REC/レック

REC/レック

『REC/レック』とは、2007年11月に公開されたスペインのホラー映画。日本では2008年6月に公開された。監督はジャウマ・バラゲロとパコ・プラサが務めている。テレビのドキュメンタリー番組制作に関わっている女性レポーターのアンヘラは、通報を受けた消防隊に同行してあるアパートを訪れる。アパートには血まみれの老婆がおり、彼女はやってきた人々を次々と襲い始めた。本作は、手持ちカメラを使った主観撮影によるモキュメンタリー作品である。作品はスペインで大ヒットを記録し、2008年にハリウッドでリメイク版が公開された。

mimikstyleのレビュー・評価・感想

REC/レック
10

究極のパニック・ホラー!

本作はビデオカメラを使ったモキュメンタリー作品。登場人物の一人としてそこにいるかのような、不思議な感覚になれます!そして何と言っても、極上の恐怖と緊迫感を味わるのが魅力だと思いました。

本作を見る人はパブロ(カメラマンの男)となり、レポーターの主人公とともに消防士を密着取材するのですが、とあるアパートから通報が入り…ここからが恐怖のはじまりとなります。
カメラに映るゾンビ化した感染者達、アパートに閉じ込められパニックになる人々…。最初の感染者と思われる老婆のシーンは怖いというより、痛々しいです。冒頭では笑顔を浮かべていた消防士も、一気に表情が険しくなりパニックに。見ているこちらもつられてパニックになりそうで、心臓がバクバクしました。繰り広げられる血まみれの惨劇に、思わず主人公も叫びまくります!唯一落ち着いていたのは、パブロだけだったかな(笑)。あんな状況の中で冷静にいられるのはすごいです…。
全体的に怖いですが、特にラスト10分がやばい!暗闇の中でのビデオカメラは最恐です!ある意味本作の見どころですね。物語は謎のままで終わりましたが、続編など作らず、あのままで終わってよかったと思います。本作だけでも十分楽しめますよ!