究極のパニック・ホラー!
本作はビデオカメラを使ったモキュメンタリー作品。登場人物の一人としてそこにいるかのような、不思議な感覚になれます!そして何と言っても、極上の恐怖と緊迫感を味わるのが魅力だと思いました。
本作を見る人はパブロ(カメラマンの男)となり、レポーターの主人公とともに消防士を密着取材するのですが、とあるアパートから通報が入り…ここからが恐怖のはじまりとなります。
カメラに映るゾンビ化した感染者達、アパートに閉じ込められパニックになる人々…。最初の感染者と思われる老婆のシーンは怖いというより、痛々しいです。冒頭では笑顔を浮かべていた消防士も、一気に表情が険しくなりパニックに。見ているこちらもつられてパニックになりそうで、心臓がバクバクしました。繰り広げられる血まみれの惨劇に、思わず主人公も叫びまくります!唯一落ち着いていたのは、パブロだけだったかな(笑)。あんな状況の中で冷静にいられるのはすごいです…。
全体的に怖いですが、特にラスト10分がやばい!暗闇の中でのビデオカメラは最恐です!ある意味本作の見どころですね。物語は謎のままで終わりましたが、続編など作らず、あのままで終わってよかったと思います。本作だけでも十分楽しめますよ!