脳男

脳男

『脳男』(のうおとこ)とは、首藤瓜於による日本の推理小説、およびそれを原作とした映画作品である。小説は第46回江戸川乱歩賞を満場一致で受賞した著者のデビュー作であり、卓越した記憶力と知能を持ちながら人間の感情を持たない謎の青年「脳男」を巡るサスペンスを描く。後に続編『指し手の顔 脳男2』、続々編『ブックキーパー 脳男』も発表された。作中では、愛宕市で起きた連続爆破事件の捜査中に容疑者のアジトで身柄を拘束された鈴木一郎(すずき いちろう)という男を巡り、精神鑑定を依頼された医師の鷲谷真梨子(わしや まりこ)が彼の異様な精神構造の真実へと迫っていく。
2013年2月9日には、日活創立100周年および日本テレビ開局60周年記念作品として実写映画が公開された。監督は瀧本智行、主演は生田斗真が務め、PG12指定の緊迫感あふれるアクションサスペンスとして仕上げられた。映画版では舞台を都内近郊に移し、鈴木一郎の過去や、彼の祖父である入陶倫行によって感情を持たない殺人ロボット「脳男」として育てられた背景が明かされる。さらに、江口洋介演じる刑事の茶屋や、二階堂ふみ演じる連続爆破犯の緑川らとの激しい攻防が、病院を舞台にしたクライマックスへと繋がっていく緊迫のストーリーが展開された。

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