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mimikstyleのレビュー・評価・感想 (2/2)

アラクニド
9

蟲の能力を活かした殺しのスペシャリスト達のバトルが面白い!

この作品の主人公は普通の女子高生だったのだが、生天性集中力過剰という一種の病気を持っている事がキッカケで蜘蛛の能力を身に付ける事となる。
その女子高生が中心となって世界中に存在する蟲達の能力を生まれながらに持っていたり、その能力を身に付けた者たちが殺し合いをしていく。

蟲達は実際弱肉強食の世界を生き抜いて行くために身に付けた能力であるため、人間でその能力を再現すると、とんでもない力になる。
その力のぶつかり合いの迫力はかなりのもので、力に特化した者、素早さに特化した者、罠を張って待つ者など多くの種類の蟲が登場する。

バトルシーン中はその蟲の特長や情報が丁寧に説明されるので、その攻撃方法をする理由などが全て納得した上で読むことが出来るのも面白さの一つです。
バトルシーンだけではなく、ストーリーもしっかりしていて「まさかこの蟲が勝つなんて」とか「この人も蟲だったのか」などといった予想外の展開も沢山あり内容がとても濃いです。
全14巻で完結していますが、セリフや説明の文字数は少なめなのでスピーディーに読めると思います。

個人的には終わり方が少し中途半端な気もしたのですが、読んだ人それぞれ感じ方が違うという終わり方もまた奥深さがあって良いなと思いました。
虫が苦手という方でも虫に興味を持てるようになるんじゃないかと思うくらい虫の知識が増える作品です。

REC/レック
10

究極のパニック・ホラー!

本作はビデオカメラを使ったモキュメンタリー作品。登場人物の一人としてそこにいるかのような、不思議な感覚になれます!そして何と言っても、極上の恐怖と緊迫感を味わるのが魅力だと思いました。

本作を見る人はパブロ(カメラマンの男)となり、レポーターの主人公とともに消防士を密着取材するのですが、とあるアパートから通報が入り…ここからが恐怖のはじまりとなります。
カメラに映るゾンビ化した感染者達、アパートに閉じ込められパニックになる人々…。最初の感染者と思われる老婆のシーンは怖いというより、痛々しいです。冒頭では笑顔を浮かべていた消防士も、一気に表情が険しくなりパニックに。見ているこちらもつられてパニックになりそうで、心臓がバクバクしました。繰り広げられる血まみれの惨劇に、思わず主人公も叫びまくります!唯一落ち着いていたのは、パブロだけだったかな(笑)。あんな状況の中で冷静にいられるのはすごいです…。
全体的に怖いですが、特にラスト10分がやばい!暗闇の中でのビデオカメラは最恐です!ある意味本作の見どころですね。物語は謎のままで終わりましたが、続編など作らず、あのままで終わってよかったと思います。本作だけでも十分楽しめますよ!

UVERworld / ウーバーワールド / SOUND極ROAD
10

UVERworldの素晴らしさについて。

曲がとても素晴らしく、元気を与えてくれます。
歌詞には「全部やって確かめりゃいいだろう」などのフレーズが入っていて、努力することや,
一生懸命取り組むことの大切さ、行動を起こすことのかっこよさ、信念を持って生きることがどれだけかっこよく、素晴らしいかということを教えてくれます。
また、LIVEのMCは、悩みなどを全て吹き飛ばしてくれるような力を持っていて、私が受験や交友関係などで悩んでいた時も、ボーカルのTAKUYA∞の言葉にとても励まされ頑張ろうと思いました。また、バンド構成にサックスがあり、他のバンドでは聞けないようなソロやおしゃれな始まりでとても盛り上がります。

ボーカルのTAKUYA∞はとても自分にストイックで、その人の放つ言葉だからこそ説得力があり、とても尊敬しています。メッセージを伝える曲だけでなく、ラップ調の少しふざけた曲や下ネタ混じりのMCなどもあり、ライブに行くと泣き笑い、とても盛り上がります。そしてなによりファンとメンバーの一体感がとても強く、ステージにファンを上げてバラードを歌ったり、盛り上がりすぎて体調不良になってしまったファン同士が助け合ったりと、会場全員で良いライブを作ろうという意識が強く感じられます。

スポットライト 世紀のスクープ / Spotlight
9

信仰と報道ー真実が向かう行先

神父による児童虐待を暴いたボストングローブの記者たちを描いた作品。
カトリック信者にとって心の拠り所となる神父による児童虐待。その事実にも衝撃を受けるが、事件そのものを何年にも渡り、組織で隠ぺいし続けていた、というにわかには信じがたい目を背けたくなるような真の事実にはまさに「開いた口が塞がらない」状態。その規模の大きさに、劇中でその事実が明るみに出たシーンで記者たちが言葉を失くしたように、私もまさに言葉を失くし、吐き気すら覚えた。体験者の団体、SNAPの代表の「精神のレイプ」と訴える言葉、「priests...!」とつぶやくセリフが胸を貫く。
ボストン、というカトリック教徒が比較的多い地域で、その事実を知り、公表することの辛さ、難しさ。それでも真実を追い続けた記者たち。取材をしていく中で家庭やプライベートや、自らの信仰心をも犠牲にしながらも真実を追い続ける姿は、まさに記者とは、報道とは何なのかというその神髄を見るようだ。そして取材の中で見える様々な人たちのすべては、現代のアメリカ、カトリックの姿を浮き彫りにしている。
エンディング、記事となって世にで出たシーンは本当に爽快で、真実の反響は凄まじいものであったのだが、実はつい先日もペンシルバニアで70年にも渡る児童虐待が明るみになっている。まだ続いているのである。今カトリック教会は次々に起こされた裁判で破産が相次いでいる。私はこの映画をきっかけにボストングローブのネット版を定期購読している。スポットライトも健在で、この児童虐待も加え、さまざまな記事を提供し続けてくれている。この映画を通じて、キリスト教の人も、そうでない人も何かを感じてもらいたい。

多田くんは恋をしない / 多田恋 / ただこい / Tada Never Falls in Love
7

カメラマン志望の男子高校生×次期女王…王道恋愛アニメ!

最初はカメラメーカーが協力しているアニメという事で視聴を始めました。
しかし、カメラや写真要素が抑えられていて、どちらかと言うと、キャラクターの魅力と心情描写が詰まっている王道恋愛アニメでした。
後々知ったのですが、月刊少女野崎くんの制作スタッフが監修でした。

ヒロインのブロンド髪のテレサワーグナーちゃんは、ラルセンブルグ(恐らくルクセンブルクがモデル?)の王様の1人娘で次期女王です。お高く止まったお嬢様キャラではなく、日本大好き天然で天真爛漫娘。
主人公の多田くんは、喫茶店を経営するお爺ちゃんと、妹と、ニャンコビックと言う猫と一緒に住むカメラマン志望の高校生。
自分大好きだけど友達思いの伊集院、テレサの面倒役のアレク、何かとヌードを撮りたがる写真部部長はじめちゃん、内緒でグラビアアイドルをやっている真面目な優等生・日向子ちゃん、動物好きなのに動物にことごとく嫌われる山下けん、多田くんのしっかり者の妹ゆいちゃん、テレサの婚約者のシャルル。

この作中は性格の悪いキャラクターが居ません。
だからこそ、キャラクターの皆の感情の交錯が見ていてとてもつらい気持ちになります。
作中の随所…和やかなシーンやシリアスなシーン、時にはヒロインの頭の中で、突如始まるれいん坊将軍と言う時代劇シュールな笑いを誘います。れいん坊将軍、正義の皮をかぶっていますがとても理不尽なヤツです。

最終回は賛否両論意見がありますが、私はとても良かったと思いました。

GOD EATER / ゴッドイーター / GOD EATER BURST
8

笑いあり涙あり

GOD EATERは、アラガミと呼ばれるモンスターを狩りながらストーリーを進めていくゲームです。
アラガミを狩り、装備を作る、というシステムが基本なので、それだけだとよくある狩りゲーのようですが、違いはひとつの武器(神機)で銃形態、剣形態、盾形態に戦闘中に切り替えることが出来るところにあると言えます。他に、敵を捕食し能力を高めることが出来るという点も大きな違いと言えます。
さらに、銃のバレッドを改変できるバレッドエディットというシステムもあります。
GOD EATER特有のシステムが数多く、他の狩りゲーとの差別化は図れているといえます。
ゲーム内設定も細かく、人類が滅亡の危機に立たされているというシビアなものです。それでいてほんのり温かく、エンディングでは感動し、わたしは泣いてしまいました。
また、個人的にはゲーム内の音楽も大変気に入っています。戦闘BGMは勿論ですが、特に『神と人と』は素敵な楽曲です。
主人公のキャラメイクも細かく設定が出来ます。
CPUもそれぞれ個性豊かでストーリーにもしっかり絡んでくれるので愛着が持てます。
声優陣もとっても豪華なので声優ファンの方も楽しめること間違いなしです。