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papermoon5のレビュー・評価・感想

バブル(映画)
7

SF人魚姫は泡になっても報われる

映画館で見ました。振り返ると自分一人で、人気ないのかなと思いましたが、思ったよりスピード感のある綺麗な映像でした。人魚姫のストーリーを彷彿とさせる展開とモチーフだと分かり始めてからは、理解が早まりました。新海監督作品の、東京を舞台にした『天気の子』に被せてきた感はありました。『天気の子』は東京が雨で浸水しますが、この映画では災害が起こった時の時間が動き出した後、復興が始まっていきます。
ヒロインのウタの声はSNSで話題のりりあ。で、とてもエモーショナルな歌声がキャラクターの透明感をあげていたと思います。ウタは本を読んだりフィボナッチ数列は理解するようになるけれど、絵本の言葉を引用した発言が続きます。しかし最後の方で自分の言葉で語り始めるのが印象的でした。東京を覆う泡がなぜ宇宙から来たのか、少しわかるようになっています。
大きな流れとして、ボーイミーツガールストーリーであり、主人公・ヒビキは、ヒロインと関わることで、昔彼女に命を救われていたことや、ウタの正体、そして本当の「自分」がわかり、そんな彼女に少しずつ惹かれていきます。彼女に触れたいのに、彼女は触れられると泡になってしまうため、逃げる仕草が切なく、ウタもヒビキのことを想っているのに触れられず、悲しそうな感じがしました。彼女が、自己犠牲的にヒビキを助けようと彼に触れたときは、なんだかホッとしました。泡になっても、ヒビキとウタは分かり合えているようにも見えました。ここは人魚姫の話と違うところです。ヒビキたちと船で一緒に暮らす女性科学者のマコトのセリフで、すべてのものは原子レベルに崩壊して、最終的には一つになれるというセリフを言うシーンがあり、量子力学的な世界の捉え方が面白いなと思いました。エヴァンゲリオンの人類補完計画を彷彿しました。
ヒビキたちのバトルクルーチームは、かなり運動量が多くて、息が切れないところとか人間の動きとは思えないアクロバットは、ファンタジーアニメの醍醐味だなと思いました。

ミッドサマー / Midsommar
3

深い怖さ

一言で言ってしまうと、とんでもなく衝撃的な映画です。しかも良い意味ではなく、わるい意味で記憶に残ってしまうでしょう。たいていこういう映画は暗い感じの色合いで出すてますけど、「ミッドサマー」は、一見白さが目立つ明るい感じで告知してるので、気軽に見てしまうとこういうたぐいの映画を見慣れていない人、好きでない人には衝撃が強いでしょう。お勧めできません。こう書いておくと、見たい人は見てしまうかもしれませんね。これは昔ながらの共同生活や、隠れた世の人に表沙汰に知られていないような密教みたいなものです。間違いなく歴史に残る印象的な作品ですだと言えます。とにかく、ホラーできませんと言ってもおばけとかの部類ではなく、気持ち悪さ、人の狂気といったものが凄すぎるんです。ストーリーは家族を失ったダニーが新たな家族を得るまでの一連です。こう一言で言ってしまえば簡単な内容に聞こえますね。スウェーデンという国は個人的に大好きですし、素敵な国だったのですが、そう思ってきているからこそ余計ギャップが激しすぎる為気持ち悪かったです。90年に一度なぜ夏至祭を、行うのか最後に謎が解け納得しました。これを見てから旅行なんかでよく祭などやっていると楽しそうです一緒に踊りに入ったりしたいと思えなくなりました。

クワイエット・プレイス / A Quiet Place
7

無理でしょって思いながら見た。

最初から子どもが…だったので、ちょっとへこみました。音を出すとダメだなんて、すごく嫌な設定です。そんな中出産があるとか、一体どういうことやねんとずっとゾクゾクしていました。そして出産シーンが始まっちゃって、見てられなかったです。生まれたての子とか、泣くし、それが呼吸だし、無理ゲーです。このまま、パニックもので、みんな死んじゃうんだろうかとか思っていたら、意外に弱点とかもわかって、なるほどって感じでした。その弱点は、よくよく考えるとわかりそうな弱点だったけど、きっと、政府の人も、大人もパニック状態だったのでしょう。最終的に化け物をやっつけれそうで、スカっとしました。キャストもみんなよかったです。声が出せないから、表情演技が多かったけど、それがうまくいっている感じでした。女の子とか、すごくよかったです。彼女と弟がサイロに落ちちゃって…ってシーンが好きです。あと、お母さん役の役者さんも結構好きな役者だったので、見ていて楽しかったです。ホラーで短め作品なので、ちょっとしたときに見れます。あんまり複雑なストーリーでもないし、ただ、化け物系を見て怖がりたいってときにぴったりだなと思いました。なかなか面白い映画でした。

パスピエ
10

パスピエの魅力について

お題が人におすすめということだったので、直ぐこのバンドの名前が浮かんできました~「パスピエ」
構成が4人組のバンドで今人気のあるキーボードを添えた・ベース・ギター・ドラム、そして女性ボーカルです!
※ドラマーはサポートメンバーです。

何故このバンドを推したかというと、音楽性の幅にあります!
ジャンル的には邦ロックだと思いますが、シティポップやロック等いろんなサウンドを楽しむことができるバンドではないかな!?と個人的に思います。
フジファブリックや相対性理論、声がYUKIに似てるのでそのあたりが好きな方はぜひ聞いてもらいたいです!

おすすめな作品を紹介したいと思います~
1つ目は1mini『わたし開花したわ』です。
名刺代わりのような作品になっており、1つ1つの作品が独特です。
彼らのライブ鉄板曲「チャイナタウン」が収録されております。アップテンポでボーカルのかわいい声が堪能できるかと思います^^
他に「電波ジャック 」があります。この曲も人気曲でポップなパスピエのサウンドを象徴するような楽曲になってます。
2つ目は「&DNA」です。
この作品は語りつくせないほど、パスピエの魅力が詰まった作品となっており、冒頭で”いろんなサウンドを楽しむことができる"とあったように、聞いていただければ彼らの良さ悪さが分かると思ってます。
あえて、このアルバムからおすすめの曲を紹介したくないです(笑)全て聞いてみて自分で評価してもらいたいです!

他にもオススメしたいアルバムや曲がありますが、まず「youtube」でパスピエと検索していただき、彼らの音楽を耳にしてもらいたいです。
音楽が嫌いな方じゃなければ必ず感じるものがあると思います。

NiziU / ニジュー
10

デビュー一周年を迎えた今だからこそ伝えたいNiziU

2020年、虹プロジェクトというオーディション番組から誕生した9人組ガールズグループ「NiziU」。名前だけなら知っているという人も多いと思います。朝の情報番組で少し見ていたけど今は…という人にこそ見て欲しいNiziUは曲のクオリティ―もさることながら、成長していく過程に驚く大きなバネを持ったグループです。

YouTubeにグループのチャンネルを有しており、MVやDance Practiceを通してその様を気軽に目の当たりにできるのも良い点であり、特にデビュー曲である「Step and a step」はDance Practiceを約6か月空けて2本出しているため 彼女達の成長した姿を視聴できます。
まだ駆け出しの少女だった9人が美しく磨かれているだけでなく、ダンススキルが向上し作品を共有する空気感がより一層まとまっており 絆を深め練習を繰り返したことが画面越しに伝わってくるものでした。またプロフェッショナルな姿とは裏腹に、9人のキャラクターがよく分かるコンテンツでは等身大の彼女達を見ることも出来ます。
グローバルグループを目指し、英語バージョンの曲もいくつか配信されているので様々な角度から楽しめ、世界に羽ばたいていくまでの姿を是非応援したくなるグループです。

MONSTER(漫画) / モンスター(漫画)
10

真犯人を追う医者と刑事の物語

物語はドイツとチェコを舞台に繰り広げられる。天才脳外科医の主人公Dr.テンマはある日院長の命令を無視して頭を銃で撃たれた子供の手術を行い、出世街道から外されてしまう。それから数年経ったある日、テンマが執刀した患者が病院を抜け出す。患者を追ったテンマが廃墟となったビルでその患者を見つけるとその患者は何者かに銃殺されてしまう。暗闇から現れたその犯人は、テンマが救った子供が大きくなった青年であった。実はその子はとんでもない殺人鬼Monsterだったのだ。テンマは自分が救った子供が殺人鬼であったことを知り、その子を止めようと奔走する。しかし、テンマのいく先々で多くの命が奪われていく。それと並行してルンゲという刑事がテンマの周りで起きる殺人事件を追っていく中で、犯人がテンマではないかと考える。テンマは二重人格者で本当はテンマのもう一つの人格が殺人を犯していると推理する。自分がMonsterの命を救ったことで多くの命が奪われていくことを止めようと奮闘するテンマと、そのテンマを追うルンゲ。果たして真犯人はテンマの追う青年なのか、ルンゲの追うテンマなのか。本当のMonsterは誰なのか。最後の最後まで真犯人を追う2人の攻防にドキドキが止まらない最高の作品です。

まなつ
8

これから流行るバンドです!

『まなつ』という東京都町田発の2015年に結成された3ピースロックバンドです。メンバーはBa.ボーカルのいたやボーイ、Gt.コーラスのアリー、Dr.コーラスのほたて。私が初めて聴いた曲が「夢でみたような」でしたが、ボーカルの声がWANIMAのKENTAにそっくりで、声だけ聴くとWANIMAと思う方もいらっしゃるかもしれません。
徐々に認知はされてきており、キャッチーなメロディや歌詞はロックに慣れない方でも日本語で歌っているので聴きやすいかと思います。
そして、一度聴いたらボーカルいたやボーイのハスキーで真っ直ぐな声はすぐにハマること間違い無しでしょう!
まだまだ、バンド界では駆け出し中ですが2020年に「あたたかくなった頃には」がtvkプロ野球中継 横浜ベイスターズ熱烈LIVEのテーマソングにもなっています。またラジオ番組のFM横浜でも「すれすれでいいじゃん!?」を現在放送しています。

本人たちはTwitterもしていますが、応援しています!などツイートしたら返事が来る事もあり、身近な存在に感じてきます。これから人気が上がっていけば、そのやりとりも難しくなるかも?

YouTube上で「まなつ バンド」と検索すればMVがあるので是非見て頂きたいバンドの一つです。

思い出のマーニー / When Marnie Was There
8

癒しを求めた映画

思い出のマーニーはジブリ映画の一つですが、トトロや魔女の宅急便と比べるとあまり有名でないかもしれません。だから見たことないなと思う人はぜひ見てください。

物語の内容は主人公である思春期の少女が学校に馴染むことができず、学校を離れ田舎の親戚のもとで自分自身と向き合っていく、というものです。
主人公の少女は、親戚のもとで過ごすうちに無口なおじさんや同年代の人々とも触れ合いますがどこかぎこちない。

そんなある日、近所の湖にあるキレイな廃墟の館で金髪の少女と出会います。
金髪の少女との出会いから主人公と金髪の少女に関わる秘密が少しずつ紐解かれていきます。最後の展開のあたりでは感動し、そして優しい気持ちになれます。

恋愛映画ではなく、ドキドキする展開も少ないために終始安心していられます。
この映画のいいところは全体を通して風景が非常に色鮮やかに描かれていることです。舞台は日本でありながらも色彩の豊さに驚き、幻想の中にいるのではないかと錯覚します。
どこか哀愁が漂い続ける雰囲気ですが、前述した色彩の豊かさが雰囲気にあっておりとても穏やかな気持ちになれます。
プリシラ・アーンさんが歌う映画の主題曲もとても優しい雰囲気で映画を見終わった時、心の穏やかさにきっと驚くことでしょう。