですね。今は好きな人の世界観に入り込むよりもただ直接言葉を聞いたり交わすことのほうが重要だ、となんとストレートな歌詞なんでしょうか。
次に魅力的な美声です。YUIは、天使の琴声とも言われる唯一無二の歌声を武器に、幅広い世代から今もなお支持を受け続けています。地声が低めなハスキーなボイスが特徴です。かっこよくもありそして可愛さもありずーっと聞いていられる、そしていつの間にかYUIの世界観に入りこんでいるような感覚です。
是非一度聞いてみてください。