臨場感溢れるゾンビ映画
『REC/レック』は2007年にスペインで公開されたホラー映画で、モキュメンタリー仕様の作品です。
消防局の取材に来たTVリポーターとカメラマン達が、通報があったアパートの中で隔離され、惨劇に巻き込まれるといった内容で、映画全編を通して、カメラから見た一人称視点で繰り広げられる作品で、映画を観ている人もまるで、その場にいるような臨場感を体験できます。
カメラに向かって全速力でダッシュして来るゾンビ達がとにかく怖く、ゾンビ映画好きの方や、ホラー映画ファンの方達にオススメしたい作品です。狭いアパートの中を、上から下まで必死に逃げ回る様子は、ハラハラドキドキします。
無名の役者の人達を起用していますが、その演技力も素晴らしく、最後まで緊張感の溢れた展開が繰り広げられます。映画本編の収録時間も一時間半程の作品で観やすく、余計なシーン等も無いため、最後まで恐怖に集中する事ができます。
ゾンビ達の襲撃から逃れつつ、徐々に事件の真実が明るみになって行き、アパートの最上階で繰り広げられる驚愕のラストは必見です。また本作品はその後シリーズ化され、ハリウッドでもリメイク版が制作されていますが、緊迫感に溢れた恐怖を体験したいなら本作品がオススメです。