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moon_night6のレビュー・評価・感想

アオのハコ
9

学校生活でのスポーツと恋愛が混ざった青春を感じられる作品です

ヒロインの2人が可愛すぎる…。これだけでマンガをどんどん読み進められます。

舞台はとある高校。主人公の大喜はバドミントン部に所属しています。
幼馴染でヒロインの1人の雛は新体操で全国大会出場者。もう1人の千夏は学年が1つ上でバスケ部のエース。
千夏の親が海外へ転勤することがきっかけで、大喜の家で千夏が居候することとなりました。
当時は「朝練に行くといつも居る千夏先輩がおれの家に…」とパニックになる大喜でしたが、次第に憧れから好きに変わっていきます。そんな大喜の変化を幼馴染の雛は気づきながら過ごしているうちに、雛自身が大喜を好きなことに気づき、突然告白します。

そんな恋愛アニメ感が満載でキュンキュンしてしまうのですが、部活シーンが随所に入ってきます。
チーム内にもライバルがいて勝てない、全国大会に出れないことで苦悩する大喜。
念願の全国大会には出場したものの、その後の県大会で敗れ悔し涙を流す千夏。
全国出場は当たり前で、大会では優勝できないなにかを探す雛。

3人が抱えて過ごす高校生活と、それを見ている登場人物が恋に落ちたり付き合ったり、非常に目が離せない内容になっています。そして軽井沢へ行ったときがきっかけで、大喜と千夏は付き合うこととなります。この漫画で1番のシーンではないかと思います。

個人的には現在付き合ってはいますが、この主人公とヒロインの三角関係は更に変化する(いや、してほしい)と思っています。皆さん、是非読んでみてください。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
6

「鬼滅の刃」がこれだけ多くの人に受け入れられているのは他の作品を深く理解して取り入れているからである

「鬼滅の刃」は全世界的に高評価を得ていて、コロナ禍で疲弊した映画業界に多大なる貢献をした事実は間違いありません。この高評価の理由で最大の要因はストーリーの秀逸さだと見聞する意見が多くなっていて理解できますが、ここまであらゆる年齢層に受け入れられたのは既に発表されている優秀な作品を作者が見ていて、そこから自分なりの解釈を加えて原作内で上手に取り入れてきたからだと言えます。
設定は異なっていても日本刀を使って異界の者を討伐する作品はいくつもあり、その中では主人公が少しずつ成長する段階で普通の人間では習得できない特殊能力を得られるという表現方法もあります。また敵についても血液によって自分と同じ形態に変化させるのはゾンビ映画では定評ですが、そこから進化することで人間とは異なる生体になって特別な力が備わるという作品もあります。また人肉を好んで食するというものも多くの作品で描かれていて、「鬼滅の刃」はこれらを纏めて上手に使っていることで多くの人に受け入れやすくなっていると考えられます。
特筆すべき設定が無いのでアンチになる人をできるだけ排除していて、敵側だけが敗退するのではなく味方側も戦いに敗れると死亡してしまうと当たり前の世界を描いていることも作品そのものを飽きさせない要因であり、そこに基本にある家族を大切にする主人公の正義感が正当な主人公像を構築していて、嫌みを感じさせずに愛着を持たせた理由になっています。

海よりもまだ深く
8

元家族感が伝わってくる

阿部寛の演じる良多がまぎれもないダメ男でした。いやいや養育費払えよって思うし、元鞘にもどるわけなんかないのに、まあいいじゃんみたいな感じが嫌でした。お母さんもね、元夫婦どっちもに泊まってけばとか、子どももいるし、別れても家族でしょって思ってるんだなってのが伝わってきました。樹木希林演じるお母さんはどこか達観しているし、きっと元嫁も彼女を嫌いではないのでしょう。でも、わかってないなって感じがしました。なんだかんだいって、母親はは母親で息子がかわいいのかもしれません。小説もかけず、うだうだしているのを怒ってはみても、でも大事なんでしょうね。
小林聡美さん演じる良多の姉もいい味を出していて、ほんとにどこにでもいる元家族って感じがひしひしと伝わってきます。良多はダメなやつっていったけど、そうなっちゃったのにもいろいろ事情があるでしょうし、彼が今までのこととか後悔したり、息子のことを思ったりしているところは同情してしまいます。両親の間に挟まれる子どももかわいそうでしたし、なんだか、人って悪い面もあるし、いい面もあるということを教えてくれているようです。すごく、この監督さんらしい人物の描き方だなあと思いました。

B'z / ビーズ
10

全ての曲がヒットするミュージシャン

デビュー数十年になるはずのロックバンド、B'zですが、いついかなる時代においても出された曲は必ずヒットを連発してきました。
ひとたび新曲が発売されれば、どこで耳にしたかも記憶にないはずなのに、いつのまにか口ずさんでいる自分がいます。
聞いた事ないけど、この曲かっこいいな、と思ったら、100%B'zの新曲だったりします。
いろんな時代に生きてきた筈なのに、その都度、時代にあった曲とは何かを模索しながら作詞作曲されて来たという事でしょうか?素晴らしすぎます。
ある知人が、病で入院していて何度も手術を繰り返していた時期があり、そんな時B'zの曲に励まされたと聞いています。
「嫌な事なんか勢いで吹き飛ばしちまえ!」というようなメッセージの印象を強く受ける作品が多いです。
一方恋愛の歌もかなりの数を出されています。
曲に出てくる女性が、本当にどんな魅力を持った女性かがイメージできるほど、いつもリアルな歌詞が盛り込まれています。
しかも女性を持ち上げるだけでなく、男性の切なさもちゃんと描かれているので、とても共感を得る事ができます。
ゆったりとした暖かい曲、スピード感あふれる元気の出る曲、女性、男性両側の目線から描かれた恋愛の美しさや切なさを歌った曲などバラエティに富んだ作曲をされていてしかも毎回ヒットという、まさに天下無双のロックバンドと言えるのではないでしょうか。
海外にもここまでのミュージシャンはそういないのではないでしょうか。