続きが気になるミステリー漫画
19世紀末のロンドン、そこには古くからの階級制度に縛られた人々が数多く居た。
生まれたときから身分が決まり、差別がなくなることがない世の中。
主人公のウィリアムは孤児で病弱な弟がいた。
モリアーティ伯爵家の長男アルバートに気に入られ、モリアーティ伯爵家の養子となる。
しかし、伯爵家では最下層であるウィリアムに対して暴力や罵声は日常茶飯事であり、雇われている執事ですらも冷たい態度を取る。
だがある日、伯爵家で火災が起こり伯爵家の人間はアルバートとウィリアム兄弟以外亡くなってしまう。
何者かに放火されたかと思えたが、実はその火災は兄弟達によって引き起こされたものだった。
その火災以降、ウィリアムはアルバートの実弟、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティと名乗り生きていくことに。
ウィリアムは兄弟達と共にこの大英帝国イギリスに根強く残る階級制度に疑問を抱き貴族が起こす悪事を排除し、理想とする国を作り上げていくことを決める。
ウィリアムは天才的な頭脳を持っており、数学教授の傍ら犯罪相談役として次々と貴族達の悪事を暴き信頼できる仲間を手に入れていく一方、かの有名なシャーロック・ホームズや国の上層部が立ちはだかる。
果たして、彼らの理想とする国は作れるのだろうか…。